2017年9月11日

ガスコンロのトラブルや不具合の種類と対処方法

ガスコンロは、昨日まで普通に使えていたのに、急に火がつかなくなるというようなことがあります。調理途中で消えてしまったり、コンロの一部しか火がでなかったりした経験のある人もいるのではないでしょうか。トラブルも初めてですと焦ってしまいますが、「そういうこともある」と分かっていれば、落ち着いて対処することができます。 ここでは、ガスコンロによくある不具合やトラブルを紹介し、合わせて対処方法についても説明します。いざというときに慌ててしまわないように、どのようなトラブルがあるかだけでも頭に入れておきましょう。

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ガスコンロのよくあるトラブルと対処法

photoACより

ガスコンロの寿命は約10年と言われています。10年経過する前でも利用頻度が高い場合には、様々な故障が発生します。ここでは発生しやすいトラブルと、その対処法についてご紹介します。

点火しない

「点火しない」というのはガスコンロのトラブルでも、よくある症状のひとつです。ガスコンロの故障というケースもありますが、ほとんどが簡単に解決することができます。

・元栓が閉まっている
・チャイルドロックがかかっている
・ガスホースが外れていたり折れていたりしている
・プラグが濡れている
・電池が切れている

ほとんどの原因がこの5つのいずれかに当たります。古くなったガスコンロで多いのが、電池切れです。知らない人が多いようですが、ガスコンロは電池を使って着火しています。電池が切れたら着火できませんので、他に問題がない場合は電池を交換してみましょう。

途中で火が消える

火がつかないのは原因を突き止めやすいのですが、途中で火が消えるというのは少し大変です。ガスコンロが悪いだけでなく、調理器具に問題がある可能性も考えられます。

・「立ち消え安全装置」が汚れて誤動作している
・温度センサが汚れて誤作動している

古いガスコンロの場合は、「立ち消え安全装置」が汚れて誤作動をしている可能性があります。わりと新しいガスコンロの場合は、温度センサが汚れているかもしれません。いずれにしても火は付きますので、火が付いてから異常が発生していると考えられます。

「立ち消え安全装置」や温度センサの汚れを落として、再度点火してみましょう。これで直らない場合はどうしようもありませんので、ガス屋さんに相談しましょう。

炎が安定しない

点火はするけど炎が安定しなかったり、いつもと違う色になったりすることがあります。この場合は、不完全燃焼を起こしている可能性がありますので、まずは使用を中止してください。

・バーナーが濡れている
・バーナーが油で汚れている
・扇風機やエアコンの風が直接当たっている
・加湿器を使っている

このケースでまず考えられるのが、バーナー部分のトラブルです。バーナーを洗った直後の濡れている状態や、油汚れで詰まっていることが考えられます。濡れている場合は水分を拭き取り、油汚れがある場合は、ブラシで汚れを取り除きましょう。

風に当たると炎は安定しません。炎がバタつくようでしたら、エアコンや扇風機を止めてみましょう。窓から入ってくる風も注意してチェックしましょう。また、加湿器を使うと炎の色が赤っぽくなると言われています。加湿器を動かしている場合は、それも止めるようにしましょう。

ガス臭い

ガスの臭いがした場合は、すぐに火を消して元栓から閉めてください。まずはキッチンの換気をして、落ち着いてから原因を探ってください。

・ガスホースが劣化している
・プロパンガスの容量が減っている

まず考えられるのがガスホースの劣化です。ガスホースはゴムですので、長期間使用していると硬化してヒビが入ります。その結果、ガスホースからガス漏れが発生します。古くなっているようでしたら、ガスホースを交換しましょう。ガスホースに問題がない場合は、ガス会社に連絡をして対処してもらいましょう。

トラブルや故障を防ぐために

ガスコンロは頑丈に作られているので、トラブルや故障が起こるまで特にメンテナンスもしないという人が多いかもしれません。お手入れをするにしても、トッププレートを軽く拭いておしまいという人もいますよね。ガスコンロのトラブルや故障を防ぐためには、日頃からのメンテナンスが重要です。

・五徳と受け皿は浸け置き洗いする
・バーナーキャップをブラシで掃除する
・ガスホースの油汚れを取り除く

1週間に1度くらいのペースで、このようなお手入れを行ってください。1ヶ月に1回ペースになると、汚れがひどくなるため手入れが大変になります。手入れの時間を短くするためにも、やや手間かもしれませんが週1回のメンテナンスを行いましょう。

まとめ

ガスコンロは長く使っていると、どうしても故障やトラブルが多くなります。ただし、トラブルの多くがちょっとしたお手入れで解消できますので、まずはここで紹介した方法で対処するようにしましょう。それでも改善されないような場合には、ガス屋さんに相談してください。ガスコンロに問題がある場合には、購入して10年近く経過している場合は修理ではなく買い替えがおすすめです。

トラブルや故障を起こさせないためのポイントは、定期的なメンテナンスです。1週間に1度くらいのペースで、しっかりとしたお手入れを行いましょう。目につくような汚れがあるときには、料理が終わったらすぐに取り除いておくことも重要です。そうすることで、トラブルや故障を減らすことができます。

トラブルが起きてしまってから対処することも重要ですが、発生させないために行う日々のメンテナンスはもっと重要です。少し面倒だと思っても、ガスコンロはこまめに掃除をしておきましょう。

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