2018年12月21日

ガスコンロを選ぶときのポイントとは?ガスコンロの種類、おすすめの商品もご紹介

ガスコンロの買い替えをするという人の多くは、前回の購入から10年近く経過しているかと思います。最新のガスコンロ事情はどうなっているのでしょうか。ガスコンロといっても、素材や用途によって値段も機能も様々です。メーカーごとの特徴などもまとめていますので、これからガスコンロを選ぶ人はぜひ参考にしてください。

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最初にガスの種類を確認しよう

出典:photo AC

ガスコンロを購入、もしくは交換する際は、必ず、ご自宅で使用しているガスの種類を確認してください。 一般家庭で使用されているガスは、「都市ガス」「プロパンガス(LPガス)」の2種類です。

2つのガスの主な違いは、各家庭への供給方法です。 都市ガスは、道路の下のガス管を通って、各家庭へと供給されます。一方、プロパンガスは、業者が各家庭に「LPガス」が入った、大きなガスボンベを配送してくれます。

つまり、ガスボンベを使用していれば、プロパンガスということです。

ガスコンロの種類は3つ

ガスコンロと呼ばれるものは、大きく分けて3種類あります。

  • 据え置きタイプ
  • ビルトインタイプ
  • カセットコンロ

ご自宅のキッチンに取付けるのは、「据え置きタイプ」「ビルトインタイプ」です。既存のコンロが、システムキッチンに組み込まれているなら「ビルトインタイプ」、コンロ台に置かれているものは、「据え置きタイプ」になります。

基本的に、ガスコンロを買い替えるときは、既存のキッチンと同じ種類を選ぶと良いでしょう。そうすることで、大掛かりな工事をする必要がなく、費用も抑えることができます。

キッチンリフォームを検討している場合は、据え置きタイプからビルトインタイプにすることも可能です。ただし、工事期間を要し、費用もかさみます。

据え置きタイプとビルトインタイプは、機能面においては、ほとんど変わりはありません。大きな違いは次の2点ですので、選ぶ際の参考にしてください。

  • ガスコンロのサイズ
  • バーナーの口数

据え置きタイプのガスコンロサイズは、59cmと56cmです。一方、ビルトインタイプは、75cmと60cm ですので、両者のサイズには、違いがあります。

また、バーナーの口数が、据え置きタイプは2口ですが、ビルトインタイプは、3口が主流となっています。3口のバーナーが同時に使用できるので、効率よく調理が行えます。

「カセットコンロ」は、燃料がカセットボンベで、持ち運びのできるコンパクトなガスコンロです。ご家庭でテーブルを囲んでの食事や、野外での食事でも活躍します。

では、各ガスコンロの特徴について、簡単に説明します。

据え置きタイプ

据え置き

出典:rinnai.jp/top

据え置きタイプは、コンロ台の上に設置するガスコンロです。調理機能は、ビルトインタイプに比べると少ないです。しかし、グリル調理の際に、グリル専用の調理器具(グリルパンやプレートなど)を利用すると、手軽に多彩な料理が楽しめ、メニューの幅が広がります。

取付けは、ガスの元栓と、コンロをゴム製のガスホースで接続します。主な作業は、ガスホースの接続のみとなり、資格も必要ありません。ホームセンターなどで購入して持ち帰り、ご自身で取り付けることも可能です。

ただし、元栓やガスコンロ本体に、ガスホースをしっかりと接続しなければ、ガス漏れする危険性があります。安全に使用するためにも、取付けは、業者に依頼されることをおすすめします。

※ガスホースの色が都市ガスは「薄いピンク」、プロパンガスは「オレンジ」ですので、間違えないように注意してください。

価格帯:1.5万~9万円

ビルトインタイプ

ビルトイン

出典:rinnai.jp/top

ビルトインタイプは、システムキッチンに組み込むガスコンロです。据え置きタイプと比べると価格は高めですが、デザイン性がとても高く、おしゃれです。また、ガスコンロと調理台が隙間なく、同じ高さに設置できるので、キッチンがスッキリとした印象になります。

また、据え置きタイプ同様に、多彩なグリル料理が楽しめる他、便利な調理機能も魅力的です。例えば、代表的な機能の一つ、オート調理機能は、メニューに合わせて、火加減などを自動で行ってくれるため、調理の手間が省けます。

さらに、ガスコンロと、レンジフードが連動する機能が搭載された商品もあります。コンロの点火と同時に、レンジフードが作動し、コンロを消化すると自動停止してくれます。レンジフードの消し忘れ防止や、電気代の節約にもつながります。

ビルトインガスコンロの取付けは、コンロとガス管の接続作業を伴います。この作業は必ず、有資格者が行わなければなりません。素人が行うと大変危険ですので、取付けは、専門業者に依頼してください。

取付工事を行う作業者は、法的資格「ガス消費機器設置工事監督者」と、民間資格「ガス可とう管接続工事監督者」の両方の資格を取得していることが必須条件となります。

価格帯:2.5万~20万円

カセットコンロ

カセット

出典:www.i-cg.jp/

カセットコンロは、ダイニングテーブルやコタツなどに、持ち運んで設置できるコンロです。ご家庭での鍋料理の他、野外でのキャンプなどの調理に活躍します。 据え置きタイプ同様に、本体とカセットボンベは、ホームセンターなどで購入できます。

しかし、火力が弱いので調理時間がかり、カセットボンベの燃料代も高くついてしまうことがあります。そのため、毎日の調理で使用するのは、不向きと言えます。ただし、災害時用に1つくらい持っておくと、何かあったときにとても重宝します。

価格帯:2千~5千円

据え置きコンロを選ぶときの注意点

ガスコンロ

据え置きコンロのサイズを確認する

[標準サイズ:59cm] 据え置き1

出典:www.harman.co.jp/index.html

[コンパクトサイズ:56cm] 据え置き2

出典:www.harman.co.jp/index.html

据え置きタイプのガスコンロのサイズは、59と56cmの2種類です。 設置場所の幅(コンロ台の幅)を測って、コンロ台にきちんと収まる商品を選んでください。

ただし、59cmサイズがきれいに収まるところに、56cmサイズを入れると、コンロ台とコンロの間に隙間ができてしまい、ゴミが溜まりやすくなります。

壁の位置を必ず確認する

2口のガスコンロには、「標準バーナー」と標準バーナーよりも火力の強い「大バーナー」が、左右どちらかに取付けられています。 ガスコンロを設置する場所の近くに、壁があると、火事の原因になる可能性があります。そのため、壁の反対側に「大バーナー」を設置しなければなりません。

左右のバナーの火力を確認して、設置場所に適した商品を選んでください。

ビルトインコンロを選ぶときの注意点

天板のサイズに気を付ける

ビルトインコンロのサイズは、60cmタイプ75cmタイプがあります。

【60cmタイプ】
60cmタイプのガスコンロ

60cmタイプは、一枚天板タイプ、流し台タイプ、どちらにも取付できます。 相対的に調理スペースが広めになるので、ゆったり場所をとって調理したい方におすすめです。

【75cmタイプ】
75cmタイプのガスコンロ

75cmタイプは、バーナー同士の間隔が広くなるので、大きな鍋を使う方や、全てのバーナーを同時に使うことの多い方におすすめです。 ただし、流し台タイプのキッチンには取付できないので、注意しましょう。

ビルトインコンロは2種類ある

キッチンには、ガスコンロがキッチンと一体化している「一枚天板タイプ」と、ガスコンロが独立している「流し台タイプ」の2種類があります。

【一枚天板タイプ】
一枚天板タイプ

近年の製品に多く見られるのが、一枚天板タイプです。コンロ部分が独立せず、キッチン台がすべて一つにつながっています。 60cmタイプ、75cmタイプの両方を選ぶことができ、オーブンとの組み合わせが可能です。

【流し台タイプ】
流し台タイプ

流し台タイプは、コンロ部分が、流し台などキッチンのほかの部分から独立しています。例えば、以下のようなものが該当します。

  • 置台の上にテーブルコンロを設置している
  • 外国製(フランス・ロジェール社など)の、オーブンとコンロが一体になっているもの

オーブンや、キャビネットなどを組み合わせて、設置することができます。ただし、コンロのサイズは、60cmのものしか使用できないので、注意してください。

ガスコンロを選ぶ上で重要になるポイント

1.コンロを選ぶ前に確認すること

ガスの種類

冒頭でも説明したように、各家庭で使用されているガスは、都市ガス、もしくはプロパンガスです。ほとんどの機種は、都市ガス用とプロパンガス用に対応しています。

型番の末尾に『LP』と記載されていれば、プロパンガス『12A・13A』と記載されていれば、都市ガスを指します。また、ガスボンベの有無でも、ガスの種類が判断できます。

各ガスに対応したガスコンロを選ばないと、火災や一酸化炭素中毒の原因となり、大変危険です。 従って、現在、ご自身が使用しているガスの種類を把握しておくことは、ガスコンロを安全に使用する上で、必須であるといえます。

安全確認のチェック項目

また、設置の際には 、必ず、次のような、安全に関わる項目もチェックしておきましょう。

  • 木製の戸棚などの、燃えやすいものとの距離は十分か?
  • 壁の内部素材は、可燃性ではないか?
  • 防熱板の設置などの、対策はしてあるか?

2. 天板を選ぶ

天板は、調理のしやすさや、キッチンの見た目に影響しますので、各々の状況や好みに合ったものを選びましょう。

天板の素材

ひとことで天板といっても、素材によって様々な種類があります。それぞれ手入れのしやすさや、カラーバリエーションなどの特徴が異なります。

【ガラストップ(クリアガラス)】
ガラストップ

ガラストップは、天板が強化ガラスでできており、見た目が美しく、お手入れが簡単です。カラーバリエーションも豊富なので、多くのモデルで採用されてます。 傷がつきにくく熱に強いですが、衝撃の強さによっては、割れる可能性があります。

【ホーロー】
ホーロー

ガラストップが普及する前は、ホーロー天板が主流でした。 求めやすい価格と丈夫さ、汚れが落ちやすい点が魅力ですが、傷がつきやすい点がデメリットです。 また、カラーバリエーションは基本的に黒のみです。メーカーによっては、「プラチナカラー」という、光沢感の強いバージョンがある場合もあります。

【ガラスコート】
ガラスコート

ガラスコートは、ホーローに、ガラスをコーティングしたものです。 ガラストップのように、豊富なカラーバリエーションがあることや、汚れが簡単に落とせることに加え、ホーローの強度や、価格の安さも併せもつ素材といえます。

【アルミ/ステンレストップ】
アルミトップ

アルミ、ステンレストップは、最近、普及し始めている素材です。アルミは汚れが付きにくく、衝撃にも強い点、ステンレスは丈夫な点が売りで、いずれも個性的なビジュアルを持っています。 その他に、より汚れが落としやすくなる、ホーローに、フッ素コートを施したものなどがあります。

3. ゴトク・バーナーを選ぶ

ゴトクとは、実際に鍋を置く部分を指します。 毎日使うので、ことさら汚れが付きやすい部分です。 こまめに掃除ができるか、よく検討しながら選びましょう。

ゴトクの素材

【ステンレス製】
ステンレス製のゴトク

ステンレス製は、耐久性とデザイン性の高さが特徴ですが、数回の調理でも変色しやすいのが弱点です。 維持するには、専用クリーナーで、こまめに掃除する必要があります。しかし、掃除をしても、新品のような元の色には戻りません。

【ホーロー製】
ホーロー製のゴトク

ホーロー製は、標準的な素材で、掃除がしやすく汚れも目立ちませんし、食洗器で洗うこともできます。 ただし、強くこすると塗装が剥がれたり、経年劣化でサビが発生しますので、注意してください。

汁受け皿の有無

【汁受け皿なし】
汁受け皿なしのゴトク

【汁受け皿あり】
汁受け皿ありのゴトク

ガスコンロには、「汁受け皿」が設けられているものと、そうでないものがあります。汁受け皿があると、煮こぼれしても、コンロの汚れを最小限に抑えてくれるため、天板の掃除が楽になります。

しかし、現在メジャーなのは、汁受け皿なしのタイプです。フラットな天板は、見た目もシンプルで、お手入れがしやすく、人気を博しています。

バーナーの火力

基本的に、1台のコンロには3個のバーナーがあり、それぞれ火力や使い道に違いがあります。 火力の強い「大バーナー」を壁と遠いほうに置くようにすると、火災や壁の傷みのリスクを減らせます。 また、現在では、手前の二つを両方とも大バーナーとしている機種が増えています。

4. 機能をチェック

さて、コンロを選び終わったら、グリルや自動消火などの便利な機能について、チェックしましょう。

グリル

グリル

グリルには、「水なし・あり」「両面焼き・片面焼き」の機能が搭載されているのが一般的です。現在は、「水なし、両面焼き」が主流です。 水なしタイプは、お手入れが楽で、調理前後の手間も省けます。 両面焼きタイプは、上下2方向から熱を加えるので、従来の片面焼きのように、調理中にひっくり返す必要がありません。

また、グリルのオプション機能にも様々なものがあります。

ベストな状態で調理するための、タイマー過熱防止機能オート機能などは、多くのモデルで搭載されています。 一部機種では、より多彩な料理が楽しめる、ダッチオーブンも使用できます。

さらに、グリルのサイズや、仕様にもいろいろなバリエーションがあります。 多くの食材を一気に調理できるワイドグリル、食材の出し入れがしやすいフルオープンタイプなどは、上位機種に搭載されています。

※ダッチオーブンは、蓄熱性や保温性に優れた、鉄製の鍋

安全機能

安全機能

うっかり火を消し忘れたり、地震を感知したときに、火災を避けるために働く消火機能などは、比較的メジャーな安全機能です。

また、鍋がコンロにかかっていない時には、火が付かないようにする、鍋なし検知、小さい子供が誤って点火するのを防ぐチャイルドロックなどの機能もあります。これらが搭載されていると、安全性がさらに高まるので、小さなお子様がいらっしゃるご家庭も安心です。

ガスコンロでおすすめのメーカーをご紹介

ガスコンロは種類が多すぎるので、機能面などから選んでも、なかなか一つに絞りきれないことがあるでしょう。このようなときは、最初に、メーカーを決めてみるのがおすすめです。メーカーごとに特徴がありますので、好みのメーカーを見つけてください。

リンナイ

リンナイ ガスコンロ

出典:rinnai.jp/top

リンナイは、ガスコンロのトップシェアを誇る、ガスコンロメーカーです。低価格な商品から、他社にはない機能を盛り込んだ高機能商品まで、幅広くラインナップされています。ビルトインタイプだけでも、ブランドが10種類もあります。さらにそこから、様々なタイプに分類されるため、自分好みのガスコンロが、必ず見つかります。

https://rinnai.jp/top

ノーリツ

ノーリツ ガスコンロ

出典:www.noritz.co.jp/

ノーリツは、ハーマン製のガスコンロを販売していましたが、現在は、ハーマンがOEM製造しているガスコンロを、ノーリツのブランドで販売しています。デザイン性の高さと、使いやすい点が人気で、国内ではリンナイに次ぐシェアがあります。常に新しい技術を開発しているため、最新モデルには、他社では見られない機能が詰め込まれています。

http://www.noritz.co.jp/

パロマ

パロマ ガスコンロ

出典:www.paloma.co.jp/index.php

パロマは、ガスコンロの老舗で、シンプルで安全性の高い商品を提供しているメーカーです。リンナイやノーリツと比べると、やや華やかさに劣りますが、質の高い製品を作り続けています。グランドシェフシリーズは、「グッドデザイン賞」を受賞するなど、デザイン性にこだわった商品もあります。シェアは高くありませんが、購入しやすい価格帯ということもあって、根強い人気があります。

http://www.paloma.co.jp/index.php

ハーマン

ハーマンは、ノーリツのグループ会社です。ノーリツにガスコンロをOEM供給しているため、ノーリツのブランド商品でも、実はハーマン製ということがあります。基本的には、ノーリツブランドの商品を作っていますが、ハーマンブランドでも、いくつかの商品を販売しています。日本で初めて、ビルトインタイプのガスコンロを作ったメーカーでもあります。

http://www.harman.co.jp/index.html

イワタニ

イワタニは、カセットコンロに特化したメーカーです。とてもデザイン性の高いものから、低価格帯の商品まで幅広くラインナップされています。イワタニのメリットは、カセットボンベの入手性の良さにあります。コンビニなどでも購入できることもあり、ガスが切れてもすぐに購入できます。

http://www.i-cg.jp/

まとめ

ガスコンロは、「据え置きタイプ」、「ビルトインタイプ」、「カセットコンロ」の3種類です。 ガス台に設置する、据え置きタイプと、システムキッチンに組込む、ビルトインタイプは、都市ガス、プロパンガス、どちらのガスにも対応しています。

しかし、ガスの種類を間違えて使用すると、火災や事故の原因になるため、必ず、ガスの種類を確認してください。一方、カセットコンロは、専用のカセットボンベを使用するため、ガスの種類は関係ありません。

ガスコンロを選ぶ際には、調理機能、清掃性、安全性に着目し、ご自身が必要な機能が搭載されているもの、お手入れがしやすく、安全に使用できるかなどを基準にすると良いでしょう。

ご紹介した各ガスメーカーには、様々な種類のガスコンロが揃っています。ぜひ、毎日の調理が楽しくなるような、お気に入りを見つけください。

いかがでしたでしょうか。なるべく費用を抑えてリフォームをしたい場合は、複数の工務店に見積りを出してもらってしっかり比べてみることです。しかし、自力で信頼できる工務店を探したり、複数の業者とやりとりするのは手間がかかりとても大変ですよね。リフォマなら、全国1,000社の工務店が加盟していますので、あなたの「困った!」を解消してくれる工務店を効率よく探せます。

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