2021年10月13日

今年もシーズン到来!自宅でできる台風対策をご紹介

毎年のように日本列島を襲う台風はさまざまな被害をもたらします。命を守る対策と皆さんの大切な財産である家屋や車を守るための対策の二つが必要になってきます。この記事では、台風が皆さんの街を襲う前に、皆さん一人一人ができる対策について紹介していきます。

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台風は皆さんの命だけでなく財産も奪う…

img 台風は毎年日本列島に甚大な被害を与えています。人的な被害はもちろんのこと、経済的な被害もすさまじく、2019年10月に発生した台風19号の経済的被害の総額は1兆8700億円を超え、そのうち道路や堤防などをの公共財を除いた、一般の家屋や農作物の被害総額は約1兆4000億円と試算されています。

台風の被害を防ぐためには、命を守る対策だけではなく、皆さんの大切な資産である家や車をまもるための対策も必要です。この記事では、台風が皆さんの街を襲う前に、皆さん一人一人ができる対策について紹介していきます。

台風が来る前にすべきこと!

①側溝や雨どいのチェック

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台風では大変な量の雨が降ってきます。当然、雨は雨どいや側溝を通って公共の下水道や河川に流れていきますが、雨どいや側溝に泥や枯れ葉などが詰まっていると、水が溢れ出てきてしまいます。また、雨どいなどに亀裂があると、水を流すという本来の落割を果たさなくなってしまします。これによって、床下、床上浸水を招く場合があるので、側溝や雨どいにつまりや亀裂がないかチェックしましょう!

雨どいの亀裂などを見つけた場合、雨どいの交換や修理が必要になってくるので時間的な余裕があるなら業者に交換・修理を依頼して直してもらうことをおすすめします。

②屋根のチェック

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台風で屋根が飛んでしまうという被害がよく見られます。瓦が飛ぶこともよくありますが、一番多いのは、屋根の棟板金が飛ばされてしまうというケースです。

棟板金とは、スレート瓦や金属屋根に使われる棟のことで、これを瓦に釘で止めることで屋根となります。また棟板金の下地は木材なので、さびやすく腐りやすいのが特徴です。そして、棟板金の釘は熱膨張によって抜けやすいので、長年使っていると浮きが出てきてしまいます。

このような棟板金の浮き、瓦の隙間・ズレや割れがあると、屋根の一部が台風による強風で飛ばされることが考え~るので、台風が来る前にこれらのような症状なないかチェックすることが必要です。

目視で確認できる場合と、確認が難しい場合がありますので、プロの業者に点検をお願いすると安心です。台風で飛ばされなくても、雨漏りの原因になりかねないので、不具合が見つかったらすぐに直してもらうことをおすすめします。

③窓ガラスの保護

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台風の時によくあるのが窓ガラスの被害です。強風による風圧で割れてしまうだけでなく、飛来物が大変な速度でガラスをブチ抜いてしまうことの両方があり得ます。

瞬間風速が50m/秒を超えるようなスーパー台風になると、フロート板と呼ばれる一般によく使われる一枚ガラスが耐えられる圧力を超えてしまいます。このような事態を避ける意味でも、時間に余裕のある場合は、より強度の強いガラスに交換するということも考えておくことをおすすめします。

また、窓のそばに置いている植木鉢が倒れ、それが飛ばされてしまい窓を割ってしまうこともあるので、植木鉢などは家の中に入れておくといいでしょう。

時間に余裕がないときは、養生テープやガムテープを貼って対策することもできます。しかし、効果自体はあまり強くないので、交換をしないでガラスの強度を高めたいという方には、ガラスの飛散防止フィルムを貼るのも対策になるのでおすすめです。

そして、案外忘れがちですが大きな対策になるのが、家の戸締りの強化です。強風によってドアや窓がこじ開けられるということも考えられます。すると、隙間から風雨が家の中に吹き込み、ガラスなどを割ってしまうこともあるので、台風が接近してきたらしっかりと雨戸やシャッターなども鍵を締めて戸締りをした方が安全です。

④外においてあるものを固定するか、家の中にしまっておく

屋外に置いている植木鉢やバーベキューコンロなどのレジャー用具は飛散すると、先ほどご紹介した窓ガラスのみならず、車や屋根などに大きな被害を及ぼしかねません。家の中にしまえるものは家の中にしまう、大きさや重さの都合でしまえないものはロープなどでしっかり固定しておくと安心です。

飛散物はものを壊してしまうだけでなく、人に当たってしまうと命にかかわることになるので、飛散物になりうるものは対策を行いましょう。

⑤水の確保

ジェットバス

台風が来ると上水道が破損して断水するという事態が起こり得ます。水道の復旧まで数日かかる場合があるので、飲料水と生活用水を確保しておくことは命を守るうえでもとても大切です。

人間が生命を維持するのに必要な水の量は「成人で一日2リットルから2.5リットル」と言われているので、数日分の飲料水は常備しておくことを強くおすすめします。もし、台風が接近していて買い出しに行けないという方は、水道が使えるうちに、ポリ容器に飲料水を溜めておくと安心です。基本的に水道水が安全に飲める期間は3日間といわれているので、3日分用意するといいでしょう。

また、トイレや洗い物に必要な生活用水の確保も重要です。台風が近づいてきたら、浴槽一杯に水を溜めておくことをおすすめします。

⑥電気の確保

台風によって停電がおこることはよくあります。電気が無ければ、電灯もつきませんし、スマートフォンも使えません。

ですので、懐中電灯を用意しておくことはもちろんですが、スマートフォンのモバイルバッテリーなどがある場合はフル充電にしておくのは、情報を確保するうえでも大変重要です。また、デスクトップ型のパソコンは急に停電した場合、大切なデータが消えてしまうことも考えられますので、UPS(無停電電源装置)を準備してつけておくと安心です。

まとめ

ここではご紹介しませんでしたが、非常食の確保や避難所の確認なども重要です。台風が来る前にすべきこと、①から③に関しては、台風シーズンが来る前でも対策できることなので、台風が起きる前にしっかり確認して直せるところは直しておくと安心です。

近年は「10年に一回」、「100年に一回」と形容される超大型の台風が毎年のように発生して、各地に被害をもたらしています。「いままで大丈夫だったから今回も大丈夫だ」という発想を変えて、「備えあれば憂いなし」台風の備えをいままで以上にやっておくことを強くおすすめします。

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