2021年10月7日

洗面所から異臭がするときの原因と対策

洗面所に入ったら、何とも言えない臭いがする。そんな経験のある人も多いのではないでしょうか。特に洗面台からの異臭は夏場によくあるトラブルのひとつです。ここではそんな異臭がなぜ発生するのか、そしてどのような対策をすればいいのかについて、分かりやすく説明していきます。

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洗面所の異臭の発生元として考えられる箇所

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出典:photo-ac.com

洗面所から嫌な臭いがしてくることってありませんか?顔を洗ったり身支度を整えたりする洗面所で異臭がするのは嫌ですよね。洗面所の異臭の原因は必ずしも洗面台が原因とは限りません。洗面所で異臭があった場合は、次の3ヶ所をチェックしてみてください。

  • 洗面台
  • 洗濯機
  • 換気扇

洗濯機は本体と排水部分をチェックしてください。長期間家を空けていると排水口から異臭がする可能性があります。 この場合は少し水を流せば、自然と臭いは消えてくれます。

換気扇も異臭の原因となります。換気扇は家の外とつながっているので、例えば、換気扇の吐出口近くでタバコを吸っていたり、生ゴミなどが置かれていたりすると、そこから異臭が入ってきます。また、換気扇にはホコリが溜まりやすく、そのホコリを餌にカビが増殖することもあるので、カビ臭さを感じることもあるかもしれません。

このように、洗面所での異臭の原因はひとつではありませんので、それぞれの場所に合わせた対応をしてください。ここではその中でも洗面台から異臭がする場合について、詳しく説明をしていきます。

洗面台の異臭の原因とその対策

洗面台からの異臭の原因は大きく分けて2種類あります。排水溝はメンテナンスをしないと、どんどんと汚れが付着していきます。 髪の毛などが流れて、排水トラップにひっかかり、そこに雑菌やバクテリアが発生して臭いの原因になることがあります。 それに加えて、下水からの臭いが逆流する形で排水溝から上がってくることもあります。これらの原因について対策も含めて詳しく説明します。

①排水口自体の汚れ

排水管は金属やプラスチックでできていますので、汚れが溜まりにくいように思えますが、曲がりくねっている排水トラップにはどうしても髪の毛や石鹸のカスが溜まってしまいます。 また、ヘアキャッチャーには溜まった髪の毛に石鹸のカスが付着してぬめりが発生することもあります。

そうした汚れに雑菌やバクテリアが発生して、不衛生な状態を作ってしまいます。 このケースではゆっくりと異臭が強くなります。 最初は「気のせいかな?」と思うのですが、異臭が徐々に強くなっていきます。

対策としてはパイプフィッシュなどの薬品を使って、排水管の清掃をしましょう。 ヘアキャッチャーがついていない洗面所は、簡易的なヘアキャッチャーをつけて髪の毛が排水溝に入らないようにしてください。

洗面台の排水口の汚れ・詰まりの解消法は、洗面台のつまりの原因と解消する方法を徹底解説で詳しく解説しています。

②排水トラップの封水が蒸発

洗面台には排水トラップという機構がついています。排水管を下水管に直結すると、そこからの臭いが直接上がってきます。 それを防ぐために配管を一度上に曲げて水を貯めています。水がフタの役目を果たし、異臭がそこでせき止められるわけです。この水のことを封水と言います。

ところが、旅行などで長期間家を開けていると、この排水トラップに溜まった封水が蒸発してしまい、排水口と下水が直結状態になり、下水の匂いが上がってくるわけです。

この場合は対策をする必要はありません。通常通りに使用すれば勝手に水が溜まりますので、異臭も止まります。 同じく洗濯機やキッチンも封水が蒸発している可能性もありますので、長期間家を空ける場合は、まずは水を流して排水トラップに水を溜めてください。

ただし、排水トラップにヒビが入って、水漏れをしていることも考えられます。念のため洗面台下の扉を開けて、水漏れが発生していないかも確認しておきましょう。

③排水管とパイプの接続部分

排水トラップに水があるにも関わらず、異臭がすることもあります。これは、排水トラップよりも下水側の配管や接続部に問題がある可能性が考えられます。排水管は継手という部品を使って、配管同士を接続していますが、その継手に使われているパッキンが劣化するとそこから異臭が漏れてくることもあります。

また古い物件の場合は、洗面台からの排水管と建物の排水管の間に隙間があり、そこから異臭が漏れることもあります。そのような場合は、業者に依頼してきちんと接続してもらいましょう。簡易的にビニールテープを巻きつけておくことで封をすることもできますが、いずれ劣化します。時間に余裕があるときに工事してもらいましょう。

異臭対策・予防のメンテナンス方法をご紹介

ここまでは異臭が発生する原因と対策について説明してきましたが、本当に大切なのは異臭を発生させないための予防です。排水トラップの封水が蒸発するのは避けられませんが、排水管そのものの異臭は、日頃のメンテナンスである程度回避できます。

①週に1回は見える範囲内で汚れを落とす

理想は毎日のメンテナンスですが、そこまでは手が回らないと思いますので、休日に簡単なお手入れをしてください。ヘアキャッチャーがある場合は、髪の毛やぬめりをきれいに取り除いてください。洗面ボウルも汚れを拭き取っておきましょう。配管用のブラシがあれば、届く範囲でかまいませんので、しっかり配管内の汚れを落としてください。

②1ヶ月に1度は排水管全体を掃除する

1ヶ月に1回は配管内をきれいに掃除しましょう。とはいえ、難しいことをする必要はありません。市販されているパイプフィッシュを使って、汚れを落とすだけでかまいません。薬品をあまり使いたくない場合は、重曹とクエン酸を活用しましょう。

重曹を排水口にふりかけて、その上からクエン酸の粉をふりかけます。その後ゆっくりと水を流すと配管内で化学変化を起こして、汚れを取り除いてくれます。重曹やクエン酸は水回りの掃除に役立ちますので、いずれも揃えておくと便利です。

異臭が改善しない場合はプロの業者に依頼しましょう!

しっかり予防をしても、異臭の発生を完全に防ぐことはできません。また、ここで紹介した方法で対策しても、いつまでも改善しないケースもあります。そのような場合には、プロの業者に依頼して改善してもらいましょう。

まずは、地元の配管清掃業者に連絡をして、現場の確認をしてもらいましょう。プロですので、現場の状況や臭いから原因を探り、対策をしてもらえます。24時間対応の大手業者がお手軽で便利に思えますが、実際に作業するのは下請け業者で技術力も経験も不足しているケースがあります。そこからトラブルになることもありますので、できるだけ地元の業者に依頼しましょう。

  1. 業者による現場確認
  2. 作業をするのかの説明を受ける
  3. 見積もりを提出してもらう
  4. 修理依頼をする

基本的な流れはこのようにしてください。見積書がないと、作業が終わった後にいろいろと理由をつけて、当初よりも高い費用を請求されることがあります。どのような作業を行うのかしっかりと説明を受けた上で、見積書を出してもらってから作業依頼をしてください。

また、日頃のメンテナンスで異臭の発生を抑えることができます。毎日とは言いませんが、定期的に洗面台をきちんと清掃する習慣をつけておきましょう。

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