2016年11月1日

外壁塗装の無機塗料とは?ラジカル塗料・ハイブリッド塗料を選ぶメリット

外壁塗装はウレタン塗料やシリコン塗料、フッ素塗料といった有機塗料のほかに、無機塗料やハイブリッド塗料、ラジカル塗料が使われることがあります。

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外壁塗装では一般的な有機塗料のほかに、無機塗料が使われることもあります。
ラジカル塗料やハイブリッド塗料といった塗料もありますが、外壁塗装で使用すると、どういったメリットがあるのでしょうか。

外壁塗装に使用する無機塗料とは?

一般的に外壁塗装に使われるアクリル塗料やウレタン塗料、シリコン塗料、フッ素塗料は有機化合物である合成樹脂を用いた有機塗料です。無機塗料の「無機」とは無機化合物を指し、自然界にある鉱石などの炭素化合物です。無機化合物は樹脂と異なり、日に当たって劣化しにくいですが、無機化合物だけで塗料をつくることができません。そのため、有機塗料に無機化合物を混ぜて耐久性アップさせた塗料が、無機塗料として作られています。

無機塗料の耐用年数はベースとなる、シリコン塗料やフッ素塗料などの耐用年数によります。

外壁塗装に使用できるラジカル塗料の特徴とメリット

ラジカル塗料とは、塗膜の劣化を進める原因となるラジカルの発生を抑える機能を持った塗料をいい、ラジカル制御型塗料ともいわれるものです。一般的な塗料では、顔料として含まれている酸化チタンがラジカルを発生させるため、高耐候酸化チタンに替えて配合し、表面保護層でラジカルを包みこむ仕組みとなっています。発生してしまったラジカルは、光安定剤が働きを抑えます。

ラジカル塗料は、シリコン塗料とフッ素塗料の間の価格帯や耐久年数があるとされ、フッ素塗料より価格を抑えて耐久性を確保できることがメリットです。
ただし、販売されて日が浅いため、施工実績が少なく、これからが期待される塗料といえるでしょう。

外壁塗装に使用できるハイブリッド塗料の特徴とメリット

ハイブリッド塗料は、無機塗料とほぼ同義で、有機塗料に無機化合物を混ぜた塗料をいい、無機ハイブリッド塗料と呼ばれることもあります。ハイブリッド塗料の中でも、シリコン塗料やフッ素塗料に無機化合物を混ぜたものは耐候性が高く、長時間塗膜が光沢を維持します。親水性が高く、汚れがつきにくいものが多いです。 一方で、弾性塗料が塗ってある塗膜面などには塗りにくく、ハイブリッド塗料の上に重ね塗りするのは、密着しにくいことがデメリットです。ハイブリッド塗料は種類が限られているため、木部に塗れる商品もありません。また、フッ素塗料よりも価格が高い傾向にあります。

無機塗料やラジカル塗料は、耐久性が高いことが魅力ですが高価な塗料です。
ただし、塗り替えのメンテンス回数が減ることで、長い目で見ると安く済むこともありますので、外壁塗装の際には建物の耐久年数も考慮して検討してみましょう。

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