2017年12月4日

浴室換気・暖房乾燥機はどれがいいの? 選び方のポイント

浴室換気暖房乾燥機の選び方では、熱源と設置方法、搭載機能の確認は外せません。特に換気と暖房、乾燥以外の機能は多岐に渡りますので、予算やライフスタイルを考慮しながら選ぶことが重要です。浴室換気暖房乾燥機の主なメリットやデメリットを確認しながら、ご自宅の利便性を高める製品を選ぶコツをつかみましょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • メールで送る

浴室換気暖房乾燥機の選び方の確認事項


浴室換気暖房乾燥機とは、一台で浴室の換気や暖房、乾燥を行える機器です。利便性の高さから、非常に人気があります。しかし、基本的な機能の他にも便利な機能が搭載されており、製品によって搭載機能は異なるため、どれを選ぶべきか迷われる方は多いです。また、熱源や設置タイプでも種類が分けられます。そこで、浴室換気暖房乾燥機を選ぶ際に確認しておきたいことをご紹介します。

熱源の種類

熱源は「電気式」「ガス式」「灯油式」に分けられ、現在は電気式とガス式が主流となっています。
電気式は工事が比較的簡単であるため、工事費用も抑えられます。また、商品価格の安さも特徴です。しかし、浴室内を暖めるのに時間がかかるため、ランニングコストが高くなります。

ガス式は室内をすぐに暖められるため、ランニングコストを抑えられます。また、室外機は壁掛けが可能な程小型です。デメリットとしては室内機と室外機が必要となるため工事が大がかりで、費用も高いです。また、商品価格が電気式よりも高くなります。

灯油式はすぐに室内を暖められるため、ランニングコストを抑えられます。しかし、室内機と室外機が必要になるため工事が大がかりで、費用も高くなります。製品の価格も高いです。室外機は大きいため、室外機を設置するためのスペースも必要になります。

どの熱源を選ぶかで初期費用やランニングコストが変わってきますので、何を優先したいかを明確にしながら、熱源を選びましょう。

設置方法

浴室換気暖房乾燥機は壁掛けタイプと天井埋め込みタイプがあります。ご自宅の状況によっては設置方法が限られる場合がありますので、設置方法は早めに確認しましょう。

壁掛けタイプは、既存の換気口を利用して設置するため、簡単に設置できます。リフォーム後や戸建て住宅での後付けも可能です。ただし、設置ができないこともありますので、必ず事前にショップに確認しましょう。

天井埋め込みタイプは、すっきりした空間を保つことができて、薄型設計のものが多いのが特徴です。新築や浴室全体をリフォームした後に設置されることが多いです。浴室のみに限らず、浴室と洗面所、トイレの3室に対応したものや、浴室と洗面所の2室に対応したものもあります。天井埋め込みタイプの場合、住宅全体の設計に関わるため、天井埋め込みタイプにするのであれば早めに担当者に相談しておきましょう。

搭載機能

浴室換気暖房乾燥機には換気や暖房、乾燥だけでなく、浴室を快適にするための様々な機能が搭載されています。 たとえば涼風機能があれば、暑い時でも嫌な汗をかくことなく入浴することが可能です。

また、ミストサウナを楽しめるミストサウナ機能や、自宅で本格的な打たせ湯を楽しむことのできる打たせ湯機能などもあります。その他にカビ抑制機能や衣類脱臭機能など、メーカー独自の機能が搭載されたものまであります。

魅力的な機能が多いですが、ライフスタイルによっては全く使わない機能もあるでしょう。 多くの機能が搭載されているという理由で商品を選ぶのではなく、ご自身にとって必要な機能が備わっているものを選びましょう。 また、リモコンの操作性は、浴室換気暖房乾燥機の使い勝手を左右します。ショールームなどで実物に触れて、使いやすさを確認することが大切です。

浴室換気暖房乾燥機のメリット

浴室換気暖房乾燥機を使うことで浴室内の湿気やカビを防いだり、安全で快適な環境を保つことにつながります。浴室換気暖房乾燥機がどのように活用できるのかについてご紹介します。

湿気を防ぐ

浴室換気暖房乾燥機を回すことで、効率的に浴室を乾燥した状態にすることができます。浴室が乾いているおかげで、掃除の手間を省くことができます。また、天候を気にすることなく洗濯物を干すことができるため、雨続きの時でも洗濯が可能になります。雨に濡れたものを乾かす時にも便利です。

陰干しが推奨されている洋服は乾ききるのに時間がかかりますが、浴室乾燥を使用すれば、日光に洋服を当てることなく乾かすことができるため、陰干し代わりに利用することが可能です。生地が厚くて乾ききるのに時間のかかる洋服を効率的に乾かす手助けにもなります。

カビを抑制する

浴室換気扇を使用すると、浴室内の空気の循環が良くなり、効率良く換気を行えます。その結果、浴室のカビの発生を抑えます。

戸建て住宅では浴室に窓がついていることが多いので、換気扇ではなく窓を開けて浴室の換気を行うご家庭が多いのではないでしょうか。 実は、この換気方法だと窓の周辺しか換気されませんので、浴室全体のカビの抑制にはなりません。

そうなると、「窓やドアを開けながら換気扇を回せば、十分な換気ができそう」と考えるかもしれませんが、 この場合、浴室内の空気が循環される所とされない所が生じ、結果的に換気効率が低下します。 また、浴室のドアを開けっ放しにすると、浴室の湿気が脱衣所に流れてしまい、脱衣所のカビの発生原因になります。

浴室換気暖房乾燥機で換気をするときは、窓やドアを閉めましょう。

安全で快適な浴室にできる

寒い時期になると、ひんやりと冷たくなった浴室に入るのがつらいですよね。 辛い寒さだけでなく、暖房の効いた暖かい部屋から寒い浴室へ行くと、ヒートショックを起こす危険があります。

ヒートショックは、部屋の気温差が原因で起こります。予め浴室を暖房で温めておけば、部屋の気温差が無くなり、ヒートショックの予防になります。

浴室暖房乾燥機で暖めれば、小さなお子様からご年配の方まで家族全員が安心して入浴できる安全な浴室空間を作ることができます。 また、暖房機能だけでなく、ミストサウナ等の入浴の快適性を高める機能を活用することで、浴室がより居心地の良い空間となります。

浴室換気暖房乾燥機のデメリット

浴室の環境を良くしたり快適性を高めることのできる浴室換気暖房乾燥機ですが、メリットばかりではありません。 熱源の種類にもよりますが、電気代、ガス代といった光熱費がかかります。 また、浴室換気暖房乾燥機の設置にも費用がかかります。

まず浴室換気暖房乾燥機の使用頻度を考えましょう。 浴室換気暖房乾燥機の使用頻度が高そうであれば、初期費用が高くても毎月の光熱費が安いおかげで費用は回収しやすいです。 しかし、頻繁に使用しないのであれば、初期費用の回収に時間がかかります。

早朝や夜遅くに入浴することが増えれば、暖房を使う機会が増え、光熱費がかさみます。 寒くなる前に入浴したり、乾燥機使用後の暖かい間に入浴して暖房を使用しないで済むようにするなど、節約が必要になります。

浴室換気暖房乾燥機を選ぶポイント

浴室換気暖房乾燥機の選び方で確認すべきことや、浴室換気暖房乾燥機のメリットデメリットをご紹介してきました。浴室換気暖房乾燥機は熱源の種類と設置方法による違いだけではなく、換気や暖房、乾燥以外に搭載されている機能による違いでも多くの種類があります。

初期費用や光熱費がかかるため、設置や使用を躊躇してしまう方は多いですが、機能を上手に活用できれば、浴室の環境や快適性を高めることにつながります。種類の多い浴室換気暖房乾燥機をご自宅に合うものを選ぶポイントをご紹介します。

住宅状況を考える

設置方法による違いで種類を分けられるため、戸建て住宅なのか集合住宅なのかで選ぶべき浴室換気暖房乾燥機は異なります。新築や浴室全体のリフォームで浴室換気暖房乾燥機を設置する場合、換気計画で設置可能なものから選択することになります。乾燥機のみを交換する場合、後付けで工事しやすいものを選びましょう。また、近隣に迷惑のかからない工事計画を立てられるものを選ぶことも大切です。

機能が充実していそうだからという理由で即決してしまうと、ご自宅には設置できないタイプだったということもあり得ます。様々な製品を比較することで、どれがご自宅に合うかが見えてきますので、あらゆる製品を比較検討し、ご自宅に設置可能なものを選びましょう。

ライフスタイルを考える

最近の浴室換気暖房乾燥機には様々な機能が搭載されているため、どの機能が搭載されたものがご自宅に合うのかを見極めるだけでも大変です。そこで、入浴中の快適性を高めたいのか、入浴以外でも浴室を活用したいのかを考えると、どのような浴室にしたいかが見えてきます。

たとえば入浴時間を楽しみたいのであればミストサウナや打たせ湯の機能に魅力を感じるでしょう。
一方、時間や気候を気にすることなく洗濯物を干したい場合は乾燥機能が重視されますし、浴室の寒さを解消したいのであれば暖房の効き具合などが気になるでしょう。浴室を清潔に保つ換気機能は、24時間換気が必要か否かも人によって異なります。

ライフスタイルを振り返ることで、どのような機能が絶対に必要で、どこまでの性能を求めるかが見えてきます。 しかし、高機能な製品になるほど価格は高くなります。また、光熱費にも影響を与えます。 搭載機能の特徴と合わせて光熱費も確認しておくことで、出費が増えても必要な機能か否かの取捨選択に役立ちます。

さらに、製品の購入予算も明確にしておきましょう。予算を明確にしておくことで、予算を超えた場合に妥協する機能を考えるきっかけとなります。 乾燥機の設置には、商品価格の他に工事費もかかることを考慮して予算を考えましょう。
ライフスタイルと出費のバランスを考えながら、必要な機能の搭載された浴室換気暖房乾燥機を選びましょう。

まとめ

浴室換気暖房乾燥機の選び方のポイントや浴室換気暖房乾燥機のメリットとデメリットをご紹介しました。浴室換気暖房乾燥機は熱源の種類と設置方法、搭載されている機能の違いで、製品は多岐に渡ります。

乾燥機を上手に活用することで、浴室を清潔に保ち、安全で快適性の高い空間にします。 ただし、設置には初期費用がかかったり、ランニングコストのかかるタイプのものもあります。

無駄のない浴室換気暖房乾燥機を選ぶためには、ご自宅に設置可能なタイプのものを選ぶことに加え、予算内で妥協できない機能を見極めることが大切です。予算や機能など様々な点を考慮しながら、ライフスタイルに合う浴室換気暖房乾燥機を選びましょう。

いかがでしたでしょうか。なるべく費用を抑えてリフォームをしたい方へお知らせです。リフォマは中間業者を介さずに、ご要望に合う専門業者を直接ご紹介します。中間マージンが上乗せされないため、管理会社や営業会社などより安く費用を抑えることができます。下記のボタンからお気軽にご相談ください!

リフォマは中間業者を介さずに、ご要望に合う専門業者を直接ご紹介します。中間マージンが上乗せされないため、管理会社や営業会社などより安く費用を抑えることができます。
リフォマなら中間マージンカットで専門業者をすぐ紹介