屋根塗装に使用する塗料には、どういった種類があるのでしょうか。遮熱塗料や断熱塗料といった機能性の高い塗料も使われています。屋根塗装での塗料の選び方について、耐久年数や費用の面などから解説していきます。
屋根塗装に使う塗料の種類
屋根塗装に使われる一般的な塗料の種類には、ウレタン塗料やシリコン塗料、フッ素塗料があります。どちらかといえば、屋根塗装ではシリコン塗料が選ばれるケースが多いです。フッ素塗料はこれまで、ビルや橋梁などを中心に使われてきましたが、住宅の屋根や外壁で採用されるケースも増えています。アクリル塗料は耐久年数の問題から、屋根塗装にはほとんど使われていません。 屋根塗装に使用される機能性を付加した塗料では、遮熱塗料や断熱塗料などが挙げられます。
遮熱塗料は赤外線の熱エネルギーの反射作用で屋根の表面温度の上昇を抑えて、室内の温度上昇を緩和するものです。一方、断熱塗料は、赤外線の熱エネルギーを反射させるとともに、吸収した熱エネルギーを放熱する機能も持っています。また、断熱塗料は夏の暑さ対策だけではなく、冬、室内に寒さが伝わるのも緩和することができます。
耐久年数での塗料の選び方
屋根に使用される塗料を耐久年数の長い方から並べると、フッ素塗料が15~20年、シリコン塗料が10年~15年、ウレタン塗料が8年~10年という順番になります。遮熱塗料や断熱塗料も、15年~20年程度です。
ただし、屋根は外壁よりも、紫外線や赤外線、風雨の影響を受けて過酷な条件下となるため、同じ塗料で同時期に塗装しても、外壁よりも耐久年数が劣ります。耐久年数の長い塗料を選ぶと、塗り替えのメンテナンス周期を長くとることができます。
費用での塗料の選び方
屋根塗装に使われる塗料を費用の面からみていくと、ウレタン塗料が安く、ついで、シリコン塗料、フッ素塗料の順番になり、耐久年数と費用が比例しています。そのため、屋根塗装には、価格と耐久年数のバランスがよい、シリコン塗料が選ばれることが多いのです。フッ素塗料は高価ですが、塗り替えのメンテナンス周期を長くとることができますので、長い目でみると費用を抑えられることもあります。遮熱塗料はシリコン塗料よりもやや高価ですが、断熱塗料よりはリーズナブルな価格帯となっています。
屋根塗装に使用する塗料は、高額な費用を払って耐久年数の長いものを選ぶか、一時的な出費を抑えるために安価なものにするかという選択です。建物自体の寿命も考慮して検討しましょう。
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