2017年12月8日

浴室暖房の電気代を節約する方法

冬の季節になると「お風呂が寒い…」こんな悩みの声が多く聞かれるようになります。 みなさんのご家庭では、浴室の寒さを防ぐために何か対策をされていますか? 中には「浴室暖房乾燥機」を取付けてお風呂を温めている方もいらっしゃるかもしれません。 スイッチ一つで浴室を温めることができる便利さが魅力ですが、実は暖房の電気代は思っている以上にかかっていることがあります。 ここでは、暖房の電気代が節約できる浴室の寒さ対策についてご紹介します。

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浴室暖房と浴室乾燥の違い

どのご家庭の浴室にも「換気扇」は必ず取付けてある設備ですよね。それともう一つ、換気扇を多機能にした「浴室暖房乾燥機」という設備があるのをご存知でしょうか。

この両者の違いは、搭載されている機能の数です。 換気扇は浴室を「換気」する機能だけしかありません。一方の浴室暖房乾燥機には「換気」の他に「暖房」「乾燥」「送風(涼風)」「衣類乾燥」の4つの機能が搭載されているのが一般的です。これだけでも十分機能的ですが、「カビ抑制」、「ミストサウナ」、「打たせ湯」などさらに浴室環境や入浴タイムを快適にしてくれる機能が搭載されている商品もみられます。

では、浴室暖房乾燥機に搭載されている「浴室暖房」と「浴室乾燥」にはどのような違いがあるのでしょうか。 それぞれの機能の違いについてみていきましょう。

浴室暖房

浴室暖房は、居間などに取付けてあるエアコンの暖房機能と同じです。入浴前に浴室内を温めておくと、浴室に入った時や体を洗う時に感じるひんやりとした寒さが減少します。また、入浴時の急激な温度差によって起こるヒートショックも防ぐことができます。そのため、高齢者が安心して入浴できるようにと浴室暖房乾燥機を取付けるご家庭も増えてきています。

浴室乾燥

浴室乾燥は「換気」と似ていますが、その違いは温風の有無です。換気は浴室内の湿った空気を屋外に出して浴室内に新しい空気を取り込み、空気を入れ替えるだけです。一方の乾燥は、換気に加えて温風を浴室内に循環させて天井や壁に残った水分を取り除きます。換気よりも短時間で浴室内を乾燥させることができ、ちょっとした衣類の乾燥にも利用できるので便利です。

この乾燥機能は、浴室内をしっかりと乾燥させるのでカビの発生もおさえることができます。浴室メンテナンスの手間が省け、いつも清潔で快適な浴室で入浴することができます。 タイマー運転、24時間換気、センサーが浴室内の湿度を検知し自動で運転を行い、湿度が低くなると運転を停止するものなど便利な機能もあります。

換気や送風に比べて、暖房は電気代がかかる?

多機能でさまざな用途に使える便利な浴室暖房乾燥機ですが、使用する機能によってかかる電気代が異なるため注意が必要です。 特に、暖房機能は搭載機能の中でも消費電力が一番多く、換気や送風などに比べて電気代が多くかかる傾向にあります。

それでは、1か月あたりの換気と暖房にかかる電気代を比べてみましょう。

例えば、換気を毎日24時間ずっとしていたとします。それでも電気代は、わずか400円程度しかかかりません。24時間換気モードが搭載されている機種であれば、100円もかからないこともあります。 一方、暖房を毎日1時間程度使用したとすると、電気代は1,000円程度かかることが予想されます。 この電気代の違いを見ても分かるように、暖房を使用すると電気代が大幅に高くなります。

浴室を効率良く温めるための工夫とは

最後に浴室暖房の電気代を節約するための方法を4つご紹介します。 浴室暖房の機能を極力使わないようにすることが、電気代を節約する基本的な考え方になります。

浴室暖房機能に全て頼らずに、浴室を効率良く温めることができれば、暖房時間を短縮でき電気代を抑えることにつながります。

ポイントになるのは、浴室の「窓と床」です。浴室が寒いと感じるのは、主に窓の外から入ってくる冷気と床を歩いた時に足裏に感じる冷たさによるものです。 すなわち、この2箇所の冷気や冷たさをシャットアウトすることが、電気代の節約には重要です。どれも簡単にできることなので、ぜひ試してみて下さい。

工夫1:窓に断熱シートを貼る

浴室の窓にホームセンターなどで購入できる「窓用断熱シート」を貼り、屋外からの冷気をシャットアウトしましょう。しかしシートを貼る分、通気性が損なわれることもあるため、入浴時以外の換気は十分に行ってください。

工夫2:床にマットを敷く

床に浴室専用のマットを敷いておくと、床を歩いたとき足裏に感じるヒヤッとした冷たさを軽減することができます。 また、マットを敷く前に熱いシャワーで床を温めておくとさらに効果は高くなります。

工夫3:入浴時は換気扇を止める

入浴時は換気扇を止めて外気を浴室内に入れないようにすることも大切です。 ただし、入浴後はカビの発生を防止するためにも、必ず換気扇を回して浴室内の湿気を取り除いて下さい。

工夫4:浴槽に熱めのお湯を入れて蓋をあけておく

入浴する直前に、浴槽に少し熱めのお湯を入れて蓋を閉めずに開けたままにしておきましょう。 すると、そのお湯の湯気が浴室内に行き渡り、浴室内がじんわりと温まります。 また、お湯をはった浴槽にシャワーのお湯をしばらく足すと、浴槽とシャワー両方の湯気が浴室内をさらに温めてくれます。

浴槽の暖かいお湯を室内の温度上昇に利用することで、浴室暖房の利用を減らすことが期待できます。

まとめ

冬の寒い時期の浴室を温めることは、ヒートショック事故を防止することはもちろんですが、浴室に入った時の寒さを軽減することができます。

温め方は「浴室暖房乾燥機」の暖房機能を使用する方法もあります。しかし、いつもこの機能だけに頼ってしまうと電気代もかかります。 電気代を節約するためには、浴室の窓や床に寒さを軽減させるための工夫をしてみて下さい。それに加え、お湯の湯気を利用して浴室内を温める方法も効果的です。

そうすることで、浴室が効率よく温まり、暖房時間が短縮できるので電気代を節約することができます。

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