サッシの修繕が必要なサイン
建付けが悪くなり開閉がスムーズにできなくなると、サッシの修繕を検討するといった方は多いのではないでしょうか。
経年劣化によってサッシ自体が壊れてしまっている場合は、新しく交換する必要があります。しかし多くの場合は、戸車やクレセント、ハンドルといった部品の故障が建付けの悪さの原因になっています。 サッシの建付けに不具合が起きた場合は、部品の交換を検討しましょう。
サッシの修繕を業者に依頼した方が良い理由
サッシには様々な種類の細かい部品が使用されているので、それらの部品の何が原因で不具合が起きているのかを判断して適切な対応を施すのは、私たちにとって難しい作業です。 そのような理由からサッシの修繕は、知識が豊富な専門業者に依頼することをおすすめします。
サッシの部品に関して、修繕を専門業者に依頼したほうが良い理由は次の3つです。
- 部品の見極めが難しい
- 部品が複雑
- 部品の入手ルートが限られている
この3つの理由について、詳しく解説していきます。
部品の見極めが難しい
サッシは約4年のサイクルでモデルチェンジします。
部品はホームセンターなどでも販売されていますが、4年以上前のサッシに不具合が起きた場合、自分で部品を調達するのは難しいです。
業者に依頼するよりも自分で部品を用意し、取り付けた方が一見お安く修繕できそうですが、必ずしも修繕したいサッシに適合するとは限らず、新たな不具合の原因にもなりかねません。
部品が複雑
サッシの部品には基本的に部品番号がありません。
品番が分かったとしても、同じ種類のサッシの部品が仕様違いで5種類以上はあります。
そのため、部品を探すには図面が必要になります。
まず業者にご自宅に来てもらい、サッシを分解し、部品を外してから詳細部分まで採寸することで図面が作成されます。
図面が出来上がってからやっと部品が判明しますので、知識のない方が修繕の必要な箇所や的確な部品を把握するのは難しいです。
部品の入手ルートが限られている
サッシのメーカーと部品のメーカーが異なることがほとんどです。
サッシが古ければ部品も古く、サッシメーカーから取り寄せることは難しく、部品メーカーから直接入手するしかありません。
あらゆる部品メーカーとの取引実績のある業者であればすぐに対応してもらえることから、迅速で的確な修繕のためにも業者に依頼することをおすすめします。
自分で部品を調達して修繕すると起こり得るトラブル
サッシの部品には様々な種類があり、正しく取り付けて修繕をすることは難しいです。誤った方法で取り付けてしまうと、かえってサッシのトラブルや不具合を引き起こしてしまうことがあります。 そのような場合に起こり得るトラブルを4つご紹介します。
戸車が合わない
戸車の位置は、サッシごとに緻密な設計の基取り付けられているので、誤った方法で取り付けるとスムーズに開閉することができません。正しく戸車が取り付けられていない状態でサッシを使い続けてしまうと、サッシ自体も傷んでしまいます。ご自身で戸車を取り付ける時は、必ず正しい方法で取り付けましょう。
耐荷重性能が低い
サッシメーカーの純正の戸車は、標準窓の場合、窓一枚戸車二個で約50gまで耐えられるように設計されています。ところが市販の戸車ですと、取り付け方法が簡易的なので、15~30kg程度までしか耐えられない物もあります。
窓が落下する危険性が高い
市販の戸車を取り付けると、メーカーの設計よりも窓の建て込み位置が高くなります。重心が上がることでサッシを開閉する度に窓が外れやすくなり、落下の危険性が高まるので注意しましょう。
すき間風が増えたり水密性や断熱性が低下する
サッシと合わない戸車を取り付けてしまうと、隙間ができてしまいます。せっかく断熱性や気密性が高いサッシを取り付けても、隙間ができてしまうと快適な温度の空気を逃してしまったり、雨水が窓の内側に入り込んでしまいます。サッシの機能を十分に活かすためにも、適切な戸車を取り付けましょう。
サッシを交換した方が良い場合
ここまでサッシの部品交換について解説をしてきました。 部品を交換することでサッシを修繕することはできるのですが、サッシ自体の利便性や機能性を高めたい場合や、サッシ自体も劣化している場合は、新しい物に交換することも検討しましょう。
断熱性が高い物や気密性が高い物など、機能性が高いサッシに交換することで室内をより過ごしやすい空間にすることができます。
まとめ
サッシの修繕が必要な時や業者に依頼した方が良い理由、修繕を自分で行うと起こり得るトラブルや交換の方が向いている場合をご紹介しました。
サッシは様々な部品から成り立っており、不具合の原因や合致する部品を見極めるのは非常に難しいです。ご自身で部品を用意して修繕を行うと、正しく取り付けることができず、不具合が大きくなることもあり得ます。
サッシの状態や取り付ける窓ガラスによっては交換が向いていることもあります。適切な修繕で、サッシの使い勝手を向上させましょう。
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