2017年2月2日

住宅解体をする時に知っておきたい基礎知識

家の建て直しや土地を更地にするようなときに必要になるのが、住宅の解体工事です。この解体工事に関してはあまり情報がないため、どれくらいの期間と金額が必要になるのか意外と知られていません。ここではそんな住宅解体工事の基礎知識について紹介します。

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住宅解体とは

住宅解体はすでに建っている住宅を取り壊す工事を行います。解体工事ですのでただ壊せばいいだけと思うかもしれませんが、実はそれほど簡単ではありません。もちろん家を建てるよりは金額も低く短期間で行うことができますが、それでも数百万円近く掛かるようなこともあります。

解体工事の費用

解体工事の費用は建物の大きさや作業のしやすさによって変わります。一般的には木造の解体が最も費用が安く、その次に鉄骨解体、そして最も値段が高くなるのが鉄筋解体です。地域によっても費用は変わりますが、東京都の一坪あたりの平均値は下記のようになります。

  • 木造解体工事:3.5万円(坪単価)
  • 鉄骨解体工事:4万円(坪単価)
  • 鉄筋解体工事:4.5万円(坪単価)

30坪の場合は、上記の数字に30を掛けますので、30坪の木造解体工事を東京で行うようなケースでは平均105万円近い費用になります。

解体工事の期間

解体工事の期間は一般的に2週間程度になります。ただしこれは工事の期間だけで、業者の選定から工事のための申請なども考えると、業者選びから解体工事完了まで最低でも1ヶ月はかかり、一般的には2ヶ月程度必要です。手続きや近所へ挨拶も時間がかかりますが、家の片付けなども思った以上に時間がかかりますので、解体工事は時間に余裕を持って行うようにしてください。

解体工事の業者選びのポイント

住宅解体をトラブルなく行うには業者選びが重要です。まず業者を選ぶときは、解体工事事業の登録をしているか、もしくは免許を持っている業者を選ぶようにしましょう。登録もせず、免許もない悪徳業者が存在しますので、まずはきちんとした業者を選ぶことからはじめましょう。

選定のポイントはわかりやすい説明をしてくれるかどうかで判断しましょう。専門用語を使い、理解し難いようにして費用を高くする業者がいますが、そのような業者はできるだけ避けて、素人でもわかるような言葉で丁寧に説明してくれる業者を選びましょう。

住宅解体の流れ

それでは実際に住宅解体を行うときの流れについて紹介します。住宅解体は「見積もり・工事前・本工事」の3つの段階に分けることができます。それぞれの段階についてもう少し詳しく見ていきましょう。

見積もり

依頼する施工業者を選ぶために、複数に相見積もりを行うのが一般的です。口コミで良い施工業者と言われていても、比較してみなければコストが高いのか安いのかの判断をすることができませんので、まずは施工業者に対して見積り依頼を行います。

一般的には現場の調査を行いますが、口頭だけでの見積もりを行う施工業者もあります。現場の調査をしない場合はトラブルに繋がる可能性が高いため、できるだけ現場の調査を行ってくれる施工業者を選ぶようにしましょう。

工事前

施工業者が決まり、工事の日程が確定したら近所への挨拶を行います。近隣の住人に対して断りなく解体工事を行うことは、近隣トラブルのもとになりかねません。近所への挨拶は施工業者と一緒に行うようにしましょう。工事期間や工事内容などの質問をされたときに、施工業者が一緒のほうが正確に詳細を伝えることができます。

解体工事を行う施工業者は、電気配線やガス配管などの撤去まではできないこともあります。解体業者と相談してこれらの撤去工事の手配をします。水道だけは工事に必要なケースもありますので、どのタイミングで撤去すべきかきちんと相談して決めておくようにしましょう。

本工事

工事のスタートは足場を組むことから始まります。足場を組んで住宅の周りをシートで覆い、解体工事の音やホコリ、塵などが近所に飛んでいかないようにします。扉や畳のように手作業で撤去できるものから解体を行います。廃材をすべて搬出して、地中に埋蔵物がないか確認を行ったあとに整地を行って、立会で最終状態を確認できたら工事完了です。

木造建築と鉄筋建築の違い

解体工事は木造建築や鉄筋建築で費用が変わると説明しましたが、解体作業で何が違うのかについて紹介します。鉄筋建築はRCやSRCと呼ばれ、鉄筋の周りにコンクリートを流して作られます。鉄骨建築はマンションなどによく使われている工法で、非常に強度が高いのですが、そのために解体に手間がかかるのが特徴です。

それに比べて木造建築は、昔から日本家屋に使われてきた工法で、骨組みを木材で作ります。木材そのものにはそれほど強度がありませんので、重機で簡単に解体することが可能です。このため工事期間が短くなり、廃材も可燃性の物が多くなるため費用が安くなります。

これとは別に骨組みを鉄骨で構成する鉄骨建築もあり、鉄骨建築の費用は木造建築と鉄骨建築の中間くらいが相場です。強固な建物ほど解体に手間と時間がかかってしまうため、解体工事の費用が高くなるのだと覚えておきましょう。

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