庭のドッグランで愛犬を遊ばせてみませんか?
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愛犬を遊ばせるとき、皆さんはどこで遊ばせますか?公園でしょうか?家の庭でしょうか?
大きな公園にはドッグランがあるので、そこで思いっきりワンちゃんを遊ばせる方が多いかと思います。散歩がてら公園に出かけて遊ばせるのは、もちろん大切です。しかし、ワンちゃんは人間より運動量が多い生き物なので、たまの公園での運動だけでは運動不足になりがちです。いつでも思いっきりワンちゃんを遊ばせたいという方におすすめなのが、自宅の庭にドッグランを作るということです。
自宅の庭にドッグランを造る最大のメリットは、愛犬の運動不足を解消できるという点です。忙しくて散歩に連れ出せないときでも、ドッグランがあれば愛犬の体がなまることもありません。思う存分走り回ることができますので、骨も筋肉も強くなって病気になりにくいというメリットもあります。
また、室内で遊ばせていると、床で滑ってケガをしないか気になりますよね。特に小型犬は脱臼しやすいという特徴がありますので、はしゃぎすぎてケガをするというケースがよくあります。ドッグランでしたら地面が柔らかくできるため、ケガのリスクを最小限に抑えることができます。
そして、意外と気づかれないメリットとして、庭がきれいな状態になるということです。ドッグランを設置した場合、広大な土地がない限り、庭全体がドッグランになります。ドッグランにするには、危険なものをすべて取り除くことになりますので、かなりすっきりとした状態になります。天然芝の場合は芝の管理が必要になりますが、他の庭材ならほとんどメンテナンスが必要なく、きれいな状態を長く保つことができます。ガーデニングとなると、お庭に草花を植えるのは楽しいのですが、お手入れが大変ですよね。ドッグランなら面倒なお手入れも不要で、お庭をいつもきれいな状態に保つことができます。
うちの庭にドッグランを作るスペースあるの…?
ドッグランを作るときにまず気になるのは、自分の家の敷地内に十分なサイズのドッグランを作れるかどうかということですよね。大型犬と小型犬とでは、ドッグランに必要な敷地の広さが違いますし、犬種によっても変わってきますが、一般的な広さは次のようになります。
小型犬:100㎡ 大型犬:500㎡
100㎡となると、ちょっと途方もない大きさのように思えますが、縦10m×横10mですので思ったよりも広くはありません。坪換算すると30坪ですので、都市部のご家庭ですと難しいかもしれませんが、絶対設置できない広さでもありませんよね。ただし、大型犬の場合はかなり広大な土地がない限り難しいでしょう。
広さは大事ですが、上記の広さがないからドッグランにならないというわけではありません。庭だけでなく家の側面の敷地もうまく組み合わせれば、走り回るだけの距離を取ることもできます。
アイデア次第で、狭い敷地でもドッグランを造ることができます。最初から諦めずに、設置できる可能性をいろいろと考えてみましょう。ご自身で考えるのが難しいという場合は、工務店やリフォーム会社に相談してみるのもひとつの方法です。
庭にドッグランを設置するときは庭材選びが重要
天然芝以外は、お庭のお手入れが簡単になるとお伝えしましたが、そもそもドッグランに適した庭材にはどのようなものがあるのでしょうか?ここではドッグランの地面に適した4つの材料とその特徴について詳しく説明します。
天然芝
ドッグランとして見た目が最も美しいのは、やはり天然芝の庭材です。芝の下は土の地面ですので柔らかく、犬の足腰に負担を掛けることもありません。ドッグランだけでなく、家族が日向ぼっこをするのにも最適ですが、お手入れをするのが大変というデメリットがあります。
他にも芝刈りや除草剤、害虫の駆除などをこまめに行う必要がありますし、犬が同じ場所でオシッコを繰り返すとその部分が枯れることがあります。そのようなお手入れをする手間を惜しまないというのであれば、天然芝は非常におすすめの庭材です。
人工芝
人工芝のドッグランは、ほぼメンテナンスフリーで施工も簡単に行えます。人工芝の状態にもよりますが、クッション性がありますので柔らかく、害虫などの心配もありません。安心して使うことができます。
ただし、品質の良い人工芝は価格が高いという点がデメリットとして挙げられます。さらに寿命もありますので、長くても10年くらいで交換が必要になります。
もうひとつ気をつけたいのは、夏の暑さを逃がしにくいという点です。天然芝は植物ですので、自分で熱くなりすぎないように調整してくれますが、人工芝は熱を蓄えてしまいます。そのため夏場は水を撒くなどしないと、愛犬が熱中症になる可能性があります。
ウッドチップ
ウッドチップは木材を細かく粉砕して作られた庭材で、公園の林道などでよく使われている素材です。種類が豊富で、木材によっては木の香りがあったり、防虫効果を持たせたりもできます。
しっかりと敷き詰めれば、十分なクッションがありますので、関節のケガに対する予防効果も期待できます。また、愛犬の足が汚れにくいところも、室内飼いをしている飼い主さんにとっては嬉しいところですね。
ただし、ウッドチップは割れやすく、トゲが愛犬の足に刺さってしまうことがあります。このため、ドッグランで遊ばせた後には、足のチェックを行ってください。また、ウッドチップは時間とともに劣化しますので、定期的な入れ替えが必要になります。
バークチップ
バークチップは松などの樹皮から作られたチップで、ウッドチップよりも1粒1粒が大きく、割れにくいのが特徴です。このためトゲが足に刺さりにくく、さらにはシロアリ対策にも効果があります。ただし、ウッドチップよりもやや価格が高く、劣化もしますので定期的な入れ替えが必須です。
また、バークチップは風で飛んでいくことがあります。もちろんウッドチップにも同じことがいえるのですが、風で飛ばないようにするためには、こまめに水を撒いておきましょう。ウッドチップは水をかけると変色するので分かりやすいのですが、バークチップは色が濃いため濡れているかどうかが分かりにくいというデメリットがあります。
庭にドッグランを設置するときの費用
これからドッグランを造ろうという方が気になるのは、やはり設置したときの費用ですよね。ドッグランのサイズや、対象とする犬のサイズによっても異なりますが、一般的な費用相場としては下記のようになります。
庭の一部をドッグランにする:50万~100万円 庭全体をドッグランにする:100万~200万円
庭全体をドッグランにするのであれば、既存の植物などを撤去するだけでなく、さらに敷地内から犬が絶対に抜け出さないようにフェンスを交換するなどの工事をするため、庭の一部をドッグランにする場合よりも費用相場は高くなります。
DIYでも庭にドッグランを造ることはできる?
ドッグランの費用相場は思ったよりも高く、まとまったお金が必要になります。そのためDIYに慣れた方ですと、自分で造ったほうが安くなるのではないかと思いますよね。では、ドッグランをDIYで造ることはできるのでしょうか?
結論としては、時間をかければDIYでもドッグランを造ることはできます。ドッグランに必要なのは柵と庭材、そして出入りするための扉です。力の強い大型犬が興奮した状態で体当たりでもしなければ、柵の強度はそれほどいりませんし、ラティスなどを使えば安価に設置できます。
DIYで問題になるのが庭材です。人工芝やウッドチップなどを敷くだけなら誰にでも簡単にできますが、ドッグランで重要になるのは庭材の基礎になる部分です。足に負担をかけないドッグランにするには、できるだけ平坦な地面にしなくてはいけませんが、DIYではこの部分が難しく時間がかかってしまいます。
「ドッグランのようなもの」は誰にでも造ることができますが、愛犬の安全まで意識したドッグランを造りたいのであれば、専門の業者に依頼することをおすすめします。
ドッグラン近くの庭にあると便利な設備
ドッグランを設置するときに忘れてはいけないのが、ドッグラン周り設置する設備です。例えば、水道がないと水を飲ませることも出来なければ、ドッグランで汚れた体を拭くこともできません。ドッグランにはできるだけ水道設備を付けるようにしましょう。
そして、もうひとつ有効なのがスロープです。愛犬が若いうちは段差を飛び越えて家との出入りをしますが、高齢になってくると段差の上り下りも難しくなります。若くても段差がある場所は脱臼の原因になりますので、安全にドッグランまで行くためのスロープが欲しいところです。
予算に余裕がないと難しいかもしれませんが、ケガ防止のためにもできるだけ設置してください。
まとめ
愛犬家のあこがれでもあるドッグラン。広い庭があるなら、ぜひとも設置したいところですよね。ただし、ドッグランの設置を業者に依頼すると、少しまとまった費用が必要になってきます。そうなるとDIYで造りたくなりますが、安全性の高いドッグランを造るには専門の知識と経験が不可欠です。
ご自身で造るのが難しそうだと思ったら、専門の業者に依頼しましょう。あらかじめ予算を伝えておけば、その範囲内でできることを提案してもらえますので、想定外の金額になることは殆どありません。庭の広さがあまりなくて迷っている方も含めて、まずは一度業者に相談することから始めてください。
いかがでしたでしょうか。なるべく費用を抑えてリフォームをしたい方へお知らせです。リフォマは中間業者を介さずに、ご要望に合う専門業者を直接ご紹介します。中間マージンが上乗せされないため、管理会社や営業会社などより安く費用を抑えることができます。下記のボタンからお気軽にご相談ください!
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