2016年12月29日

【初めて外壁塗装する方は必見!】絶対に知っておきたいおすすめの塗料

そもそもなぜ外壁塗装をやるのかといったことから、外壁塗料の選び方、塗装業者を選ぶ際のポイントまで、外壁塗装の全てをご紹介します。

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そもそもなぜ外壁塗装をするのか

外壁の役割

住まいは厳しい条件のもとでご家族の⽣活を守り続けています。その中でも、外壁は屋根とあわせて“住空間を保護する”という役割があります。 具体的には、「風や⾬を防ぐ」、「地震な どの揺れから守る」、「外部からの⽕の浸⼊を防ぐ」、「暑さ・寒さを防ぐ」、などがあげられます。 また、その家の顔とも⾔える部分ですので美しく⾒せる為の⾊やデザインなども重要です。

しかし、⽇々厳しい⾃然環境にさらされている外壁は、汚れや⾊あせ、はがれなどの劣化がおきやすい場所でもあります。放っておくと、本来の役割を果たせなくなり安⼼・安全な⽣活ができなくなる可能性があります。 つまり、建材⾃体の経年劣化は否めないにしても、様々な原因で⽼朽化するお住まいを少しでも⻑持ちさせるために、定期的なメンテナンスやリフォームが必要です。

外壁塗装を⾏う意味とは︖ 

外壁は⾃然環境にさらされている為、劣化するとお伝えしました。ではなぜ劣化するのでしょう・・・︖外壁に使⽤される素材はさまざまありますが、⼀般的な素材は「モルタル」と⾔われる砂・セメントを⽔で混ぜたものや、「サイディング」と⾔われるボード状になったものの2種類があります。

これらはあくまでも外壁の下地であり、塗装による塗膜で保護されているものなのです。年⽉とともに、塗膜がはがれたりひび割れたりする事によって外壁に劣化が起こるのです。保護している塗膜がなくなることで、下地部分にも影響が出てきてしまい、家⾃体の劣化につながっていくのです。外壁塗装は、家をきれいにみせる為に⾏うものでもあります。
ただそれ以上に、⻑く住んできた⼤切な家⾃体を「⻑持ちさせる」為にも、外壁塗装は必要なのです。 

サイディングについて詳しくはこちら
外壁サイディングの種類と価格は?メンテナンスやリフォームの注意点を解説

住宅に適した塗料選び方をご紹介

家の状態を⾒極める 

塗装価格をできるだけ安く済ませたい、⻑持ちさせたい、もっと住環境を快適にしたい、など様々なご要望を持つことは⼤切なことです。また、お住まいの寿命と将来の塗り替えサイクルを念頭に考える必要があります。適切な塗料選びのポイントは、今の家の状態がどのようになっているのかをしっかり把握する事です。塗料はそれぞれ特徴があり、得意分野があるのです。

  • カビが発⽣している場合
    防カビ剤⼊りで、カビの発⽣と増殖を抑えてくれる塗料がおすすめ
  • 汚れが気になる
    汚れが付きにくく、⾬⽔が汚れを浮かせて流してくれる性質がある塗料がおすすめ
  • ひび割れがおきている
    塗膜の伸縮性があり、ひび割れ箇所を補修・保護してくれる塗料がおすすめ



外壁塗装の徹底比較・選び方
▲「何を選べばいいの?」 外壁塗装の機能比較・オススメ商品

外壁塗装の目的を明確にする

家の状態がわかったら、現状を修繕する為に必要な塗料を選びますが、その時に今回の塗装で何をしたいのかを明確にしましょう。例えば、カビが発⽣しているのであれば、今後カビの発⽣を抑えてくれる塗料を選びます。それと合わせて、遮熱性を⾼め光熱費を抑えたいのか、もしくは今回の塗装は費⽤を重視して安く抑えたいのか・・・などです。それによって同じ防カビ入りの塗料でもグレードが異なります。

外壁に使用できる塗料の種類

塗料メーカー

住宅の塗装で使⽤される塗料のメーカーは数多くあります。日本国内で⼀般的な塗料メーカーは、「⽇本ペイント」、「エスケー化研」、「関⻄ペイント」です。この3つのメーカーで⽇本国内のシェア上位を占めています。基本的にはこれら3⼤メーカーの塗料であれば、高品質ですので安心です。

塗料のタイプと種類

塗料は、『⽔性塗料』と『油性塗料』の2つのタイプに分類されます。この違い は、“何で薄める(希釈する)のか”です。水性塗料は水で希釈し、油性塗料はシンナーで希釈します。

外壁塗装の徹底比較・選び方
▲「何を選べばいいの?」 外壁塗装の機能比較・オススメ商品

外壁塗装の大まかな流れ


塗装の⼯程は約10⽇前後です。ただし、外壁の⼯事は天候に左右されますので状況によっては⼯期が延びる可能性があります。塗装をする時に職人は天候を常に気にしながら⼯程スケジュールを組んでいきます。では、それぞれの⼯程を簡単に説明していきます。

  • 1.仮設⾜場⼯事
    外壁塗装⼯事では⾜場の設置が必ず必要です。設置には約半⽇ほどかかります。
  • 2.⾼圧洗浄
    水での⾼圧洗浄と、洗剤を使⽤したばいお⾼圧洗浄があります。外壁にこびりついた汚れを流す作業です。
  • 3.下地処理
    塗装⼯程の中でも特に重要な作業です。塗料を塗る前の下処理ですがこれが塗料の耐久性に非常に⼤きく影響します。
  • 4.養⽣
    塗装をしない部分をシートで覆い塗料がかからないようにする事です。
  • 5.下塗り
    下地との接着効果を⾼める為に⾏います。
  • 6.中塗り
    下塗りと上塗りの間に塗ることで、平滑な下地を作り、仕上げの効果を⾼める作業です。
  • 7.上塗り
    仕上げの塗装です。ここは職⼈の技術が発揮される重要な部分です。
  • 8.付帯部の施⼯
    外壁以外の、軒天や⾬樋、破風などの塗装です。
  • 9.⾜場解体・清掃 ⇒完成
    外壁の塗装が終わったら、養⽣を外し組み⽴てた⾜場を解体します。清掃も⾏い完成です︕

費用について詳しくはこちら
外壁塗装の坪数ごとの費用相場は?塗装工事をする時に必要な知識が丸わかり!

塗料は3度塗りが基本?

外壁の耐久性を確保 

塗装の回数は業者ごとに様々だと思います。3回塗りするところもあれば、2回塗りのところもあるでしょう。サイディング⽤のクリア塗料は2回塗りが通常ですが、それ以外の塗料は基本的には3回塗りをしています。塗膜の厚みを持たせる事で耐久性が増すのです。3回塗りを⾏うには「下塗り」をした後、⼀定の時間をおいて乾かします。

その後同様に「中塗り」、「上塗り」を⾏っていきます。つまり、塗装⼯程だけで最低2⽇はかかるという事になります。1⽇で塗装が完了するという事は、もしかしたら2回塗りなどで⼯数を削減している可能性があります。

外壁の塗り残しを無くす 

外壁や屋根など広い範囲の塗装をする上で塗り残しなくきれいに塗る⽅法は、⾒た目でわかるようにすることです。いくら塗装歴が⻑くても、「⼈」ですので塗り残しや塗り忘れが起こる可能性があります。⾊分けをする事で、⾒た目にも塗られているところとそうでないと事がはっきりとわかります。(上塗りの⾊によっては、⾊分けが困難な場合もあります。)
職⼈の技術に頼るのではなく確かな⽅法で塗り残しを無くす事が『プロ』の仕事だと考えています。

外壁塗装の見積でのポイント

外壁塗装の⾒積書を取る時の注意点 

外壁塗装の場合、電話だけで概算⾒積りを取ることはおすすめできません。なぜなら、劣化状況によって使⽤するべき塗料が異なる=⾦額が変わってくるからです。基本的には、外壁や付帯部分(軒天や破風、⾬樋など)の塗る⾯積で算出します。外壁や付帯部分など現地で確認してもらってから⾒積り書を提出してもらうことがトラブルを防ぐ⽅法となります。

また、業者によって⾒積もりの⾦額が異なる場合もありますので、相⾒積りをとる場合でも必ずそれぞれの業者に⾒てもらいましょう。塗装の⾒積書は、専門⽤語が多く詳細が不明瞭な部分もあります。例えば、⾜場の仮設費⽤が含まれているか、塗装する塗料のメーカーおよびグレードは何か確認が必要でしょう。

同じシリコン系塗料でも、メーカーや性能・性質が異なり、ウレタン系塗料に近い価格もあればハイグレードタイプのフッ素系塗料に近い価格もあります。仮に相⾒積もりで⽐較検討するなら、なるべく同じ条件下で⾒積りをとれるようにすると良いでしょう。

塗装業者選びで後悔しない5つのポイント


外壁屋根塗装(リフォーム)で後悔しない為には、業者選びがとても⼤切です。塗装の場合、家の外からチェックができますので訪問販売の営業が⾶び込みで⼊ってくることが多いリフォームです。ここでは、正しい知識をもって安⼼できる業者選びができる【5つのポイント】をご紹介します︕。

見積りの金額だけで決めない!

外壁塗装や屋根塗装リフォームは、安ければよいというものではありません。なぜかと⾔うと、塗装費⽤のほとんどは職⼈の「⼈件費」だからです。⾒積⾦額が安いということはこの⼈件費を削っている可能性が⾮常に⾼いのです。もちろん、塗料の仕⼊れなどの企業努⼒や営業コストの削減などで低価格で提案できる事もありますが、「安い=⼿抜き⼯事」になる可能性もあります。他社と⽐較した時に安い場合は、「なぜの価格でできるのか︖」という理由を確認しましょう。

また、極端に値引きをしてくる場合や契約を急がせるトークを使う業者は注意してください。いずれにしても、1社で決めてしまうのではなく複数社から⾒積りをとって価格や対応が適切かどうかを判断しましょう。

工事の詳細をしっかり説明してくれるか?

外壁塗装や屋根塗装をしますという場合、基本的な塗装箇所は、①外壁・屋根②⾬樋③破⾵④軒天です。しかし、業者によってどこまで塗装するのかは様々です。以下に、「塗装してくれると思っていた」という業者との⾷い違いが発⽣しやすい塗装箇所をご紹介します。

①⾬⼾や⼾袋 ②ベランダの床 ③家の基礎部分 ④細かい鉄部 ⑤⾨扉

業者はわかっている事ですが、お客様側は説明されなければ塗るものだと思って気づかない部分です。⾒積書や契約書に細かく記載があり、「塗装するところ・しないところ」をしっかり説明してくれる業者が信頼できます。

外壁塗装の品質を⾒極める

外壁塗装や屋根塗装は下塗り、中塗り、上塗りの3回塗りが基本です。この塗装⽅法を⾏っていない業者は塗る回数を減らして⼿抜きをしている可能性が⾼いと思って下さい。また、中塗りと上塗りを違う⾊で塗るというのもポイントです。たとえ熟練した職⼈であっても、同じ⾊で塗れば塗り残しを確認することはできません。

プロは「確実に塗り残しのない⽅法」で塗装をするのです。(※⾊によっては塗り分けができない場合もあります)施⼯をしっかり⾏ってくれる業者だと判断するには、「塗装って、3回塗って⾊もわけるものなんですか︖」というように質問をしてみることです。こちらから、「そのようにやってください」と⾔うと、「わかりました」と返事をするものです。それでは、実際に正しい⼯程で塗装が⾏われるのかどうかわかりません。上記の⽅法で塗装を⾏っている業者であれば普通のこととして答えてくれるはずです。

さらに注意が必要なのは、「3回塗り」をすると⾔ってきたとしても、適切な塗布量で3回塗るとは限りません。例えば、通常4⽸使⽤して3回塗りを⾏わなければならないところを、3⽸で3回塗りをするという事です。同じ3回塗りですが、塗膜の厚さが全く異なります。こういった場合も考えられますので、使⽤する塗料の⽸数も⼀緒に確認すると良いでしょう。

工事前と工事後の写真を開⽰してくれる

塗装は塗ってしまったら、元の状態を確認することができません。塗装前の下地処理や下塗り・中塗り・上塗りの3回塗装をしているかなどの施⼯⼯程を撮影し、提出してくれるかどうかを確認しましょう。もし、ここを渋るようなら要注意です。リフォーム施⼯において施⼯前後の違いをしっかり明⽰するのはプロとして当然のことであり、義務だと思うのです。

「施⼯前はこのような形でこのように補修・塗装し、このようにきれいになりました」とお客様にわかりやすくご説明することで、安⼼感を持って頂けると思っております。

アフターフォローがしっかりしていると安⼼

塗装は年数の経過とともに、施⼯が良かったのか悪かったのかがわかるものです。仮に数ヶ⽉、数年たって施⼯不備が出てきた場合に、しっかりと対応してもらえるのかということは⾮常に重要な事です。塗装やリフォームをしたらしっぱなしという状態では安⼼して任せられませんよね︖保証書の発⾏(施⼯保証など)や不具合が起きた際に、すぐに対応してもらえる体制があるか︖そういったところがしっかりしている業者でないと、後々、不快な思いをする事になってしまうのはお客様⾃⾝です。

安⼼して任せられるかどうかは、アフターフォローも⾮常に重要なポイントになります。『業者を⾒る⽬を養う為に、正しい情報・知識を得ること』が初めての塗装リフォームの場合、どのような業者にやってもらうかというのはとても重要です。塗装の⽬的は「家を⻑持ちさせること」であって、業者が⼿抜き⼯事をしてその⽬的を果たさないというのはあってはならないことです。しかし、現状はまだまだ悪徳業者と⾔われる業者が多くいます。
その状況の中でお客様が失敗しない業者選びをするには、お客様⾃⾝で防衛するしかないのです。

いかがでしたでしょうか。なるべく費用を抑えてリフォームをしたい方へお知らせです。リフォマは中間業者を介さずに、ご要望に合う専門業者を直接ご紹介します。中間マージンが上乗せされないため、管理会社や営業会社などより安く費用を抑えることができます。下記のボタンからお気軽にご相談ください!

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