2016年7月27日

外壁塗装の見積書をみれば工事のシュミレーションができる

外壁塗装の見積書には様々な専門的な用語が書かれています。外壁塗装の主な作業内容や外壁塗装に伴って必要になってくる作業について詳しくご紹介します。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • メールで送る

なぜ塗装以外の作業が必要になるの?

外壁塗装を行うにあたり、塗装だけではなく、それに伴って必要となってくる作業があります。その作業はクラック補修やシーリング補修といったものなどです。
これらの作業は外壁塗装と一緒に作業をしておく必要がある大切な作業ですので、外壁塗装の役割やメリットと一緒に合わせて解説していきます。

そもそも外壁塗装の役割とは

あまり実感がないかもしれませんが、外壁塗装は建物を維持していく上で欠かすことができない作業の一つです。

まずはその外壁塗装の役割についてですが、外壁塗装には二つの大きな役割があります。一つ目は雨風などから建物を守り外壁を保護するという役割です。そして二つ目は建物の美観を保つという役割があります。

外壁塗装を行うことで発生するメリット

続いて外壁塗装のメリットについてですが、外壁塗料には雨水や湿気などを防ぐ防水機能があるので、建物を雨風から守って外壁の耐久性を高めます。

また、塗料の中には遮熱効果のあるものや断熱効果のあるもの、光触媒塗料という外壁に付着した汚れを雨水で自動的に洗い流してくれるといったものも登場しており、こういった機能性のある塗料を取り入れると外壁塗装のメリットは一層高いものになってくると言えるでしょう。

外壁塗装以外の作業をする理由

外壁の塗装以外に必要になってくる作業にはクラック補修やシーリング(コーキング)補修などがあります。
外壁にクラックが発生している場合にはクラックの補修をする必要がでてきます。

さらにシーリング補修は、外壁の目地にひび割れ等の劣化が発生している場合に必要になってくる作業です。これらの補修を怠ってしまうと、雨水などが建物に浸入してしまい建材が腐食していく恐れがあります。

ですからこのような塗装以外の作業も建物の寿命を延ばし、長期に渡り建物を維持していくためにはとても大切な作業となるのです。

外壁塗装以外の修理・補修の費用については下記の記事で詳しく説明していますので、参考までにご覧ください。
外壁の修理・補修の工事方法と業者選びのポイント

外壁塗装の見積書はどこをみればいいの?

外壁塗装を依頼してから最初に行う必要があるのが業者からの見積書のチェックです。 下記は外壁塗装に必要になってくる一般的な作業の例ですが、塗装以外の作業は外壁の状態によっては異なってきます。
そして見積書は必ず複数の業者からとるようにして作業内容等の比較をしてみましょう。

【 外壁塗装における主な作業内容 】

  • 作業1~足場の設置と撤去~
    外壁塗装は高所での作業になる為、足場を組みます。

  • 作業2~養生~
    養生とは、塗装が必要ない部分(窓やドアなど)に塗料が付着しないようにカバーを覆うことです。また必要があれば植木などにもカバーを覆うこともあります。

  • 作業3~高圧洗浄~
    高圧洗浄は新しく塗る塗料の密着性を高める為に、外壁に付着している汚れやさびなどを除去する為に外壁の洗浄をします。
    洗浄の必要性は外壁の汚れなどの程度によって変わってきます。

  • 作業4~ケレン・シーラ―(フィラー)~
    ケレンとはさび落としの作業のことです。さびが発生している程度により作業方法は変わってきますが、作業には薬物でさびを落としていく方法と研磨剤や工具を用いて落していく方法があります。

またシーラ―(フィラー)とは塗装の下塗り剤のことです。下塗りを行わずに塗装をすると色むらやすぐに塗料が剥がれてしまうといったことが起こってしまいますので必ず行っておくべき作業です。

  • 作業5~シーリング(コーキング)補修・クラック補修~
    シーリングはサイディング外壁などの目地に使用されているもので、外壁内部への雨水の浸入を防いでいます。

シーリング材は外壁と共に劣化をしていくことが多く、ひび割れや縮みなどの経年劣化症状が現れてきたらシーリング補修をする必要があります。
外壁に1mm以上のクラックが発生している場合は作業にクラック補修が追加されます。

  • 作業6~外壁塗装~ 通常、塗装は3回行います
    外壁の塗装は下塗り・中塗り・上塗りという作業になります。 下塗りを行う目的は新しい塗料との密着性を高めたり、上塗り塗料の発色を良くするために行います。 そして上塗り(中塗り)塗料には耐久性を高める成分が含まれており、太陽光(紫外線)や雨などから建物を保護するという目的があります。

また、外壁塗装に使う塗料は種類が多くて迷われると思いますが、そんなときは下記のリフォマ外壁塗装判断をご利用ください。
30秒であなたにピッタリの外壁塗料を見つけ出してくれます。



外壁塗装の徹底比較・選び方
▲「何を選べばいいの?」 外壁塗装の機能比較・オススメ商品

クラック補修・シーリング補修ってどういう意味?

モルタル壁について

モルタルの主な材料はセメントと砂(細骨材)で、これらに水を加えて練り混ぜたものです。 モルタル外壁は職人による施工となり、模様などを付けたりすることができるので自分好みの仕上がりにすることができるというメリットがあります。

そしてもう一つのメリットは、サイディング外壁のように目地がなく目地の劣化に伴う補修の必要がないということです。またデメリットとしては、施工期間が長くなってしまうということや材料の性質上、防水性が低く、乾燥収縮によるひび割れが発生しやすいことなどが挙げられます。

モルタル壁とクラック補修 

外壁の補修にクラック補修というものがあります。
クラックとは外壁に発生するひび割れのことです。そのひび割れの中でもモルタル外壁に発生しやすいひび割れには、外壁材の乾燥過程で起こる乾燥クラックや部分的に補修を施して塗りつぎ部分に発生してしまう縁切りクラックがあります。

サイディング外壁について

サイディングとは建物の外壁に用いられるボード状になっている建材のことです。

サイディング外壁の主な種類には窯業系・金属系・木質系・樹脂系の4種類があり、デザインやカラーなどが豊富に揃っていて工期も短くて済むので近年、多くの住宅の外壁に用いられています。サイディング外壁のメリットには前述のようにデザインやカラーが豊富であること、工期が短いということなどが挙げられます。

またデメリットとしてはその種類によって様々ですが、シーリングの補修が必要になってくることや錆が発生しやすいということなどが挙げられます。

サイディング外壁とシーリング補修

サイディング外壁はボードとボードの境目に継ぎ目(目地)が施されています。その目地の部分に埋め込まれているゴム状のものをシーリングと言います。
このシーリングは太陽光や雨風によりひび割れなどが発生し、劣化をしていくので必ず補修をする必要があります。

外壁サイディングの種類、シーリング補修に関しては下記の記事で詳しく説明していますので、参考までにご覧ください。
外壁サイディングの種類と価格は?メンテナンスやリフォームの注意点を解説

外壁塗装は補修しないとどうなるの?

では、塗装やクラック補修、シーリング補修を怠った場合には建物にどのような影響が出てきてしまうのでしょうか。

  • 外壁材の劣化
    外壁塗料には外壁を保護する防水機能があります。その防水機能も年月の経過とともに薄れてくるので塗装が剥がれた状態になっていると外壁材そのものが劣化していきます。

  • 雨水や湿気による建材の腐食
    外壁に発生したクラックやシーリングの劣化した部分から雨水が入り込んでしまい、建物内部の建材が腐食していく恐れがあります。

  • 雨漏りやカビの発生
    建材が腐食してしまうことにより、雨漏りが発生しやすくなります。
    そして、それに伴いカビが発生してしまうことも避けることはできないでしょう。

  • シロアリの発生 建物内部の建材が水分を多く含んでいて湿った状態にあるとシロアリの絶好の繁殖地となってしまいます。

外壁のメンテナンスは大変重要です。適切な時期の塗り替えをおすすめします。

外壁塗装の工事内容、費用に関しては下記の記事で詳しく説明していますので、参考までにご覧ください。
外壁塗装の坪数ごとの費用相場は?塗装工事をする時に必要な知識が丸わかり!

また、外壁塗装では色々と迷われることが多いと思いますが、リフォマでは外壁リフォームを行った方に行ったアンケートの記事がありますので、経験者の意見を参考までにご覧なってはいかかでしょうか。
経験者1000人に聞いた外壁リフォームアンケート

いかがでしたでしょうか。なるべく費用を抑えてリフォームをしたい方へお知らせです。リフォマは中間業者を介さずに、ご要望に合う専門業者を直接ご紹介します。中間マージンが上乗せされないため、管理会社や営業会社などより安く費用を抑えることができます。下記のボタンからお気軽にご相談ください!

リフォマは中間業者を介さずに、ご要望に合う専門業者を直接ご紹介します。中間マージンが上乗せされないため、管理会社や営業会社などより安く費用を抑えることができます。
リフォマなら中間マージンカットで専門業者をすぐ紹介