実際に庭にブロック塀を設置した事例をご紹介
庭にブロック塀を建てようと思っている方でも、どんなものを設置すれぱいいか迷っている方が多いと思います。そこで、リフォマが実際に行ったブロック塀の施工事例をご紹介しますので、今後の参考にしてみてください。
西伯郡日吉津村✕ブロック塀改修工事✕綺麗な仕上がりの工事
- BEFORE
- AFTER
習志野市×門回り×門回りに表情をつける工事
- AFTER
千葉市×機能門柱、フェンス×子供が喜ぶデザインもお任せの作業
- AFTER
庭にブロック塀を設置する費用
実際の事例を見て、庭にブロック塀を設置したときのイメージができたかと思います。そうなると次に気になるのが、いくらくらいで施工できるのかということですよね。ブロック塀の施工は、設置する場所の地面の状態にもよりますが、一般的に下記のような費用相場になります。
- 基礎工事費用:4千~1万円/m
- ブロック塀設置費用:1万~1.5万円/㎡
- 既存の塀の撤去処分費用:4.5万~5万円
ブロック塀を積む作業費用は1㎡で1万~1.5万円で行えます。さらに既存の塀がある場合は、それらの撤去費用が発生します。デザイン性の高い化粧ブロックを使ったときは、設置費用が1㎡あたり1万~4万円ほどアップします。
上記の金額を合わせると、通常のブロック塀の設置費用は約3万円/㎡前後になりますので、10㎡の塀を施工するときは約30万円が相場ということになります。化粧ブロックを使ったりブロック塀を塗り壁にすると、その倍の約60万円の費用がかかると思っておきましょう。
庭にブロック塀を設置するメリットとデメリット
庭にブロック塀を設置する理由は人それぞれかもしれませんが、設置することによって様々なメリットを感じられる一方で、デメリットを感じることにもなります。設置した後に「そんなつもりはなかった」とならないように、事前にメリットだけでなくデメリットも把握しておきましょう。
ブロック塀を設置したときの3つのメリット
ブロック塀を設置するメリットは3つあります。
- 家族のプライバシーを守ることができる
- 敷地内に侵入されにくくなる
- メンテナンスがとても楽
最も大きなメリットは、やはり自宅のプライバシーを守れるということです。物理的な壁ができるわけですから、よじ登られない限り家を覗かれるということはありません。人通りの多い道路に面して庭があるときは、通行人の視線を遮ることができますので、生活でのストレスが減ります。
さらに、壁があることで敷地内に不用意に侵入されることがなくなります。ブロック塀は心理的にも大きな壁になりますし、高さがあれば乗り越えることは容易ではありません。このように家の防犯性を高めることを考えたときにも、ブロック塀はとても効果的です。
安全性や防犯性の高さだけでなく、メンテナンスのしやすさもブロック塀のメリットのひとつです。30年近く使い続けることができ、汚れが目立ってきても高圧洗浄機で洗い流すだけで、お手入れが完了します。ノーメンテナンスに近い状態で使い続けられることに、メリットを感じられる人も多いようです。
ブロック塀を設置した際の4つのデメリット
次にブロック塀を設置したときのデメリットも見ていきましょう。
デメリットは全部で4つあります。
- 風通しが悪くなる
- 圧迫感がある
- 空き巣に狙われやすくなる
- 自身が発生したときに倒壊する危険性がある
まず、壁ができることで空気の流れを止めてしまいます。今まで心地よい風が通り抜けていた家でも、ブロック塀を立てると風が入ってこなくなることがあります。梅雨時期などは家全体の湿度が上がってしまい、住居としての居心地のよさが下がる可能性があります。
さらに、見た目の圧迫感が高まります。庭の広さにもよりますが、あまり奥行きがない庭にブロック塀を並べてしまうと、これまで開放的だった景色が一変して、圧迫されているように思う方もいるかもしれません。
意外なデメリットとして挙げられるのが、空き巣の標的になるということです。ブロック塀は不法侵入を防ぎますが、一度家の敷地に入られてしまうと道路からは見えなくなるため、空き巣にしてみれば落ち着いて作業できる環境になってしまいます。これを防ぐには、穴の空いたブロックを配置する、ブロック塀の高さを低くする必要があります。
そして、もうひとつ気をつけなくてはいけないのが、ブロックは倒壊する危険性があるということです。
きちんと施工していれば、地震が起きても倒れることはありませんが、違法になるほど高く積んだり、寿命が過ぎても使い続けたりすると、大地震で倒れて通行人や家族を下敷きにしてしまう可能性があります。
ブロック塀のリフォーム方法
最近は地震によってブロック塀の倒壊事故が多数起きていることもあり、リフォームするケースが増えています。新規に設置する場合と、既存のブロック塀をリフォームする場合では、設置の仕方が違ってきます。ここではブロック塀をリフォームするときの考え方や、リフォーム方法についてご紹介します。
ブロック塀を新たに設置する場合
出典:国土交通省
ブロック塀が明らかに劣化している場合は、既存のブロック塀を撤去する作業から始まります。ブロック塀が劣化しているかどうかを判断することになりますが、下記のような状態であればブロック塀を新たに設置してください。
- 塀の高さが2.2m以上ある
- 塀の高さが1.2m以上あるが控え壁がない
- ブロック塀が傾いている
- ブロックに鉄筋が入っていない
- ブロックにヒビが入っている
- 施工から30年以上経過している。
まず、ブロック塀の高さですが、控え壁がある場合は最高で2.2m、ない場合は1.2mまでと決められています。この高さを超えているものは、高さを下げなくてはいけません。必要以上に高いブロック塀は基礎に余計な負担がかかっていますので、できれば新たに設置することをおすすめします。
また、ブロック塀が傾いていたり、ヒビが入っていたりと、目に見えて状態が悪い場合も一度撤去してから新規で立て直す必要があります。地震などが起きたときに倒壊するおそれがありますので、できるだけ早急にリフォームしてください。
ブロック塀は15年に一度現状の調査を行うのが理想ですが、そのときに鉄筋が入っていないなどの施工ミスが発覚したら、こちらもすぐに新しいものを設置しましょう。鉄筋が入っていないブロック塀はいつ倒れてもおかしくありません。その他にも、施工から30年経過しているブロック塀は、中の鉄筋が錆びて役に立たない状態ですので、こちらも早めにリフォームが必要です。
ブロック塀の撤去に関しては、より詳細に書いた記事がありますので参考までにご参照ください。
ブロック塀を解体するときの費用相場は? 解体する目安もお教えします
ブロック塀の撤去を行って基礎を整えたら、新規でブロック塀を施工する場合と同じです。法律に従って、安全性の高いブロック塀を作りましょう。
既存のブロック塀を補修する場合
最近はブロック塀を新しく設置するのではなく、補修して再利用するというケースも増えています。撤去して新しく設置するには、まとまったお金が必要になりますが、補修であれば新規よりも費用をかけずに使い続けることができるためです。
施工してからそれほど年数が経っていない場合で、ブロック塀の強度が不足しているのでなければ、このような補修で十分です。ただし、強度が十分に足りているのかは素人では判断できません。ひび割れなどが発生したときには、必ず専門の業者に調べてもらいましょう。
また、最近はブロック塀をすべて撤去するのではなく、塀の下部だけ残して、そこにフェンスを設置するというリフォームも増えてきました。こちらもブロック塀に十分な強度があることが前提になりますが、庭に光を取り込むことができ、圧迫感も減らすことができます。何よりも倒壊するリスクが減りますので、このような補修方法があるということも頭に入れておきましょう。
DIYで庭にブロック塀を設置するときの注意点
ブロック塀の設置を業者に依頼すると、3m幅くらいでも10万~20万円くらいの費用が必要になります。コンクリートブロックや化粧ブロックは、ホームセンターやインターネットで簡単に購入できるため、DIYで設置しようと考える方もいらっしゃると思います。
しかし、原則としてDIYでのブロック塀設置はおすすめしません。特に敷地内外の境界線に立てるブロック塀は、かなりの強度を求められますので、一般の方が問題なく施工するのは難しいでしょう。
また、ブロックはただ積むのではなく強度計算も必要ですし、何よりもコンクリートで基礎を作る技術を求められます。安易にブロックを積むと地震で倒壊して、通行人にケガをさせる可能性がありますので、必ず業者に依頼してください。
ただし、このような強度を求められるブロック塀でなければ、もちろんDIYでの設置は可能です。例えば、花壇づくりのためのブロック積みや、飾り壁として使用するのであれば、DIYでの設置でも問題ありません。
庭にブロック塀を設置する際の業者の選び方
庭にブロック塀を設置する場合、2~3段くらいの高さを積むのであればDIYでも構いませんが、目隠し効果を期待するのであれば業者に依頼してください。このとき重要になるのは、優良な業者を選ぶということです。
それでは、優良な業者をどのようにして判断すればいいのでしょうか?
- ブロック塀の施工実績がある業者を選ぶ
- わかりやすい言葉で説明してくれる業者を選ぶ
- アフターサービスや保証のある業者を選ぶ
- 相見積もりにしてプランを比較する
- 金額だけで業者選定しない
業者を選ぶときのポイントは上記の5点になります。当たり前のことですが、まずはブロック塀の実績がある業者であることを確認しましょう。業者のホームページなどでチェックするか、業者の担当者に過去に手がけたブロック塀の写真を見せてもらいましょう。
次に重要なのが、きちんと依頼する側の立場になって考えてくれるということです。業者の中には専門用語を並べて、何を言っているのかさっぱり分からないという人もいます。そういう業者に依頼すると、思ったような仕上がりにならないことがあるため、きちんとコミュニケーションの取れる業者を選んでください。
また、工事後の保証やアフターサービスがあることも重要です。施工してそれでおしまいというのでは、工事後に何かあったときにお金がかかってしまいます。トラブルが発生したとき、どのような対処をしてくれるのか見積依頼時に確認しておきましょう。
最後に、できれば1社に絞るのではなく2~3社の複数社に相談しましょう。業者によって得意とすることが違い、同じ金額でも仕上がりの雰囲気が違ってくることがあります。自分の理想とするブロック塀にするために、いくつかの業者に見積もりを出してもらい、その中から魅力的なプランを提案してくれたところに依頼してください。
このとき重要なのは、値段だけで業者を選ばないということです。限られた予算ですから、どうしても安いところにお願いしたくなりますが、あまりに安いと手抜き工事をされたり、後から追加費用を取られるかもしれません。仕上がりが雑になることも予想されますので、安いのは魅力的ですが後悔しない業者に依頼してください。
まとめ
地震によってブロック塀が倒壊した事故により、全国各地でブロック塀の見直しが行われています。このため「ブロック塀=危険」と思われがちですが、正しく施工されたブロック塀であれば30年近くメンテンナス不要で使い続けることができます。
ブロック塀は低予算で庭に壁を作ることができるという魅力がありますし、最近ではフェンスと組み合わせて設置するケースも増えています。デザイン性が高いブロックも増えていますので、安全を考慮したうえで、うまく活用したいエクステリアのひとつでもあります。
安全性を考えるとDIYでの施工には向いていない作業ですので、強度が必要な場所のときは必ず業者に依頼しましょう。庭内を飾るくらいならDIYでも問題ありませんが、それでも強度についてはしっかりと考えて、無理のない施工を行ってください。
いかがでしたでしょうか。なるべく費用を抑えてリフォームをしたい方へお知らせです。リフォマは中間業者を介さずに、ご要望に合う専門業者を直接ご紹介します。中間マージンが上乗せされないため、管理会社や営業会社などより安く費用を抑えることができます。下記のボタンからお気軽にご相談ください!
まずは相談から