2016年11月18日

初めての外壁塗装を行う方へ ~塗料について

初めての外壁塗装番外編です。外壁のあれこれについて色々な事を記事にしてきましたが、今回はその塗料そのものについてみていきたいと思います。塗料って1口に言っても沢山の種類があります。今回は簡単ではありますがまとめてみました。

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外壁塗装の塗料の種類をご紹介


一般的な塗料は大きく4つの種類に分けることができます。塗料はそれぞれに特徴があります。種類別に見ていきましょう。

  • アクリル塗料
    塗料の主成分である合成樹脂がアクリル系の塗料です。
    透明で強度が高く、軽量という特徴があります。色をくっきり見せる効果があります。低価格で重ね塗りができるため、様々な色に短いサイクルで塗り替えることができます。以前は最もポピュラーな塗料でしたが、耐久年数が短いなどの点で現在ではそこまで使用されなくなりました。

  • ウレタン塗料
    塗料の主成分である合成樹脂がウレタン系の塗料です。
    ウレタン塗料が価格や機能を考慮に入れたとき一番バランスの良い塗料となります。アクリル塗装より防水性、耐久性に優れ、アクリル塗料の欠点を補っています。塗膜が柔らかく仕上がるためあらゆる素地として多く使用されます。防汚性は多少良くなっているものの、平均よりは低いため外壁塗料としてはシリコン塗料の方が主流となっています。

  • シリコン塗料
    塗料の主成分である合成樹脂がシリコン系の塗料です。
    機能性や価格を考えたときにコストパフォーマンスが最も良いと言えます。耐水性、耐汚性、対候性があり、耐久面では優れています。アクリルやシリコン塗料と比べると1.5倍程度長持ちします。住宅にかかるトータルのライフサイクルコストを大きく削減できる点で人気があり、特別な機能を求めない方にとっては最適の塗料と言えます。

  • フッ素塗料
    塗料の主成分である合成樹脂がフッ素系の塗料です。
    塗膜の寿命が非常に長いのが特徴です。対候性は他の塗料に比べて群を抜いて高いです。耐熱性・耐寒性に加えて、低摩擦性、不燃性など数多くの機能があります。しかし、機能性が高い分、非常に高価格となってしまいますので一般住宅にはまだ多くは普及していない状況です。対候性を活かして、屋根に塗装される方がメインとなっているようです。

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塗料の匂いが気になる方におすすめの塗料

外壁塗装と聞いてシンナーの嫌なにおいを想像する方は多いと思います。独特のにおいなので苦手な方が多いと思いますし、頭痛やめまいがしてしまう事もあります。

また、赤ちゃんやペットがいる方はにおいの影響が無いか心配だと思います。外壁塗装でどうしてもにおいが気になるという方は、水性塗料が良いと思います。水性塗料は油性塗料に比べにおいが少ないのです。

昔は油性塗料が密着性や耐久性の観点から主流でしたが、現在では技術が進歩し水性塗料も大きな違いがなくなりました。油性塗料の方が早く乾燥しますが、匂いなどの観点からいうと水性塗料の方が無難だと思います。

外壁塗装はなぜ独特のにおいがするのか?


やはり塗料といえばにおいですね。そこで、においの元と人体への害を調べました。

厚生労働省もこれらの塗料を扱う仕事には特殊健康診断、作業環境測定、蒸気の発散源対策、作業主任者の選任などを義務づけるほど危険な作業なのです。外壁塗装に使用される塗料の内、臭いがきつい物は基本的に溶剤としてイソプロピルアルコール、1ーブタノール、メタノール、キシレンなどのシンナー(有機溶剤)が利用されており、その刺激臭を長く吸い過ぎると健康被害などを引き起こす可能性があります。

シンナーの吸い過ぎによる健康被害の中には軽度の物でも吐き気、めまい、睡眠障害、頭痛、月経不順などの月経症、目、口(またはのど)、鼻などの粘膜に刺激を感じたり不快感が出たりします。長期的にシンナーを吸い続けると、不妊(男性は男性不妊)、ノイローゼ、シックハウス症候群、呼吸困難、などに陥る可能性があります。また、アトピーの悪化や化学物質過敏症になる場合もあります。極力、シンナーなどにさらされる状態になるのは避けましょう。

油性塗料は耐久性に優れていて水性塗料より雨水にも強いですが、匂いが強く値段も水性塗料より価格も高めです。水性塗料は油性塗料よりも値段が安いですし、臭いがほとんどないので匂いをされる方は水性塗料が良いと思います。

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