2017年12月5日

ガス給湯器のガス漏れの対処法をご紹介します! 原因やチェック方法も

ガス給湯器のガス漏れは、給湯器の劣化によるものが多いです。ガス漏れしている給湯器を使い続けることで、ガス漏れが悪化するだけではなく、健康被害を及ぼしかねません。ガス漏れした際の適切な対処法と合わせて、ガス給湯器のガス漏れについてご紹介していきます。

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ガス給湯器のガス漏れの原因

ガス給湯器の使用中にガス臭いと感じたら、ガス漏れが発生している可能性があります。 ガス給湯器は毎日使用するので、長く使い続けていけばいく程ガス漏れのリスクは高まっていきます。 ここでは、ガス漏れを引き起こすガス給湯器の経年劣化のサインをご紹介します。

部品の劣化

ガス給湯器のゴム管やパッキンなどの劣化は、ガス漏れの原因となります。給湯器を使用するほど部品も劣化していきます。また、設置環境が悪いと耐用年数を迎える前でも給湯器や部品の劣化が起こります。まだ給湯器の寿命前で本体に大きな不具合が見られない場合、部品の交換のみでガス漏れを止めることが可能です。

ガス給湯器の寿命

ガス給湯器の寿命は10~15年程と言われていて、使用開始から10年を超えたあたりから不具合や故障が頻繁に起こります。 10年以上使用している給湯器からガス臭いと感じたら、ガス漏れを疑ってみましょう。

10年以上使用している給湯器は修理して使い続けても、再びガス漏れが起きる可能性が高いです。 修理を繰り返すほど出費が増えますので、使用開始から10年近く経過した給湯器は、修理よりも交換の方が安全に使えて長期的に見ると出費を抑えることになるため、交換をおすすめします。

内部の水漏れ

ガス給湯器が経年劣化する時には、内部の部品も消耗し、使用開始から7~10年経過すると、部品が傷み始め、水漏れが発生します。給湯器内部の水漏れによってガス漏れが生じます。もし使い始めたばかりの給湯器内部に水漏れが見られたら、設置の際の整備不良の可能性が高いため、早めに業者に連絡して確認してもらいましょう。

ガス給湯器のガス漏れが起きた時の対処法

ガス給湯器のガス漏れの原因をご紹介しました。ガス漏れの原因によってガス漏れが発生する箇所が異なり、すぐに原因を特定したいかと思いますが、適切な対処を行わないと、大事故につながりかねません。そこで、ガス漏れが起きた際にすべきことをご紹介します。

安全確保

ガス漏れが起きているのに給湯器を使用し続けるのは、ガス漏れを悪化させることになります。ガス漏れが疑われたら一刻も早く使用を中止し、電源を切ってからガスの元栓を閉めてください。

ガスの元栓は室外機についていて、ガスメーターやガスボンベなどとつながった管のつまみ部分になります。寒冷地仕様のものは室内機についていることもありますので、場所が分からなければ説明書で確認してみてください。

元栓を閉めたら窓を開けるなどして換気を行ってください。気分が悪くなったら一酸化炭素中毒になっている可能性があるため、すぐに診察を受けましょう。

エラーコードの確認

安全確保ができたら、給湯器がどのような状態になっているのかを給湯器のリモコンに表示されるエラーコードで確認しましょう。給湯器メーカーやガス会社によってコードの意味が異なりますので、メーカーやガス会社のホームページや説明書で確認してみてください。ご自身では対処できないトラブルだと分かったら、ガス会社に連絡しましょう。

ガス給湯器のガス漏れ箇所を特定する方法

ガス給湯器のガス漏れが疑われたら、原因の特定が必要になります。原因を特定するためには、ガス漏れが起きている箇所を特定する必要があります。給湯器本体と配管・ゴム管をつなぐ部分が水漏れしていないか、金属部分が腐食していないか、本体の部品に穴が開いていないかなどを確認してみましょう。

外部に異常が見られなければ、内部で水漏れなどの問題が発生している可能性があります。内部の異常は素人では分かりにくいため、外部に異常を確認できなければすぐに業者に点検してもらいましょう。

ガス給湯器のガス漏れが起きた時の注意点

ガス漏れは悪臭から気がつくことが多いです。そこで、ガス臭いと感じたらすぐに窓を開けるなど、十分な換気を行いましょう。ガス漏れしている給湯器を使い続けることはガス漏れを悪化させる原因となりますが、ガスを大量に吸い過ぎることで一酸化炭素中毒の危険があるため、ガスを吸い過ぎる前に使用を中止してください。

使用し続けるだけでも十分危険ですが、給湯器の近くでタバコを吸うなど火を使うことはガス爆発につながりますので、給湯器付近での火の使用も絶対に行わないでください。

ガス給湯器のガス漏れを直す工事を業者に依頼する場合

ガス漏れを悪化させないための対処法を行ったら、安全にガス漏れを止めるために業者に給湯器の修理や交換を依頼しましょう。修理と交換の違いの他、優良業者の見極め方や工事費用についてご紹介します。

修理について

使用開始したばかりで給湯器でガス漏れが起きた場合、整備不良であることが多いため、一部の部品の交換修理のみですぐに直せます。また、配管やゴム管など、使い続ければ劣化する部品の一部にのみ不具合が見られるようになった時も、交換修理でガス漏れを直すことが可能です。修理はすぐに対応してもらえて費用も抑えることができます。修理で対応可能かどうか、業者に確認してもらいましょう。

交換が必要な場合について

ガス給湯器が寿命で劣化している場合、交換した方が安全に給湯器をお使いいただけます。交換は修理よりも費用が高くなりますが、寿命を迎えた給湯器を使い続けても、再び故障する可能性が高く、ガス漏れも起こる可能性があります。修理を繰り返せば修理費用がかさみますので、交換した方が出費を抑えられる場合もあります。

給湯器を交換するとなると、現在お使いのものと同じタイプにするのか異なるものにするのかを選択する必要があります。業者と相談しながら、ご自宅に合うものを選びましょう。

業者の選び方

整備不良でガス漏れが起きることがあることから、ガス漏れを直す工事を依頼する業者選びは重要と言えます。安心して工事を依頼できる業者は、ガス給湯器の修理や交換の実績や給湯器の知識が豊富であることはもちろん、迅速で丁寧な対応良心的な価格設定をしています。

その他に、依頼者の目的に合う工事内容を提案してくれたり、修理で済む場合は交換を勧めない、アフターサービスが充実しているといった特徴も見られます。このような特徴を持っているかを確認しながら、信頼できる業者を見つけましょう。

費用の目安

業者に修理や交換を依頼するとなると、工事費用が気になりますよね。工事費用は部分的な修理で済むのか給湯器の交換になるのかで費用は変わります。

ゴム管やパッキンなどの部品の修理であれば、数千円で済みます。ただし、給湯器内部の部品交換の場合には数万円かかります。

給湯器の交換となると、本体価格に加えて工事費用がかかるため、数十万円程度かかります。業者に見積もり依頼をしながら、提案された工事内容と費用を確認しましょう。

ガス給湯器のガス漏れを防ぐために

部品が劣化すると、いつガス漏れが起きるか分かりません。ひび割れや穴あきは劣化している証拠ですので、部品の劣化を見つけたら、早めに業者に交換修理を依頼しましょう。

また、ガス漏れ警報器を設置しておけば、ガス漏れに早く気がつくことができます。安全にガス給湯器を使用するためにも、ガス漏れ警報器の設置をおすすめします。

まとめ

ガス給湯器のガス漏れの原因や対処法をご紹介しました。給湯器にガス漏れが発生している時は、給湯器の経年劣化による部品の劣化だけではなく、整備不良によるものもあります。ガス漏れが疑われたらすぐに使用を中止し、給湯器の電源や元栓を閉め、換気をするといった安全確保をまず行い、修理や交換を依頼しましょう。ガス漏れを適切に対処し、安全にガス給湯器を使用しましょう。

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監修者:

渡邊 一伸(ナベさん)

大工歴35年。大手ハウスメーカーで2年間現場監督に従事。3000棟以上のリフォーム・住宅修理の工事管理の実績をもつ。阪神淡路大震災においては1年間復興財団に奔走。その後、独立し、会社を10年経営。2016年に1月に株式会社ローカルワークスに入社。