都市ガスとプロパンガスの価格の違い
出典:Photo-AC
ガスには都市ガスとプロパンガスの2種類があり、それぞれ利用できる機器が違うことは理解されていると思います。よく「プロパンガスはガス代が高い」と言われていますが、なぜ高いのか、そしてどれくらい高いのかはあまり知られていません。ここでは都市ガスとプロパンガスの価格の違いについて説明します。
プロパンガスは高いと言われていますが、なぜ都市ガスよりも高くなるのでしょう?その理由として次のような点が挙げられます。
- プロパンガスのほうが火力は強い
- プロパンガスは自由料金
1㎥あたりの値段で比較をすると、都市ガスよりもプロパンガスのほうが圧倒的に高く設定されています。これだけで「プロパンガスは高い」と言われていますが、それは間違いです。1㎥あたりの火力は都市ガスよりもプロパンガスのほうが強いため、1kcalあたりの価格は実はそれほど大きな差はありません。プロパンガスは見せかけの単価が高いのだと覚えておきましょう。
でも実際に1ヶ月のガス代で比較すると、プロパンガスのほうが高くなっているという人もいると思います。それはプロパンガスの会社が自由に値段設定をしているためで、プロパンガス会社の選択肢がほとんどないような地域では、殿様商売の価格設定で販売しています。その結果、プロパンガスのほうが価格は高くなるという現象が起きています。
ガス代の節約と費用を減らす方法
それでは実際にガス代を節約しようと思ったとき、何をすればいいのでしょう。ここでは節約方法や、費用を減らす方法についてご紹介します。
風呂のガス代の節約方法
まず、お風呂のガス代を節約する方法を見ていきましょう。
- シャワーを流しっぱなしにしない
- 浴槽は蓋を使って保温する
- 追い焚きしないでいいくらいすぐに次の人が入浴する
- 節水シャワーヘッドに替える
お風呂のガス代を減らすときの大原則は、無駄を減らすことです。使っていない状態でお湯を流さないこと、そして入浴と入浴の間のロスを減らすこと、この2点を意識するだけで、ガス代が一気に下がります。特にシャワーの流しっぱなしは水の無駄遣いですので、2重に光熱費を圧迫させることになります。
ガスも水も使っていないときは、その都度必ずガスを止めるようにしましょう。またシャワーも節水シャワーヘッドに変えることで、一度に使うお湯の量を減らすことができます。自分で簡単に交換できますので、いますぐにでも行って欲しい節約方法のひとつです。
あとは浴槽のお湯の温度をいかにして下げないかを考えましょう。理想は1人が出たら、すぐに次の人が入ることです。冬場などは間隔が1時間開くだけでお湯の温度がグッと下がり、追い焚きが必要になります。お風呂は家族全員が揃ってから短時間で済ませるのが節約のポイントです。
キッチンのガス代の節約方法
次にキッチンのガス代を節約する方法を見ていきましょう。
- 強火ではなく中火にする
- 電子レンジを活用する
- お湯をわかすときには蓋を使う
- 大きな鍋を使う
キッチンの節約はなかなか難しいですよね。これまでと違う火力で料理をすると、美味しく作れるのか心配になるかと思います。でも、強火で調理していても実は、その火力のほとんどが逃げているということがよくあります。思い切って強火ではなく中火で調理をしてみましょう。
電子レンジを活用するというのも節約方法のひとつです。例えばポテトサラダを作るのにジャガイモを茹でるのと電子レンジで温めるのとでは、電子レンジのほうが圧倒的に短時間で終わります。光熱費もそのほうが安くなります。
調理の効率を上げることも重要です。鍋はできるだけ大きなものを使って、火力が無駄にならないようにしましょう。お湯をわかすときには蓋をして熱が逃げないように工夫しましょう。お湯を沸かすだけなら電子ケトルを使えば、さらにガス代を節約することができます。
ガスの種類やプランの見直し
ガス代を下げるために節約は重要ですが、節約だけでは限界があります。しっかりとガス代を下げたいのであれば、ガスの種類を変えたり、プランの見直しをしたりしてください。
地域によっては、都市ガスよりもプロパンガスのほうが倍近く高くなることがあります。それくらいの料金差であれば、機器を交換してでも都市ガスに切り替えることをおすすめします。プロパンガスしか選べないのであれば、いくつかのプロパンガス会社で料金を比較してみましょう。
オール電化、エコキュートを導入するというのも光熱費全体を下げられる可能性があります。ガスのまま使いたいというのであれば、最新のガス給湯器エコジョーズに切り替えるというのもおすすめです。
まとめ
家族が自由にガスを使うと、ガス料金は驚くほど高くなってしまいます。まずは現状把握をして、ライフスタイルの見直しも含めて、ガス代の節約をしてください。生活の中の無駄をできるだけ減らして、必要以上に払っているガス代をなくしましょう。
その上で、ガスをプロパンガスから都市ガスに替えたり、オール電化やエコキュートの導入も検討したりしましょう。ガス給湯器の寿命はおおよそ10年ですので、10年近く経過しているという人は、そのタイミングがチャンスです。節約だけでなく、根本的な見直しをしてガス代を減らしましょう。
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