サッシを改修する意味
サッシは雨風などの外界の厳しい環境にさらされ、経年と共に劣化します。
使用方法や頻度によって消耗速度もその具合も変わりますが、劣化が激しければその分サッシの機能性は著しく落ち、開閉がしづらくなったり、結露の発生や騒音、気密性の低下などの問題が発生します。
窓は外部と室内を遮断するものでもあり、住環境に直接影響を及ぼすものです。
快適な住環境のためには窓ガラスだけでなく、サッシにも改修が必要となります。
高性能のガラスを採用しても、サッシの性能が悪ければ高い機能は期待できませんが、サッシもを見直すことで気密性や遮音性、操作性の向上が期待できます。
サッシの改修方法
既存の枠を利用する
サッシの機能性をUPさせたいという場合、既存のサッシを基盤に新しい窓枠を取り付けるカバー工法が代表的です。
一から新しいものへ交換するよりも費用がかからないというメリットがあります。
また、工期が短く居住したまま施工が可能です。
カバー工法は既存のサッシの上に新しいサッシを設けるため、改修後はやや開口部が小さくなることがあります。
しかし最近では下枠の段差を小さくし、開口部をほぼ変えずに広く確保できるものもあります。
新設するサッシの下枠と既存のサッシの下枠がほとんど同じ高さとなるため、ベランダの出入りの際のつまづきなども解消できます。
既存のサッシを撤去する
はつり工法
既存のサッシの周りや躯体などをはつり取り、新しいサッシを取り付けます。
改修前と同程度の開口部の確保や、大幅な改修も可能です。
しかし、騒音や振動などが発生するため、居住したままでの施工は難しいです。引き抜き工法
既存の枠を工具を用いて撤去し、サッシを新設します。
はつり工法より騒音や振動が少なく、カバー工法以上の開口部の確保が可能です。
しかし、既存の枠が硬く固定され過ぎていると、枠を引き抜くことができず、はつり工法を選択せざるを得ない場合があります。
サッシ改修で利便性を高めるために
単版ガラスを複層ガラスにすることで、断熱性が向上します。
ただし、この場合はサッシ枠の内寸にゆとりが必要です。
既存サッシの外側にサッシを新設することでも断熱性を向上させることが可能です。
気密性や遮音性の向上にもつながります。
ガラスを網入りガラスや合わせガラスにすることで防犯性の向上になります。
防犯性を高めたクレセントもありますので、一緒に取り付けれることでより高い防犯性が期待できます。
一階住戸にはシャッターや鎧戸も併せて設置すると、気密性や遮音性、断熱性の向上になります。
改修方法の選び方
サッシの改修はほとんどカバー工法で行われますが、開口部を小さくしたくないという場合ははつり工法か引き抜き工法がおすすめです。
また、費用の安さや工期の短さを期待してカバー工法を希望していても、既存のサッシの劣化が激しければ、はつり工法か引き抜き工法にせざるを得ません。
これらの工法は費用だけでなく工期もかかります。
工期を確認し、生活に支障が出ない日程でお願いすることをおすすめします。
まとめ
サッシの改修方法についてご紹介しました。
既存の枠を活かす方法も、撤去する方法もありますが、サッシが新しくなることで断熱性や防犯性の向上など、快適な住環境につながります。
どちらの方法ともメリット・デメリットが様々ですが、既存のサッシの状況や改修費など、あらゆる点から改修方法を決定し、住環境を向上させましょう。
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