2017年11月13日

窓の上手な選び方とリフォーム時の注意点

窓は光を取り込んだり、室内の空気を入れ替えたりするための重要なアイテムです。窓まわりの不満を解消すれば、暮らしはより快適になります。ここではシチュエーション別に最適な窓の選び方をご紹介します。また、窓リフォームを行うときの注意点についても解説しますので、窓リフォームをお考えの方は参考にしてみてください。

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出典:photo-ac.com

窓まわりの不具合を改善して居心地のいい空間をつくろう

キッチンのリフォームや、お風呂周りのリフォームをすると、明らかに使いやすさなどは改善しますよね。
それに対して窓リフォームは、行ってもそのありがたさが目に見えにくく地味だったりもします。

一方、窓まわりの不具合は放置しておくと、住み心地の悪さに直接つながります。
開け閉めがスムーズでない窓や、結露が発生する窓、外気を通してしまう窓は、そこで暮らす人にとっては過ごしにくさを感じさせ、小さなストレスにもなります。

最近は高機能な窓がいくつも開発され、10年、20年前と比較すると、その選択肢の幅が大きく広がっています。
断熱性や防音性に優れた窓だけでなく、窓の操作性を高めるためのアイテムを活用することで、居心地のいい空間へと変えることができます。

窓まわりに不満を感じている方は、窓リフォームを検討してみましょう。ストレスのない素敵な窓がきっと見つかります。

窓まわりの不具合別・窓の選び方

それでは次に、窓まわりの不具合に応じた、窓の選び方についてご紹介します。

結露が発生する

窓の悩みで多いのが結露ではないでしょうか。外気との温度差により結露が発生すると、カーテンにカビを発生させてしまうこともあります。
窓に結露が発生する場合の窓選びは次の2点です。

  • 断熱窓
  • 二重窓or複層ガラス

結露には北海道などで使われている、樹脂サッシを使った断熱窓が最適です。
理想としては、それに複層ガラスを組み合わせます。窓の交換ができない場合は、内窓をつけて二重窓にすることで改善できます。

熱が窓から出入りして冷暖房の効きが悪い

冬場に窓の近くに行くと、空気がひんやりしているのを感じたことがあるかと思います。
熱は窓を通じで出入りするため、冬場は室内の熱が外に流出し、夏は窓から熱気が入ってきます。

それらを防ぐためには断熱性が求められます。
断熱性を持たせるための窓は上記でご紹介した結露を防ぐ窓と同様です。
断熱窓を採用し、複層ガラスにするか内窓を付けて二重窓にしましょう。

道路の交通量が多く、外がうるさい

家の近くに幹線道路のような大きな道路がある場合、夜中でもうるさくて眠りの妨げになることがあります。
このような問題は、下記のような窓に変えることで解決できます。

  • 内窓を付ける
  • 防音ガラスに変える

最も効果が高いのは内窓をつけることです。
内窓を付けただけで40dBも音量が下がりますので、とても大きな音でもしないかぎり、騒音問題は解決できます。
防音タイプのガラスに変えるだけでも、問題なく日常生活を送ることができるレベルにまで音を遮ることができます。

近所に空き巣が発生して不安

空き巣が侵入してくる経路の約70%が窓です。 そしてその半数がガラスを割られての侵入です。
空き巣は侵入に5分以上かかると諦めることが多いため、窓ガラスにも防犯性を持たせたいところです。
そんなときに適した窓リフォームが下記になります。

  • 二重窓
  • 防犯合わせ複層ガラス
  • シャッターの取り付け

二重窓にすることで、ガラスを割るにしても手間がかかります。
鍵も開けにくくなるため、二重窓になっている時点で空き巣が侵入を諦めてくれることもあります。

また割れにくい防犯合わせ複層ガラスを採用することも、空き巣の侵入を防ぐことができます。
さらにシャッターを設置すれば、防犯対策をしている家という認識を受けるため、空き巣に目をつけられる確率が大幅に下がります。

窓リフォームをする際の注意点

窓リフォームをするときには建築基準法を守りつつ、家の強度なども考えなくてはいけません。
窓の設置にも定められたルールがあります。ここではそんな窓リフォームを行うときの注意点について説明します。

窓の大きさは床面積の1/7以上

建築基準法では、家の居住区域について、床面積の1/7以上の窓が必要であると定められています。
既存の窓よりも小さな窓に変えるような場合や、窓そのものを撤去しようというときは、専門家と相談してリフォームを行うようにしましょう。

窓を増やせないことも

部屋をもっと明るくしたいから窓を増やそうとしても、不用意に窓を増やせないことがあります。
家によっては壁が家を支えている構造になっていることもあり、そこを窓にしようと穴を開けてしまうと家の強度が低下します。

窓を設置した場所に重要な柱が隠れていることもあるため、むやみに大きくすることもできない場合があります。
窓を増やすときは図面を確認し、設置しても問題ない場所に増設しましょう。

大きな窓は防犯性の低下につながる

通行人が多い通りに面した窓を大きくするときには、外から中が見えすぎてしまわないかに注意してください。
フェンスなどで目隠しをするのも効果的ですが、室内での快適さが失われることもあります。

何のために窓を大きくしたか、その目的を見失いかねません。
窓を大きくするときは、防犯性や外からの視認性をよく考えて行いましょう。

まとめ

窓まわりの不具合を解消すると、日々の生活からストレスが減り、室内を居心地のいい空間にすることができます。

結露や騒音などで悩まされている方は、それぞれの問題に適した窓リフォームを行い、室内環境を改善させましょう。
窓を変えるだけで住み心地の良さは大きく変わります。

また、窓は自由にリフォームしてもいいものではなく、ある程度の制約があります。
ここでご紹介した注意点を意識して、理想の住空間を整えるための窓リフォームを行いましょう。

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