2017年5月26日

シーリングファンを設置した際のメリット・デメリットを詳しく解説!

シーリングファンは、高級ホテルや豪邸などで見かける印象がありますよね。最近ではシーリングファンをリフォームのタイミングで導入する家庭が増えています。この記事ではシーリングファンの役割やメリット・デメリットについてご紹介します。

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シーリングファンの機能

シーリングファンの役割

シーリングファンは装飾品としての印象をお持ちの方も多いようですが、本来は部屋の空気を循環させるための設備として取り入れられています。

一般的に暖かい空気は上へ、冷たい空気は下へ行く性質があるため、エアコンをつけてもなかなか快適な温度にはなりません。エアコンだけでは室温を一定に保つ事が難しいですが、シーリングファンを回すことで暖かい空気と冷たい空気を攪拌することができ、快適な温度で室温を保つことができるようになります。地中海などでは効率よく快適に部屋の温度を維持するために、シーリングファンは一般家庭でも普及しています。

シーリングファンの必要性

シーリングファンはデザイン性も空調機能としても優れた設備ではありますが、日本の一般家庭でも必要なものなのでしょうか。
暖かい空気は上へ、冷たい空気は下へ行く性質があるとは言え、一般的な住宅メーカーの部屋の天井の高さは大体2m50㎝~3m程度。この程度の天井の高さであれば、エアコンの空調管理システムで十分対応が可能であるとともに、低い天井にシーリングファンを設置してしまえばそれだけ圧迫感が生まれます。

一方、吹き抜けなどで天井の高さが5m以上ある場合は、空気の層がはっきりできてしまうため、シーリングファンでの空気の循環は効果を発揮します。天井が高く、エアコンだけでは部屋の温度を保つことができない場合は設置を検討すると良いでしょう。

シーリングファンの照明の必要性

シーリングファンには照明が付いている製品も多くあります。照明とファンが一緒になっているため、余計な設備が目立たず天井がすっきりとします。照明はどの家庭でも必ず取り付けますが、シーリングファンの取り付けも検討している場合は、照明付きのシーリングファンを取り入れるのも良いでしょう。

シーリングファンは重みがあるため、天井の強度によっては補強工事が入ります。シーリングファン本体の費用や取り付け費に加え、補強工事費がかかる場合もありますので念頭に入れておきましょう。

また、シーリングファンはかなりほこりが溜まりやすく、高所に設置されるため掃除が難しいというデメリットもあります。埋め込み式のライトであれば特に掃除が必要なかったところ、照明付きのシーリングファンへ変更したことで掃除が大変になり、後悔なさる方もいらっしゃいます。これらのことを注意したうえで取り付けを検討しましょう。

シーリングファンでの節約術

 シーリングファンで体感温度を下げる

シーリングファンを取り付けることで、部屋の温度を一定に保てると共に、エアコンの効率を上げる効果があります。エアコンの効きが悪い場合、夏場は特に設定温度を下げ、風量を上げてしまいがちですが、シーリングファンで空気を循環させることで、設定温度を下げずとも体感温度を下げることができます。

また、エアコンの効き目を素早く部屋中へ広げるため、風量を上げる必要もなく、エアコン代の節約ができます。

シーリングファンの電気代

 エアコン代が下げられたとしても、シーリングファン自体の電気代がかさめば意味がありませんよね。実際、シーリングファンの稼働に電気代はそこまでかかりません。

シーリングファンにはAC(交流)タイプとDC(直流)タイプの2つが存在します。シーリングファンの電気代をさらに抑えたいのであれば、DCタイプのシーリングファンがおすすめです。 DCタイプのシーリングファンはワット数が10ワット未満の製品が多く、消費電力を抑えることが可能です。

しかし、DCタイプのシーリングファンは、ACタイプのシーリングファンと比べると、1.5倍から2倍程度価格が高い傾向にあります。購入後の電気代まで加味すれば高すぎる金額ではありませんので、どの程度使用するつもりかなども含め検討してみてください。

シーリングファンのメリット・デメリット

メリット

シーリングファンのメリットは主に2つあります。

  • エアコンの暖房機能・冷房機能を上げてくれる。
  • デザイン性が高くインテリアとして使用できる

シーリングファンを取り付けることで、エアコンの出費を抑えることができます。また、部屋のどこにいても一定の温度が保たれるため、とても過ごしやすい空間を作り出してくれます。 また、シーリングファンはインテリアとしてもとても人気があります。素材の違いや照明のありなしに加え、様々なデザインの物がありますので、部屋のコンセプトに合うものを選ぶと良いでしょう。

デメリット

シーリングファンのデメリットとについても確認しておきましょう。

  • 掃除が大変
  • ファンの音が気になる

シーリングファンは大変ほこりが溜まりやすいです。天井部分に設置するため手が届きにくく、ご家庭で掃除をするとなると脚立を使い、長い掃除道具を持っての作業となるため危険が伴います。数年後もご家庭で掃除ができるのかどうかという点も含めて検討しましょう。また、ご家庭で掃除が難しい場合は業者に依頼することとなりますが、それなりに費用が掛かります。

商品の種類にもよりますが、ファンの回転する音が気になるという場合もあります。部屋を居心地よくするために設置しても、あまりに音が気になるようでは意味がありませんので、購入検討をする際はチェック項目に含めて考えましょう。

まとめ

シーリングファンは電気代を抑えることができるエコな設備です。また、天井で回っている姿は優雅でインテリアとしても魅力的です。 空調設備としても、インテリアとしても優秀な製品ですが、憧れだけで取り付けてしまうと、思わぬ障害に頭を悩ますこともあります。ご家庭に本当にシーリングファンが必要なのかを含め、デメリットまで確認して設置を検討しましょう。

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監修者:

渡邊 一伸(ナベさん)

大工歴35年。大手ハウスメーカーで2年間現場監督に従事。3000棟以上のリフォーム・住宅修理の工事管理の実績をもつ。阪神淡路大震災においては1年間復興財団に奔走。その後、独立し、会社を10年経営。2016年に1月に株式会社ローカルワークスに入社。