大きなお金がかかる外壁塗装工事は絶対に失敗はしたくありませんよね?
今回は外壁塗料の耐用年数と、皆さんのライフプランを考えた塗料の選び方をご紹介します。
外壁リフォームを耐用年数で考える
外壁塗装に使われる塗料は数種類ありますが、価格や耐用年数などに違いがあります。
一般的に高価な塗料ほど耐用年数が長くなり、安価な塗料ほど耐用年数が短くなります。
例えば数年後に今の住宅を売却することを考えていて、この先長く暮らそうと考えていない場合は、耐用年数が短く比較的お手頃な価格の塗料で塗装をする。
また、中古物件に外壁リフォームを施した上で長く生活したいといった場合は、比較的高価格で耐用年数が長い塗料を選択すると長期的にはお得になることがあります。
反対に高価な塗料を使って塗装をしたのに数年後に家を売却してしまったり、耐久性が短い塗料で複数回塗装を行うことで結局費用がかさんでしまったら持っていないですよね。
これらは簡単な例ですが、外壁塗装をするときには1回目にかかる初期費用と、その後のメンテナンスに掛かるランニングコストを考えた上で検討する必要があります。
そこで今回は、外壁塗装に必要な金額の目安として、ライフスタイル別に3つのケースをご紹介します。
このように、外壁塗装で失敗しないためには長期的なライフプランを考えた上で塗料選びをすることが大切です。
ぜひご自身の状況と比べて参考にして頂ければと思います。
外壁塗装の費用相場についてはこちらで分かります
外壁塗装の坪数ごとの費用相場は?塗装工事をする時に必要な知識が丸わかり!
家を購入し、10年目のご自宅
若いご夫婦で、これから20年、30年住み続ける予定の場合
(住宅の延建坪が30坪の場合は、塗り面積は約150平米になります)
ポイント:ハウスメーカーによりますが、家の耐用年数は約30年前後と言われています。
シリコン系やウレタン系塗料のような、安価で耐用年数が短い塗料を使って塗装をおこなう場合、メンテナンスの回数が増えてしまいます。
仮にそれらの塗料の耐用年数を10年間とすると、30年目に3回目の塗装をしている計算になります。
それに対し、フッ素系や無機塗料といった、高価で耐用年数が長い塗料で塗装をおこなうと、メンテナンスの回数が少なく済みます。
仮にそれらの塗料の耐用年数を15年間とすると、30年目に2回目の塗装をしている計算になります。
外壁塗装は非常にお金がかかるリフォームですので、なるべく費用を抑えたいですが、同じ住宅に長く済み続けるのであれば、長期的なメンテナンスコストを考えて施工してもらう方がオススメです。
高価な塗料は初期費用がかかりますが、耐用年数が長い分、少ない塗装回数で済み、トータルでは安くなることもあります。
中古で買った家に住んで20年目のご自宅
子供も大きくなり、広い家への引っ越しも検討しつつ、今の家のメンテナンスを考えないといけないと思っている場合
(住宅の延建坪が30坪の場合は、塗り面積は約150平米になります)
ポイント:外装をキレイにリフォームし、物件としての資産価値を高めた状態でその家を売却や賃貸物件として貸し出す方がリターンが大きくなることがあります。
仮に引っ越さなかった場合、30年目くらいになると、塗装で表面を保護するだけではなく外壁材や屋根材自体のメンテナンスも必要になってきます。
初回の塗装に費用をかけず、2回目のタイミングで外壁材や屋根材と一緒に塗装もおこなうという選択もあります。
今住んでいる家を子供たちへ引き継ぐか検討中のご自宅
あと何年くらい今の家に住み続けるかわからないけれど、地震や台風等で家が雨漏れしたり、ヒビがはいったりするのは困るのでなんとかしたい・・・
(住宅の延建坪が30坪の場合は、塗り面積は約150平米になります)
ポイント:家のことが心配になり、そうはいってもあと何十年も住むという事がないという状況の場合、高いお金をかけて家全体を修繕する必要はないと思います。
高価な塗料で外壁塗装のみをおこなうのではなく、塗装にかける費用を最小限に抑え、その他の部分補修や補強をした方がいい場合もあります。
このようなケースではご家族で相談をされて、どこまで補修をするのか、この先何年今の家で生活するのか等、必要な個所をしっかり見極めていく必要があるでしょう。
まとめ
今回は大きく分けて3つのケースをご紹介しました。
ご自身の状況と似たようなケースはありましたか?
今の家にこの先も長く暮らすのか、それとも近い将来に手放してしまうのか。
長期的なライフプランはそれぞれのご家庭によって異なります。
安価な塗料を選択したとしても、将来的なメンテナンスで考えると多少高価でも耐久性が高い塗料を選択したほうが長期的には経済的な場合もあるというわけです。
反対に、**今の住宅に長く暮らす予定がない場合は、耐久性が低く安価な塗料を使用して費用を抑えることができます。
いずれのケースについても言えることは、外壁塗装で失敗しないためには、塗料の価格と耐用年数踏まえて長期的なライフプランを考えることが必要になってくることです。
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