2017年8月4日

【パナソニック】ショールーム体験レビュー システムキッチン編

リフォームを計画する場合、まずショールームを見学したいけど、なかなか時間が取れないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回、リフォーム初心者の記者が、Panasonicショールームを体験してきました。Panasonicショールームレビュー第1回目は、システムキッチン編です。L-CLASSリビングキッチン、リフォムス、ラクシーノなど人気商品のレビューを紹介します。

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埼玉の賃貸物件に家族4人で暮らしている、フリーライターの利保間【りほま】です。

子どもが大きくなり、自分の部屋が欲しいと言っているので、思い切って中古マンションを購入してリノベーションしようと思っています。水回りを一式リフォームしたり、せっかくの自分の住まいですから、自分好みにガラリと変えてみたいです! そんな中、Panasonicショールームの取材の機会を頂いたので、行ってきました。

どんな商品にしようかなと思っているのですが、最近ライターの仕事が忙しくてキッチンやお風呂の周りは散らかり気味…。 綺麗に物を収納できるキッチンや、簡単にお掃除ができるお風呂やトイレがいいなぁと思っています。 他にもデザインはもちろん、プランと価格帯、省エネについて最新の情報が聞けることにも期待しています!

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Panasonicシステムキッチンの特徴

パナソニックのシステムキッチンは、3つのグレードがあります。最もハイスペックなのが2016年6月に受注開始した「L-CLASSキッチン」で、洗練されたデザインに、扉の色柄の多さ、充実した先進機能が光ります。オーダーメイド的な感覚で施工主のこだわりを実現できそうです。

次に豊富なリフォームプランを用意している「リフォムス」。新機能はもちろんのこと、主婦100人の意見を聞いて調理や片付けがしやすいように実現したそうです。 最後に「ラクシーナ」は、カラーバリエーションによるインテリアとの調和と、キッチンで一番大切な料理のしやすさを考え抜いて設計されたそうです。

高価格帯: L-CLASS リビングキッチン

2016年に「グッドデザイン賞」を受賞した「L-CLASS」。 L- CLASSの場合は、キッチンだけでなく、バスルームや、ドレッサールームの3ジャンルもそれぞれに「L-CLASS」として統一したイメージで商品化されています。最初は、どれもL-CLASSだというので若干、混乱したのですが、キッチン、お風呂、洗面の枠を超えて理想の空間を実現する試みだそうです。

洗練された素材にデザイン、先進の機能を備えることで自分らしい空間や、自分だけの使い勝手になじんでいくということでライフスタイルを大切にしたシリーズになっているようです。上質なキッチンのスタイルをじっくり見ていきましょう。

<注目の機能1>デザインとディテールにこだわった上質なシステムキッチン

使いやすく居心地のよい空間を実現することに着目されていて、愛着のある家電や道具をすっきりと納められるカップボードに、扉と取っ手が一体化したデザインが秀逸です。特に記者が気に入ったのは、自然や温もりを感じさせるキッチンの素材や色合いです。

やはりキッチンだけが飛び向けて存在感を表現するより、自然に周囲のインテリアを邪魔しない空間になることも大切なんだなと感じました。

天然の雲母を配合し、天然石のような見た目を実現した有機ガラス系の人造大理石のカウンターは、表面の凹凸加工で傷がつきにくく、汚れがつきにくく、汚れても簡単に汚れを落とせるはっ水はつ油成分が配合されているため、長く美しさを保てます。家具のようにも見える厚みを抑えたカウンタートップも素敵です。

<注目の機能2>引き出し収納

L-CLASSSと他のグレードとの一番の違いは、引き出しの奥行きかもしれません。TypeA、Bともに57.6センチ。奥行きを無駄なく使えるフルオープンレールで、奥の物まで簡単に取り出せます。底板は、お掃除のしやすいステンレス仕様です。

扉は美しい塗装仕上げから重厚感のある天然木など、様々な表情を見せる素材を100柄、色や素材、形の異なる10種類の取手が用意されているため、デザイン性の自由度も高いです。

<注目の機能3>マルチワイドIH(トリプルIH)

保温スペースが確保できて、最大で4つのお鍋を同時に加熱することができるマルチワイドIH。写真は、トリプルIHタイプです。

これまではみ出していたサイズのお鍋でも、中央のヒーターがお鍋の大きさ似合わせて加熱範囲を変えることができるのが特徴。ムラなく加熱できるんだそうです。こんなタイプのIHヒーターがあったなんて、記者は初めて知りました。フラットにおけて、加熱量がそれぞれに調整できるなんて素晴らしいですね!鍋底の幅が400mm×奥行き260mmまでのお鍋が使用可能です。

操作部分に凹凸がほとんどなくトッププレートはインテリア性の高いフラットなタイプ。一目で気に入りました。コンロの手前にお皿を置けるスペースがあるため、お鍋から盛り付けを効率的に行えます。手前のスペースは、床への油の飛び散りも軽減してくれます。

<注目の機能4>スリムセンサー水栓

リフォムスやラクシーナなどの他の商品タイプにも対応している「スリムセンサー水栓」。凹凸や継ぎ目の少ないスリムなデザインは、洗練された印象です。 触らなくても水を出したり止めたりできるだけでなく、節水(エコナビ)センサーで食器や手を近づけるだけでこまめに水の出し止めができて、節水になるそうです。さらに「リズムシャワー」で小刻みに流量を抑えることで、さらに節水が可能なんだそう。

よく使う温度や水量もボタン操作でカンタンに設定できるところもいいですね!引き出して使えるシャワーヘッドも付いているので、シンクの水洗いにも便利です。

中価格帯: Refoms(リフォムス)

「Refoms」(リフォムス)というネーミング通り、wellリフォームに対応したシステムキッチンということで、セットプランも豊富に用意されていました。

メインはI型を中心に、壁付けプランから、ロングフード+ハイカウンター、さらにローステップの対面プランや、L型壁付けプランなど、サイズもスタイルもこれ以上ないくらい施工主の要望に合致するよう目指しているようです。

工夫のこらされたリフォムスの機能を見ていきましょう。

<注目の機能1>ほっとくリーンフード

2016年第1四半期新製品ランキングで総合1位になったという、長期間お手入れをしなくても済むレンジフードの「ほっとくリーンフード」。Lクラスや、ラクシーノにも対応していて、全自動のおそうじファン付きだそうです。

なんでもコーディネーターの方が熱心に説明してくれたのですが、ファンが自動で高速回転し、油汚れも吹き飛ばして10年間はファンのお掃除が不要なのだとか・・・。しかも調整センサーが働いてコンロ上の調理物の温度を検知して換気風量も自動で切り替えられるのだそうです。

お掃除しなくてもという言葉にまず魅力を感じますが、節電できるのも嬉しいですね!継ぎ目を最小限に抑えることで汚れがたまりにくいため、普段の拭き掃除も簡単です。

<注目の機能2>カウンターの高さを選択

リフォームに最適なプランを提案してくれる「Refoms」(リフォムス)。

空間に合ったキッチンプランはもちろんのこと、メインで使う方の身長にあったカウンターが選べれば調理のしやすさも格段によくなりますよね。そんな長年の主婦の夢を叶えてくれるのがリフォムスの良いところ。身長÷2+5cmを基本の目安に実際にショールームで体験してみることで「設置後の困った」がないようにしているといいます。

間口を確保したまま奥行きを狭くすることで広くて使いやすいキッチンにしたり、対面式のキッチンに変えるといったレイアウト変更にも対応しているということなので、事前に色々と相談してみると良さそうですね。

まるっと部屋ごとリフォームなんていうときには、しっかりサイズは見極めたいところです。サイズもスタイルもぴったりを目指したいですね!

<注目の機能3>主婦100人の声から生まれたワークトップ

限られたワークトップスペースに、4つの鍋を同時に加熱できる「マルチワイドIH」や、コンロが3つ横並びで調理にも盛り付けにも使える、フラットな形状の「トリプルワイド」のIHガスなどワークトップスペースの有効活用には、秀逸なものを感じます。シンクを少しでも広く使えるよう工夫をこらした「PaPaPaシンク」なども驚きの発想で料理の時間が下ごしらえから楽しみになりそうです。

PaPaPaシンクは、Lクラスとリフォムスで標準装備。シンクの一部を使い方に合わせて端から端まで動かせる「スライドネット」と、大きい鍋を洗ったり、お掃除をしたりするときに動かせるサイドデッキが標準仕様に。下ごしらえや仮置き、水切りなどその場に応じてスペースを自由に使いこなせるのでいいですね!

大きな調理器具を洗ったり、下ごしらえ中の場所取りもこれならストレスフリーでキッチンに立てそうです。

2014年のグッドデザイン賞を受賞しています。

普及価格帯:ラクシーノ

様々なレイアウトプランも豊富で充実したキッチン空間が実現できそうな「ラクシーノ」。 トータルコーディネートにも向いていて、カウンターシンクのカラーバリエーションも充実しているようです。

Lクラスや、リフォムス同様、「調理センサー」で風量を最適化する「レンジフード」や、設定温度をキープして美味しく調理できるよう手助けしてくれる「IHクッキングヒーター」「スリムセンサー水栓」などのエコナビがたくさん搭載されています。エコナビとは、センサーの働きで自動的に電気や水の無駄を抑える機能のことです。

標準装備でこれだけの機能がついていればどれを選んでも安心ですね!

<注目の機能1>スキマレスシンク

「スキマレスシンク」は、スキマがないことで汚れにくく、サッと一拭きするだけでキレイが保てるシンク。排水溝とシンクと一体成型で、汚れがたまりにくいそうです。アミカゴは、ゴミが集まりやすく捨てやすい形状。さらにオプションの「スラくるネット」を使うと、シンクの上も便利な作業スペースになって洗い物や調理の作業効率がアップし、二人並んでも広々作業ができます。

色柄豊富な人造大理石の他、ステンレスシンクも選べて、サイズもいくつか用意してあります。

<注目の機能2>クッキングコンセント

使いたいときにサッと使えるのがキッチンの手前に配置されたコンセント。

意外に水まわり近くには炊飯器やミキサーなど家電製品を使うことがよくあります。食器乾燥機やオーブンなどはコンセント近くに設置する場合が多いですが、コンセントが家電製品の裏側にある場合、コードを回すとなると家電製品を動かさなくてはいけなくなり不便だったりしますよね。今回、新鮮だった機能の一つが「クッキングコンセント」です。

水ダレからコンセントを守る防水形状は、野外コンセントを開発しているメーカー、パナソニックならではの発想だそうです。差込口は、未使用時には閉じてホコリの侵入を防ぐなど、よく考えられています。

<機能3>豊富な水栓機能金具

タッチレスで賢く節水できる「スリムセンサー水栓」や、お湯の使用や流量を知らせてお湯のムダ使いを抑える「カチット水栓」など、豊富な水栓機能が用意されていました。さらに、浄水もお湯も一つの水栓でできる「浄水器一体型シャワー混合水栓」や、人気の還元水素水を手軽に家庭でつくれる「還元水素水生成器」なども選べるなんてすごいですね!

おいしいお水が自宅で作れれば、わざわざ重たいミネラルウォーターを購入する必要もないですし、家計も大助かりです。

Panasonicショールーム東京の感想

JR・東京メトロ「新橋」駅や都営大江戸線「汐留」駅から徒歩で5分ほどの距離にある「パナソニック リビングショウルーム 東京」。恵まれた立地にあるこの場所は、家電メーカーとして世界に知られるパナソニックの東京本社ビル。他のショールームのスケールとは明らかに異なる巨大なビルに思わず上を見上げてしまいました。

最初は、暮らしの展示などの看板が目立ち、まるでアートミュージアムに入るようなドキドキ感がありました。最新の住宅設備を体験、体感できるリフォームパークが1F。さらにB1は、パナソニックらしい様々なあかりが展示されている「あかりと電気設備のフロア」。B2が今回訪れる目的の「キッチン・水まわりと内装収納のフロア」になっていました。

今回は時間がなくB1の中まで見ることができませんでしたが、入り口から漏れるあかりや、和洋折衷のモダンな光に照らされるインテリアを見ることができました。B2では、広々とした空間でトータルプランニングを考えやすく、有意義な時間を過ごすことができました。

いろいろなイベントも開催されているので、是非、家族で東京随一のショールームにお出かけされることをお勧めします。

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◾今回お伺いしたショールーム情報
東京都新宿区西新宿8-17-1
住友不動産新宿グランドタワー7F(受付)
0570-783-291(ナビダイヤル)※東京エリアのショールーム代表電話
営業時間:午前10時~午後5時
【休館日】毎週水曜日(祝日の場合は営業)・夏期・年末年始
http://www.lixil.co.jp/showroom/tokyo/lixil_tokyo/

いかがでしたでしょうか。なるべく費用を抑えてリフォームをしたい方へお知らせです。リフォマは中間業者を介さずに、ご要望に合う専門業者を直接ご紹介します。中間マージンが上乗せされないため、管理会社や営業会社などより安く費用を抑えることができます。下記のボタンからお気軽にご相談ください!

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