2018年1月30日

外壁塗装の耐用年数について知っておきたいポイント

外壁塗料の耐用年数はどのくらいなのか、自分で外壁塗料の持ちを良くする方法はあるのか、また工事費用は税制上どうするのかまでを紹介しています。

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外壁塗装の耐用年数とは

外壁塗料はその種類によって一回の塗装工事でどのくらいの年数持つのか、いわゆる「耐用年数」があります。 各種塗料の耐用年数はどのくらいなのか、自分で外壁塗料の持ちを良くする方法はあるのか、また、工事費用は税制上どうするのかまでをご紹介します。

外壁塗装に使われる塗料の種類と耐用年数

各塗料の耐用年数は次のとおりです。

各塗料の詳しい特長は、外壁塗装に使われる塗料の種類とグレードを分かりやすく紹介しますでご紹介していますのでご覧下さい。

塗料の耐用年数は何で決まるの?

先に紹介した耐用年数は塗料メーカーの商品情報に基づいています。 そしてこの情報は「耐候性試験」というテストを経て決められます。 耐候性試験とは、特殊な機械をを用いて人工的に太陽(熱、紫外線)、雨(水)、風にさらされる状況を作り出し、塗料がどのくらいの期間もつかをシュミレーションする試験です。

数年から数十年の経年を機械的に作り出しているわけで、あくまでも「実験上の」データです。 ですので家の場所や環境によって必ずしもこのデータ通りになるとは限りません。 太陽年数はあくまで目安としての数値ととらえておきましょう。

外壁塗料の耐用年数に影響をあたえるもの

外壁塗料の耐用年数は、塗料そのものの素材以外にさまざまな要因で変化します。 そのほとんどが立地気象条件です。

日当たり

太陽の光のなかで、外壁に一番紫外線の影響を与えるのが西日です。 西日があたる位置の外壁は、それ以外の場所の外壁と比べて劣化が早く進みます。

湿気

日が当たらず通気性が悪くジメジメした場所は藻やカビ、コケが生えやすくなります。 こうした場所に面した外壁は、腐食のリスクも高くなります。

振動

大きな道路に面した場所では車の通行による振動の影響で外壁にヒビが入る可能性を頭に入れておきましょう。 特に振動の大きい大型トラックやダンプが走る道路は外壁に影響が出る可能性も高くなります。

排気ガス

車の排気ガスは外壁にも付着します。 電気自動車が増えたとはいえ、業務用の車両はまだまだ排気ガスが出るものが多くあります。

外壁塗装の劣化を遅らせるために自分でできること

外壁を傷める要素を取り除くことによって、自分で外壁塗装の劣化を遅らせることができます。 お手入れをすることは外壁の点検も兼ねることができます。 日頃から気をつけていると異常があったときに早い時点で気づくことができるのでぜひ参考にしてください。

通気性の確保

家は南向きに建てることが多いので北側は敷地ギリギリになっていることが多く、塀や垣根との距離が短いと、風通しが悪くなりがちです。 このような場所にはカビや苔、藻が生えやすいので、垣根を刈り込んだり余計な物を置かないようにして通気性を確保しておきましょう。

直射日光をさえぎる

逆に長い時間直射日光があたる場所は、家の日当たりに影響しない範囲で日光を遮るものを設置するのも有効です。 垣根やよしず、植物を使ったグリーンカーテンなど構造物から小物まで活用できるものはいろいろあります。 ただし通気を妨げないように注意が必要です。

カビなどは早い段階で落とす

外壁面にカビや藻、苔が生えているのを見つけたら、すぐに落としましょう。 水をかけてスポンジなどのやわらかいものでこすり落とします。 水洗いで落ちないときはゴシゴシこすらずに薄めた中性洗剤を使ってみましょう。 洗剤を使った場合は最後に水でよく洗い流します。

外壁も掃除をすることが大切

カビとり目的だけでなく、排気ガスやほこりなどを洗い流してあげましょう。 水洗いで十分です。高圧洗浄機で掃除する方法もありますが、外壁塗装を傷めてしまっては本末転倒なので注意が必要です。 せっかく洗った外壁にホコリが再付着しないように、掃除は風の弱い日を選んで行いましょう。

外壁塗装にかかる費用の内訳

マンション・アパート・ビル経営や法人で建物を所有している場合は外壁塗装の費用を経理処理しますが、外壁塗装の目的などによって二通りの計上方法があります。

修繕費

外壁塗装工事を行った年の経費として一括で計上します。 経年劣化、火事や地震などの突発的要因で傷んだ部分を「原状回復」する目的で行った工事費用は修繕費扱いにします。

資本的支出(原価償却)

資本の価値を高めるための支出=グレードアップ目的の工事費用に適用され、工事費用は経費ではなく減価償却扱いになります。 減価償却の期間は"建物の"耐用年数によります。 建物の耐用年数は新築/中古、使用目的(住宅/所等)、建物の構造(RC/木造モルタル等)によって国税庁で決められています。

修繕目的で外装塗装を検討している場合でも、会計上減価償却扱いにした方が有利な場合もあります。 その際は付加機能を持った外壁塗料を選び外壁のグレードアップを施したうえで、修繕費ではなく資本的支出にする選択肢もあります。 賃貸物件による収益がある場合は、基本的支出(原価償却)にすることで有効な節税になりますので、ぜひ参考にしてください。

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