2016年9月23日

外壁塗装はセルフクリーニングできる塗料がある!光触媒塗料の魅力とは

光触媒塗料を外壁塗装に使用すると、太陽光によって二酸化チタンコート剤が学反応を起こし、セルフクリーニングが行われることが期待できます。

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セルフクリーニング機能によって、外壁の掃除の手間が軽減される「光触媒塗料」をご存知でしょうか。
光触媒塗料とは何か、仕組みや特徴、光触媒塗料の使用が向いた環境などについて解説していきます。

光触媒塗料って何?

光触媒塗料とは、太陽の光によって化学反応を促すことで、塗装面にセルフクリーニング機能を持たせた塗料をいいます。
晴天時に太陽の光が二酸化チタンコート剤に当たると、親水状態になって雨が降ったときに、水が汚れの下に入りやすくなります。

また、紫外線を吸収することで、分解力が強い活性化酵素が発生し、汚れや有害物質などを分解していく仕組みです。
太陽光だけではなく、蛍光灯の明かりによっても化学反応が促されるため、光触媒塗料はよく外装・内装の壁に使われています。

光触媒塗料を施した外壁塗装の特徴

光触媒塗料を外壁塗装に使用すると、外壁が汚れにくくなるため、高圧洗浄機などを使って清掃をする手間が軽減されます。
また、塗料に防カビ材が含まれていても、経年劣化によって効果は薄れていいきますが、光触媒にはカビを防止する効果もあり、長期間効果が継続することが期待できます。
外壁に使用した場合には、自動車の排気ガスに含まれるNOxなど、大気中の有害物質を分解するため地球の大気浄化にも貢献できるのです。

外壁塗装で光触媒塗料を使用するときの注意点

光触媒塗料を塗るとどんな汚れでも分解できるわけではなく、錆によるものや土砂といった無機質系の汚れは分解されないので注意しましょう。

また、光触媒によって分解できる物質の量には限界があるため、鳥のフンが落ちてきたり、カビが大量に発生したりする状況下では効果を実感しにくいといわれています。そして、外部から付着する汚れではなく、外壁塗装した箇所の内部から染み出る汚れに対しては効果を発揮しにくいです。通常使用の状況下での効果に限定されます。

光触媒塗料を外壁に使うときの条件とは?

光触媒塗料が効果を発揮するためには、「太陽光」や「雨水」に当たることが条件です。日陰になってしまう壁では、太陽光によって化学変化を促すことができません。隣接する建物との距離が1m以上あることが望ましいです。

雨水に当たりにくい壁では、汚れや有害物質が分解される効果しか期待できないため、親水作用が生じず、セルフクリーニングとはいえない状況となります。光触媒塗料は、住宅周辺に十分なスペースが空いている状況での使用に向いています。

「光触媒塗料は効果がない」といわれることもありますが、そもそも使用に向いた状況下にはない可能性があります。光触媒塗料の使用を検討するときには、住まいの立地する環境をチェックしましょう。

外壁塗装に使用する塗料には様々な塗料があります。こちらの記事ではランキング形式でまとめてありますので、参考までにご覧ください。
塗料職人がおすすめする外壁塗料の人気ランキングを発表!

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