自宅の壁を木目調にする方法
出典:photoAC
ご自宅の居間などの壁を木目調にリフォームするには、「ウッドパネル」もしくは、「壁紙」のいずれかを使用します。 どちらの方法もそれほど難しい工程はありませんが、現在の環境に適したものを選んだり、部屋の雰囲気によって取り入れるデザインも変わってきます。
各方法の特徴などについて簡単に説明しますので、ご自身に合った方法を取り入れてみて下さい。
ウッドパネルで張り替える
ウッドパネルの素材は、無垢材、集成材、無垢材と集成材を組み合わせたものなど、種類も豊富です。
無垢材は、天然の木材で、木材の持つ香りや温もりを感じることができる他、木材ごとに異なる木目もインテリアの一部として楽しむことができます。
空間演出だけでなく、防音効果、調湿および断熱効果も期待でき、機能性のある住空間を作り上げます。 一方、集成材は、無垢材に比べると、木材そのものの香りや質感はありませんが、強度や品質も安定しているので扱いやすく、統一感のあるインテリアに仕上がります。
ウッドパネルは、ボンド、両面テープ、ビス、釘を用いて壁に取り付けていきます。 使用するパネルや壁素材に合わせて、適切なものを選ばなければなりません。
※集成材とは、木材を小さく切り分けてから乾燥し、接着剤で組み合わせた人工の木材のことです。
壁紙で張り替える
賃貸のマンションやアパートにお住まいの方でも、部屋の雰囲気を変えてみたいと思っていらっしゃる方は多いのではないでしょうか。
基本的に、賃貸物件では借主が部屋の内装を勝手に変えることはできません。 入居時の条件として設備の損傷および、内装に傷を付けたり、汚したりした場合は、借主が原状回復を行うことが義務付けられています。
そこで、賃貸物件におすすめなのが壁紙を用いたプチリフォームです。
この方法ならば比較的リフォームが簡単に行えますし、原状回復する必要もありません。賃貸住宅で壁リフォームを行うときは、原状回復しなくて済むようにキレイに剥がせる壁紙を使用しましょう。
また、壁紙をホチキスで止めていく方法も有効です。基本的にホチキスや画鋲などの小さな穴は、原状回復の範囲には含まれませんが、気になる方は前もって貸主に確認しておくと安心です。
壁を木目調にするメリット
ご紹介したように、壁を木目調にするには、ウッドパネルと壁紙を用いる二つの方法があります。
どちらの方法にも共通するメリットは、部屋の印象をガラリと変えることができ、空間をおしゃれに演出してくれるという点です。 壁一面に貼ることはもちろんですが、部分的に貼ると空間にメリハリが生まれ、アクセント的な役割も果たしてくれます。
例えば、リビングのテレビボードの後ろの壁、寝室の壁など部分的に用いて、視覚的にもインパクトのある演出を楽しんでみられてはいかがでしょうか。
さらに凹凸のあるデザインのウッドパネルには、間接照明を組み合わせると、陰影効果で空間がさらにおしゃれな雰囲気にグレードアップします。 木目調のデザインにも様々なものがありますので、お好みのお部屋の雰囲気に合わせて、自由にコーディネートが可能です。
特に、無垢材は冒頭でも触れたように、天然の木材にしかない魅力に富んでいます。 様々な表情が楽しめる木目や、年月と共に深い飴色に美しく変化する、天然素材ならではの経年変化が楽しめます。
また、防音性、調湿性、断熱性にも優れています。調湿作用が働き、湿気の多い日は水分を吸収し、乾燥している日は、水分を放出するため、室内が過ごしやすい環境に整います。
日常生活においては、夏は涼しく、冬は暖かく過ごせ、断熱性に優れている点も、大きなメリットと言えます。
部屋の雰囲気で木目の種類を変えるのがポイント
木目調の壁にするときは、どんな雰囲気のお部屋にするかで、適切なデザインを選ぶことがポイントになります。 インテリアに合う木目デザインを挙げていますので、コーディネートの参考にしてみて下さい。
ナチュラル
木そのものが持つ色や、木目を生かしたさわやかなブラウン系のナチュラルなウッド柄は清潔感があり、どんな家具にも合わせやすいという特徴があります。
飽きがくることが少なく、長くデザインを楽しむことができます。
カントリー風、西海岸風
ホワイト系の木目は、ナチュラルな雰囲気はもちろん、カントリー風、西海岸風のインテリアにもマッチします。 ダメージ加工された木目調のウッドパネルや壁紙がおすすめです。
ベージュ系やブルー系の色を、アクセントに取り入れるのもおすすめです。
シック、スタイリッシュ
ダークブラウンなどの少し濃いめの色は、重厚感や高級感のあるシックな空間に仕上がります。 アンティーク家具やレザー素材のインテリアと相性が良く、スタイリッシュでモダンな空間演出が期待できます。
レトロ、ヴィンテージ風
レトロな雰囲気やヴィンテージ風のインテリアにピッタリなのが、ペイントウッドやダメージ加工されている木目調デザインです。 壁紙を使用すれば、わざわざ、新しい木材にダメージ加工を施さずに済み、手間をかけずに手軽に楽しむことができます。
個性的な雰囲気
ありきたりな木目調のデザインでは物足りないという方におすすめなのが、小さな木の板が縦、横、斜めに並んだパターン柄のデザインです。
複雑なデザインも壁紙ならば、施工も簡単ですし、手軽に取り入れることができて便利です。 カラフルな色を組み合わせたものから、落ち着いた色を組み合わせたものまで、バラエティーに富んでいますのでお好みのものを選ぶとよいでしょう。
木目調は壁の貼り方で見え方が変わる
木目調のウッドパネルは、横向き、もしくは縦向き、どちらの方向に貼るかで部屋の居心地や見え方が変わります。
横向きに貼る
横向きに貼ると、壁に横のラインがつくられるため、部屋が広く見えます。特に部屋の横幅が狭いという場合は、奥行きがあるように見えます。
縦向きに貼る
縦向きに貼ると、壁に縦のラインがつくられるため、部屋の天井が高く見えます。 天井を高く見せたいときには効果的です。特に吹き抜けがある住宅は、さらに上の空間に広がりが生まれ、吹き抜けの開放感が活かされます。
まとめ
壁を木目調にリフォームするときは、「ウッドパネル」や「壁紙」を用いて行いますが、住環境や壁の素材に合わせて、適切な方法で行わなければなりません。 特に賃貸物件では、原状回復できるように、賃貸物件向けの壁紙や糊を用いて行いましょう。
ウッドパネルは無垢材、集成材の2種類があり、無垢材はデザイン性だけでなく、機能性のある空間作りにも適しています。 一方、壁紙も本物の木材を思わせるようなデザインのものが多く、手軽に木目調のインテリアを楽しむことができます。
最近は、両者ともに様々なデザインが豊富に揃っていますので、作りたいお部屋の雰囲気や、ご自身のお好みに合わせて素敵なものを選んで下さい。
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