2017年11月1日

内装、外壁(屋根)のリフォームでイメージを決める塗装とは

塗装には、室内の雰囲気やコンセプトに合わせた内装をはじめ、家全体の印象を決める外壁や屋根など種類もさまざまです。 どのような塗装の種類があるのか、またかかる費用やおすすめの塗料についてご紹介します。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • メールで送る

内装塗装(内壁塗装)

内壁のリフォームには、壁紙クロスと内装塗装の二種類があります。
大量生産による手頃さと機能性の高さから、壁紙クロスが主流でしたが、ここ最近では内装塗装を選ばれる方が増えているんです。

塗装の魅力は、特有の質感や、色味の豊富さ
内壁塗装のメリットとデメリットを踏まえ、内装リフォームの参考としていただけたら幸いです。

内装塗装のメリット

内装塗装ならではの質感

塗料で塗装された内装には、特有の素材感と質感があります。
工場のラインで大量生産される壁紙クロスには無い、人の手で塗られたハンドメイド感を演出することができるのです。

塗装された内壁には重厚さや温かみが生まれ、落ち着いた雰囲気を醸し出してくれます。

塗料のカラーが豊富

ペンキやオイルは、絵の具のように複数の色を混ぜ合わせてお好みの色を作ることができます。
また、白色だけでも164色ほどの豊富なカラーバリエーションを出しているメーカーもあり、希望の色の塗料が無いということはまずありえません。

汚れや傷に部分的な塗り替えで対応できる

壁に傷や汚れが付いた場合、壁紙クロスであれば全体を張り替えなくてはキレイに修復ができませんが、内壁塗装であれば、周囲の色と同色の塗料を上から塗り直すことで部分的に修復することが可能です。

内装塗装のデメリット

施工費が高くなりがち

大量生産できる壁紙クロスに比べ、塗料は材料費がかかりやすくなります

また、壁紙クロスから内装塗装にリフォームする場合、下地からの工事が必要となるため施工費も上乗せになります。
全室塗装を行うと費用が高額になることから、特にこだわりたいリビングや客間のみ、内壁塗装を選ばれる方もいらっしゃいます。

汚れがつきやすい

水拭き可能な壁紙クロスなど高機能な製品が増えている一方、塗装塗料は機能に乏しい傾向があります。
汚れが付きやすく、落ちにくいため、キッチンや子供部屋などの汚れが見込まれる部屋には向きません。

塗り替え時、臭いが残る

塗装塗料にはペンキ特有の臭いがあります。時間と共に臭いは軽減しますが、塗装直後や塗装から数日間は臭いが気になることも。
塗装後はしっかりと換気をするなどの対策が必要になります。

内装塗装の費用目安

内装塗装のリフォームにかかる費用は、4〜15万円くらいが相場です。
費用相場は施工面積や、工事内容(壁紙クロスから内壁塗装へのリフォームなど)によっても変動します。

50㎡ほどの狭い範囲(トイレや浴室など)の場合は10万円以下
100㎡ほどの広い範囲(廊下や玄関など)であれば8〜12万程度が目安です。

また、壁の下地を調整する下地パテ処理には5〜8万円、綿壁と呼ばれる繊維質でできた繊維壁に塗装を施す場合は10〜15万円程度が必要になります。

こちらはあくまで目安ですので、実際にリフォーム業者に見積もりを依頼してみましょう。

内装塗装におすすめの塗料

アクリルエマルションペイント(AEP)

アクリルエマルションペイント(AEP)は、内壁塗装でもっとも人気のある塗料です。

人体への悪影響が心配される添加物が少なく、色付けも簡単なのが特徴。
ペンキ独特の臭いがなくほぼ無臭なため、初めて内壁塗装を行う方にとっても安心な内壁塗装用塗料になります。

自然塗料

自然塗料・自然系植物性塗料は珪藻土(けいそうど)、植物、鉱物、粘度などの原料で作られた天然由来の塗料です。
化学物質が入っていないため、寝室や子供部屋、ペットを飼っているお部屋の塗装に適しています。

自然塗料は高価なものが多く、お値段が張ります。予算の都合で自然塗料の使用ができない場合におすすめなのがウレタン塗料。ペットや子供が舐めてしまっても害がなく、安心してお使いいただけます。

オイルステイン

オイルステインは木目調の下地をコーティングするもので、上記の二種類の塗料とは用途が異なります。
オイルステインは技術がある方が塗装を行わないと失敗する可能性があるので、ご自身で行う際は注意が必要です。

屋根塗装とは

屋根にコケが生えている、色あせしていて見すぼらしい、業者から屋根の定期点検が必要だと言われたなど、屋根の塗装を考えるタイミングはさまざま。

屋根は外観の一部として家の見た目に関わるだけでなく、雨風から家を守り、建物の寿命にまで影響を与える重要な部分でもあります。
屋根の塗り替えはどのタイミングで必要となり、どのような工程で行うのか、塗り替えのメリットは何なのかをご紹介します。

屋根塗装の効果

家の外観がきれいになる

色あせやコケ、塗装の剥がれなど見た目に古くなった屋根をキレイにできます。

防錆性が高まる

屋根の頂上部にある棟板金など、錆びの発生しやすい金属の板やトタンの屋根をサビから守ります

屋根材の保護

スレートと呼ばれる屋根材や、つなぎ目に使われる金属部分を腐食やコケの発生から守ることができます。
屋根材を保護することにより、屋根全体の劣化を防ぎますので、屋根の葺き替え工事の時期を伸ばすことにも繋がります。

遮熱性・断熱性が高まる

夏場には室内の温度上昇を、冬場には温度下降を防ぐため、1年を通して過ごしやすい室温を保ちます。

屋根表面に遮熱性のある塗料を用いることで、屋根に当たる直射日光を反射させ、屋根裏や室内への熱の侵入を防ぐことができます。
また、室内の暖かい空気が屋根から逃げることを防ぐため、冬場の室内温度下降も防ぐことができます。

屋根塗装の施工方法について

次に屋根塗装の施工方法について、一般的なスレート屋根のケースでご紹介します。

1.高圧洗浄

高圧洗浄機で屋根についた汚れやコケを落としていきます。
スレート(屋根材)の重なっている部分や棟板金、屋根の隅は特に入念に洗浄します。

洗浄が不十分だと塗料が屋根に密着せず、剥がれの原因になりますので、最低でも2回は高圧洗浄をかけます。
また、屋根材と塗装の間に水分が残ると、塗膜の浮きや剥がれの原因になるため、高圧洗浄後の屋根の乾燥は24時間以上かけて行います。

2.棟板金の交換

サンダーや紙やすりで棟板金のサビを落とす方法もありますが、手間がかかるうえに短期間でサビが発生しやすくなります。また、棟板金を交換してしまう方が低価格で済む場合もあるため、交換を選ばれる方が多いです。

3.マスキング作業

塗料が付着してはならない箇所を、マスキングテープなどで保護していきます。
屋根上での作業は塗料が飛びやすいので、近隣の住宅や車などにもマスキングをおこなう場合があります。

4.下塗り

シーラーという、屋根材と塗料の密着を良くするための下塗り塗料を塗装していきます。 スレートの痛みが激しい場合などには2度塗りし、しっかりと塗料が密着するようにします。

5.タスペーサーの設置

スレートとスレートの間を塗料で塞いでしまうと、毛細管現象で雨漏りしやすくなります。そのため、スレートをはがす作業(縁切り作業)が必要となります。

塗装時にあらかじめ、スレート間に挟むタスペーサーという部材を用いることで、縁切り作業を省くことができます。

6.中塗り

細かい部分は小型のローラーで塗装し、平面的で広いところは面の広いローラーで塗装していきます。
塗料の上は滑りやすく危険ですので、屋根の頂上部分から下方に向かって塗装します。

7.上塗り

中塗りから2時間ほど塗料を乾燥させた後に、上塗り(仕上げ塗り)をしていきます。 塗り残しがないように上塗りを終えて、乾燥させたら屋根塗装完了です。

屋根塗装費用の目安

一般的な屋根の塗装は、35万〜120万円ほどかかります。
2階以上の屋根塗装には足場を組む必要がありますが、この足場が費用の差を生む原因に。足場の有無、階数で金額が大きく変わってきます。

屋根塗装におすすめの塗料

シリコン塗料

広く使われている主流の塗料と言えます。
屋根塗装用の塗料の中でも比較的塗料代が安く、耐久性や耐熱性にも優れています。耐用年数は10年〜13年程度で、防カビ・防藻性能も高いのが特徴です。

フッ素塗料

価格が高いものの、その分耐用年数が15年〜20年と長いのが特徴です。
耐熱性・耐寒性・低摩擦性・不燃性・防汚性と様々な機能を備えた高機能の塗料でもあり、ビルなどの屋根塗装として使われます。
最近では、塗り替えのサイクルを長くしたい方を中心に一般住宅でも使用されることが増えています。

断熱性塗料

高耐久で断熱、遮熱機能を併せ持つのが特徴です。
冬場は暖かく夏場は涼しく、快適な室温を保ちます。

耐用年数も15〜20年と長く、高機能かつ高性能なのですが、その分塗料代が高額になるのがネックです。
自治体によっては補助金が出ることがあります。断熱性塗料での屋根塗装をお考えの方は、お住いの自治体ホームページなどで、補助金制度を確認すると良いでしょう。

外壁塗装とは

外壁塗装の塗り替え時期はおおよそ10年です。
雨や砂埃、紫外線を受けて劣化していくため、10年持たずに外壁塗装が必要になるケースもあるので注意が必要です。
ここでは家を守るために欠かせない、外壁塗装の必要性とメリットについてご紹介します。

外壁塗装で見込める効果

外壁を補強し、外壁材の劣化を防ぐ

外壁塗装の劣化から剥がれが生じると、外壁内部に雨水が侵入し、雨漏りを起こしたり外壁材を腐食させる危険性があります。
外壁材を腐食させてしてしまうと、外壁材の交換が必要となるため、施工も大規模になり費用が高額化します。

外壁塗装を行うことは、メンテナンス費用の削減にも繋がります。

家が長持ちする

外壁塗装を10年ごとに行うことでトラブルを未然に防ぐことができ、家は3倍長持ちすると言われています。

トータル費用の削減

上記でも述べた通り、外壁の腐食や劣化が起きてから補修や塗り替えを行うと、修理費が膨大なものになります。
およそ10年で、定期的に外壁塗装の塗り替えを行うことで、出費を最低限に抑えることができます。

外壁塗装の費用目安

外壁塗装の費用は100万円程度が相場です。
足場代や塗料代で費用がかかるのに加え、外壁塗装には工数がかかるため、安く済ませることが難しいものでもあります。

家の大きさや塗料の種類によっても変動しますが、30坪ほどの建物で約100万円、50坪ほどの建物で約150万円と、外壁塗装の施工費は高額になります。

詳しくはこちらで解説しています
外壁塗装の坪数ごとの費用相場は?塗装工事をする時に必要な知識が丸わかり!

外壁塗装におすすめの塗料

シリコン系塗料

シリコン系塗料は主流で、価格と耐久性のバランスが良く、費用対効果を考える方におすすめです。
耐用年数がおよそ13年と長いにも関わらず、塗料自体の価格が安く、人気の塗料でもあります。

光触媒塗料

光触媒塗料は太陽の光で汚れを浮かせ、雨で洗い流す効果を持っています。
また、遮熱効果があるため、外気によって室温が上がるのを防いでくれます。

耐用年数は20年と長く、外壁塗装を定期的に行うことが難しい建物などで使用されることが多いです。
光触媒塗料は汚れの付きづらさや遮熱効果、耐久性の高さなど機能面が充実している分、塗料の価格が高額になります。

また、メーカー認定の施工店でしか取り扱いがないので、光触媒塗料の使用を考えている場合は取り扱いの確認が必要です。

遮熱塗料

太陽熱を反射させて表面温度を下げる機能があり、省エネに繋がります。
また、耐用年数が18年と耐久性も高いのが特徴です。
こちらも機能性重視の塗料ですので、塗装の価格が高くなりがちです。



外壁塗装の徹底比較・選び方
▲「何を選べばいいの?」 外壁塗装の機能比較・オススメ商品

塗装の種類のまとめ

新築やリフォームのときに考えられる塗装、内壁塗装・屋根塗装・外壁塗装の3種類についてご紹介しました。
塗装は、範囲や塗料によって費用が大きく変わってきます。

屋根塗装や外壁塗装に関しては、特に家の耐久年数にも大きく関わってくるため、先延ばしにできないことを覚えておきましょう。
どの塗装も家の雰囲気を決めるものですので、こだわり・必要性・費用のバランスをしっかりと考えたうえで検討してみてください。

いかがでしたでしょうか。なるべく費用を抑えてリフォームをしたい方へお知らせです。リフォマは中間業者を介さずに、ご要望に合う専門業者を直接ご紹介します。中間マージンが上乗せされないため、管理会社や営業会社などより安く費用を抑えることができます。下記のボタンからお気軽にご相談ください!

リフォマは中間業者を介さずに、ご要望に合う専門業者を直接ご紹介します。中間マージンが上乗せされないため、管理会社や営業会社などより安く費用を抑えることができます。
リフォマなら中間マージンカットで専門業者をすぐ紹介