2016年9月23日

初めての外壁塗装① 築年数が10年目の住宅は外壁塗装の見直しが必要?

一般的に家の外壁の塗り替えは築10年目くらいの時期が最初の塗り替えをする目安だと言われています。 大切な家を維持していくために必要なメンテナンスの一つでもある外壁塗装について知っておくと役に立つ知識などをご紹介します。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • メールで送る

なぜ外壁塗装を行うのか?

なぜ家のメンテナンスで外壁塗装が必要なのでしょうか。
住んでいてもあまり実感がないかもしれませんが、家を維持していく上で外壁塗装はとても重要な役割を果たしています。

外壁塗装リフォームの役割とは

外壁には外気や雨風等から建物の内部を守るという大きな役割があります。そして外壁に塗られている塗料には防水効果がある成分などが含まれています。

当たり前ですがこの内部を守るということが建物自体を守るということにつながり、建物の寿命を延ばすためにはとても重要なものになってきます。そしてもう一つの役割には建物の美観を維持するという役割があります。このように外壁塗装は家を維持していくためには大切なメンテナンスだと言えます。

外壁塗装を行うメリットをご紹介

外壁塗装の役割につづき、外壁塗装のメリットについてご紹介します。

【メリット1:断熱効果】
塗装があることにより冬の時期は冷たい外気から家を守り、部屋を暖かく保ってくれます。 また夏の時期は冷房効果を高めてくれます。遮熱効果のある塗料を使用するとより高い効果が期待できます。

【メリット2:遮熱効果】
直射日光による外壁の温度上昇を抑える遮熱効果があり、夏の時期の冷房効果を高めてくれます。遮熱効果のある塗料を使用するとより高い効果が期待できます。

【メリット3:防水性・浸透性】
外壁の雨水や湿気の浸透を抑えて外壁の劣化を防ぎます。

【メリット4:耐久性】
外壁塗装は外壁の耐久性を高めてくれます。外壁塗料には様々な塗料がありますが、外壁の塗り替えに最もよく使用されている塗料はシリコン系塗料と言われるもので耐久性や価格などのバランスが良い事で需要が高まっています。

【メリット5:セルフクリーニング効果】
最近では光触媒塗料といった外壁に付着した汚れを雨水などで自動的に洗い流すことができるセルフクリーニング効果がある塗料も登場しています。

外壁塗装の定期的なリフォームを怠った場合

定期的な外壁リフォームを怠った場合ですが、それは間違いなく家に悪影響を及ぼします。では家にとってどのような悪影響が出てきてしまうのでしょうか。外壁に現れてくる劣化症状と一緒にご紹介していきます。

経年劣化によって外壁に現れる症状

外壁に現れてくる経年劣化の症状には以下のようなものがあります。
以下のような症状が現れてきた場合は外壁の塗り替えが必要な時期になっているというサインですので、すぐに専門業者に外壁の塗り替えを依頼しましょう。

【劣化症状】

  • ひび割れがある。
  • 塗装がはがれていたり、塗装の色が褪せている。
  • カビや藻が発生している。
  • 錆やチョーキング(白亜化)が発生している。

などの症状があります。

建物自体にも影響が出てくる

外壁塗装を怠った場合には建物に以下のような影響が出てきてしまいます。

  • 1.防水効果の低下
    外壁の耐久性が落ちてしまうと雨水や湿気を防ぐことができなくなります。

  • 2.外壁自体の劣化
    外壁の耐久性が落ちてしまうと強度が低下してひび割れ、さらには外壁板が反り返ってしまい外壁が剥がれ落ちてしまうなどの外壁自体の劣化が進行してしまいます。

  • 3.外壁内部の劣化
    外壁の防水効果の低下に伴い、建物内部に雨や湿気が入り込んで建材部分の腐食や雨漏りが発生してしまいます。

外壁塗装の追加工事が発生する

外壁塗装を怠ってしまい、追加工事が発生してしまうといった状況になってしまうこともあります。 ではどのような工事をしなくてはならなくなってしまうのでしょうか。

  • 1.断熱材の補修工事
    外壁の機能が全く働かなくなり、防水シートの内側の断熱材まで雨水等が浸透してしまっていた場合に行う必要があります。

  • 2.基礎補修工事
    建物の内部が雨水等により腐食してしまっている場合に行う必要があります。

  • 3.シロアリ駆除工事
    建物が湿気を含んだ状態になるとシロアリが集まってきやすくなり、柱などがシロアリの被害に遭ってしまいやすくなります。

このように外壁塗装を怠ってしまうと追加工事をせざるを得なくなってしまうことにもなりかねません。日ごろから定期的に外壁の目視点検を行い、異常が見つかればすぐに施工業者さんに点検や外壁塗装を依頼しましょう。

外壁塗装は業者任せにせず最低限の知識を身につける

業者に外壁塗装を依頼する際に、知っておくと役に立つ外壁塗装の知識についてご紹介します。

外壁塗装にはサイクルがある

外壁塗装を行うにあたり、まずは外壁の塗り替えサイクルを知っておきましょう。
外壁の塗り替えのサイクルは新築から約10年ごとに再塗装、またその10年後に再々塗装を行っていくのが良いとされています。外壁に現れてくる症状によっては建物に重度の影響を及ぼすこともありますので注意が必要です。

(注)あらかじめ塗られている塗料によっては塗ることができない塗料がありますので施工業者さんに相談されてみてください。

外壁塗装に使用できる塗料の種類と価格

外壁塗料には様々な種類があり、その種類によって耐久性や価格にも違いがあります。外壁塗装に使用される塗料について少しでも知識があると工事の際にも安心です。

外壁塗装の費用と業者選びの注意点などはこちらで詳しく解説しています↓
外壁塗装の坪数ごとの費用相場は?塗装工事をする時に必要な知識が丸わかり!

外壁塗装の大まかな流れ

外壁塗装工事はどのような工程で行われるのか把握しておくこともとても大切です。
天候などにより若干のずれはありますが、外壁塗装は約10日前後の日数を必要とします。 外壁塗装を依頼される際の見積もり段階で提示される工程内容の参考にしてください。

【作業工程1】・・・足場を組む
外壁塗装は高所での作業になるため、足場を組みます。

【作業工程2】・・・必要に応じて外壁洗浄
新しい塗料の付着を良くするために外壁に付着した汚れやカビ、コケなどを高圧洗浄機などで洗い落とします。(高圧洗浄機が使用できない外壁もあります)

【作業工程3】・・・必要に応じて外壁の補修
外壁にひび割れがある場合は補修やコーキングを行います。

【作業工程4】・・・養生
塗料が付着しないように窓のサッシなどにビニールシートなどを覆い、養生を行います。

【作業工程5】・・・塗料の下塗り
外壁塗装を行うにあたり最初に行なわれるのが下塗りと呼ばれる作業です。
この作業は塗料の密着性を高める為の接着剤の役割を担っています。下塗りに使用される塗料は塗り残しなどを見落とさない為に上塗り(仕上げ塗料)の塗料の色とは違う色を用います。

【作業工程6】・・・塗料の中塗りと上塗り
中塗りは必要に応じて行われます。 上塗りは仕上げの塗装になるので塗りムラや塗り残しがないように行われます。

【作業工程7】・・・塗装完了
上塗り完了後、養生をはがして塗料のはみ出しなどの手直しをして塗装完了となります。

いかがでしたでしょうか。なるべく費用を抑えてリフォームをしたい方へお知らせです。リフォマは中間業者を介さずに、ご要望に合う専門業者を直接ご紹介します。中間マージンが上乗せされないため、管理会社や営業会社などより安く費用を抑えることができます。下記のボタンからお気軽にご相談ください!

リフォマは中間業者を介さずに、ご要望に合う専門業者を直接ご紹介します。中間マージンが上乗せされないため、管理会社や営業会社などより安く費用を抑えることができます。
リフォマなら中間マージンカットで専門業者をすぐ紹介