2018年6月29日

システムキッチンをリフォームするといくらかかるの?

リフォームを行う理由は、寿命がきて使えなくなってしまった、展示場で見たら欲しくなったなど人によって違います。しかし、リフォームの費用が気になる方は多いのではないでしょうか。ここではシステムキッチンのリフォーム費用や注意点について詳しく説明していきます。

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システムキッチンとは何か?

システムキッチン

そもそもシステムキッチンとは何なのか、一般的にキッチンと言われるものとの違いを簡単にご説明します。

ガスコンロやIHコンロが一体化しているものをビルトインコンロといいます。 一方、ガスコンロをあとから別途設置するものが、テーブルコンロといわれるものです。 システムキッチンとは、ビルトインコンロの他にも流し台や調理台、収納棚など機能が1つになっているキッチンのことを指します。

システムキッチンと一般的なキッチンの1番の違いは、上記で説明したとおり全ての機能が一体化しているところです。どこにもつなぎ目がなく、さらに好きな機能を自由に組み合わせられるため、ご自身の理想のキッチンを造ることが可能です。

一方、キッチンは大体ガスコンロ、流し台、調理台が分かれています。完成している商品を配置するだけなので、システムキッチンよりコストがかからないといわれています。
より詳しく知りたい方はこちらをご覧ください システムキッチンの選ぶ基準って何? 選ぶステップを分かりやすく解説

キッチンリフォームの費用は高くない !

キッチンのリフォームを行う理由は、使い勝手が悪い、設備が古いので取り替えたいなどが挙げられます。

キッチンの使い勝手が悪いとなると、レイアウトから変更することになるかもしれませんが、例えば流し台の臭いが気になるという場合は、該当する場所だけを修理または新しいものに取り替えるだけで済みます。

旧式の古い流し台から最新式のシステムキッチンにすると、やはり費用は高額になってしまいますが、部分的なリフォームであれば費用はおさえられます。 キッチンリフォームが高額だと思っていた方は、条件によって費用が違うことを分かっていただけたでしょうか。

システムキッチンの種類とそれぞれのメリット・デメリット

システムキッチンには様々な種類があります。 ここでは、システムキッチンの種類とそれぞれのメリット・デメリットを簡単に説明していますので、リフォームを考えている方は参考にしてみてください。

I型キッチン

I型キッチンは、コンロからシンクまで横に並んでいるキッチンのことです。設備が一直線に並んでいるため動きやすく、L型やU字型に比べて手狭な場所でも設置できるというメリットがあります。 デメリットは流し台の隣にコンロがある場合など、配置によっては使いにくくなってしまうところです。

L型キッチン

Lという字のように直角に配置されているキッチンのことです。 L型キッチンのメリットはI型よりも動く距離が短く、調理スペースや流し台を広くとれることができる点です。

デメリットはI型よりも場所を取ってしまうため、リビングやダイニングが広くないと圧迫感が出てしまうことと、コーナー部分が死角になりやすい点です。

U型キッチン

L型キッチンではコーナーは死角になりやすいのですが、それを上手く利用したのがU型キッチンです。

壁側に調理台を設置すれば料理に集中できますし、リビング側に調理台とカウンターを設置することでオープンキッチンにすることも可能です。レイアウトの自由さが最大のメリットといえますが、それなりに広さを確保しなければいけませんし、商品によっては高額になりやすいというデメリットもあります。

アイランド型

島のように四方に壁がないのがアイランド型といわれるキッチンです。 遮るものがないため解放感があり、リビングとの移動がしやすことがメリットです。 しかし、遮るものがないことにより臭いが部屋に充満しやすく、どこからでもキッチン内が見えてしまうことは人によってはデメリットかもしれません。

ベニンシュラ型

ペニンシュラは半島という意味で、アイランド型と似ていますがキッチンの左右どちらかに壁があります。

アイランド型と違い、壁があるためどこからでも見ることはできないですし、換気扇の種類も多いというメリットがあります。 デメリットは壁があることでアイランド型よりも解放感がなく、動線が長くなってしまう点です。

キッチンリフォームの費用の内訳

キッチンリフォームにかかる費用は大きく分けて2つあります。

  • 商品代金
  • 工事費用

商品に関しては、メーカーがそれぞれブランドを展開しており、高価格でハイグレードなものから、手軽に購入できるシンプルなものまで幅広く取り扱っています。
そのため商品によって費用が変わってきます。

工事費用は業者に支払う費用です。 例えば、システムキッチンを一式取り替える工事と、ガスコンロの交換では工事内容が違うため、費用も当然違ってきます。

メーカーによっては、商品購入から設置工事まで一括で行っているところもありますので、購入する際に問い合わせしてみましょう。 また、状況によってはガスや給排水管などの工事費が別途かかることがあります。

費用別キッチンリフォーム事例

リフォームは商品、工事内容、業者によって費用が差が出ます。 特にキッチンメーカーによって得意としている部分や特徴が違いますので、自分に合ったものを見つけましょう。
メーカーの特徴をまとめた記事もあります。システムキッチンの人気メーカー7社で比較!

以下の例はあくまで目安とお考えください。費用の詳細は業者に見積もり依頼をして算出してもらいましょう。

50万~できるリフォーム

システムキッチンの解体、ガスコンロからIHコンロに変更などの機器の交換、メーカーが低価格で販売しているシステムキッチンであれぱ、50万円以内でできるケースがあります。

マンションのシステムキッチン交換

見積もり内訳例

給水・給湯・ガス配管等工事

¥60,000

キッチンパネル施工費

¥20,000

標準工事(既存解体・撤去・処分)

¥120,000

キッチン本体

LIXILシエラ I型開き扉/2400mm

¥196,000

キッチンパネル

H910×W2420:2枚、H910×W1820:1枚

¥24,000

キッチンパネル取付け部材

両面テープ、接着剤等

¥8,000

合計

¥428,000

50万~100万

価格を抑えたシステムキッチンに交換、手狭なタイプでしたらデザイン性が高いものに交換できます。

戸建てで在来のキッチンからシステムキッチンへの交換

見積もり内訳例

給水・給湯・ガス配管等工事

¥60,000

キッチンパネル施工費

¥20,000

標準工事(既存解体・撤去・処分)

¥140,000

キッチン本体

クリナップ/クリンレディ L字引出し/2100mm

¥495,000

キッチンパネル

H910×W2420:2枚、H910×W1820:1枚

¥40,000

キッチンパネル取付け部材

両面テープ、接着剤等

¥11,000

合計

¥766,000

100~150万

収納の場所が多いタイプや大型のシステムキッチンに交換することができます。

高価格なシステムキッチンへの交換

項目明細数量単価合計
キッチン本体パナソニック ココチーノ (1616サイズ)ラグジュアリー1式¥ 875,963¥ 875,963
食器洗い乾燥機1式¥ 70,500¥ 70,500
キッチンパネルH910×W1820(側面壁)1式¥ 18,000¥ 18,000
キッチンパネル取付け部材両面テープ、接着剤等1式¥ 11,000¥ 11,000
システムキッチン標準工事既存解体・撤去・処分 食洗機設置含む1式¥ 120,000¥ 120,000
給水・給湯・ガス配管等工事1式¥ 60,000¥ 60,000
キッチンパネル施工費1式¥ 18,000¥ 18,000
合計¥ 1,173,463

150万以上

最新のシステムキッチンに交換、調理台が壁に向いていたキッチンを対面式にリフォームできます。 レイアウトを変更したり、システムキッチンの色に合わせて内装工事を行うとなると、天井や床など工事をしなくてはいけないため、400万円以上かかることもあります。

キッチンリフォームをする上で費用を抑えるポイント

気に入った商品があっても予算に合わなければ断念せざるおえません。そうはいってもキッチンは毎日使用するものですので、なるべく妥協せずに決めたいものです。 ここでは費用を抑えるポイントについて説明していきますので、予算が足りなくならないように気をつけましょう。

キッチンのサイズや内装デザインを変更しない

キッチンをリフォームする際は、レイアウトを大きく変えないようにすることで、工事費用をおさえることができます。

キッチンの位置を変える、壁を取り払ってオープンキッチンにするなど、大幅にレイアウトを変更すると、給排水管や排気用ダクト、電気配線等などの工事をするため費用が上がってしまいます。

キッチンの壁や床など、内装を変更するときは面積によって費用が違いますが、壁紙の種類や材質、床材のグレードを少し落とすことで、コストをおさえることにつながります。

オプション機器の導入は検討してみる

キッチンのリフォームは、取り付けるオプション機器の選択によっても費用が異なってきます。オプション機器は本当に必要なものだけを取り入れるようにしたり、付ける際はグレードを下げるなどすると良いでしょう。

予算の都合で取り入れなかったけれど、後から「やっぱりオプション機器を取り付けたい」となってしまうと、再度業者への依頼が必要になるため費用が高くつついてしまいます。
購入する段階で慎重に検討し、オプション機器は最初に取付けるようにしましょう。

リフォーム業者に依頼する際の注意点

業者に依頼する際は、工事内容についてしっかり確認することが重要です。 最初に提出された見積もりが安くても、後から追加工事として高額な請求をしてくる悪徳業者もいるので注意しなくてはいけません。

また、悪徳業者ではなくてもキッチンなどの水回りのリフォームでは、作業の途中で床板が傷んでいたことが分かり、補修が必要になるケースがあります。 不安な方は事前調査で業者がきたときに、追加工事の有無を聞いておくとよいでしょう。

経験豊富な業者にする

キッチンリフォームの経験が豊富な業者であれば、様々な施工事例があります。 施工事例を見せてもらうことで、より具体的にリフォームをイメージできますし、費用の面でも参考になります。

取り付けたいオプションやこだわっている部分は取り入れ、コストダウンができそうな要素はないか、業者に提案してもらうのも1つ方法です。 さらに、取付けるときの施工の方法や素材などの仕様で、費用をおさえられることもあります。予算に余裕がない場合は一度相談しましょう。

相見積もりをする

キッチンリフォームを行う業者は数多くあるため、どこに依頼していいか分からないという方もいるのではないでしょうか。逆に、業者の目星をすでにつけているという方も、必ず複数の業者に依頼することが大切です。

対応に時間がかかってしまいますが、できれば3~4社ほどに依頼して比較検討しましょう。 同じ工事でも業者によって金額に差がありますし、工事の内容も全て同じというはありません。工事について聞いたら丁寧に説明してくれたなど、値段だけでなく信頼できる業者に依頼することでトラブルが起こりずらくなります。

工事期間中のことも考える

工事期間中のことは意外と忘れがちですが、ないがしろにしてはいけません。 システムキッチンのリフォームにかかる期間は、一般的に1週間以内とされていますが、工事中に補修する箇所が出できた場合はさらに伸びてしまいます。

同規格サイズのキッチンにリフォームするのであれば、期間は4日程度で終わります。 壁付けキッチンを対面キッチンへするなど、レイアウトを変更するような大掛かりなものは3週間はみておきましょう。

当たり前ですが工事中はキッチンを利用できないので、その間の食事をどうするのかも考える必要があります。 実質的なリフォームの費用以外でも、費用がかかることを考慮しておかなければいけません。

まとめ

キッチンリフォームにかかる費用は、商品と工事内容によって大きく変わります。メーカーの多くは高機能で材質にもこだわっているハイグレードモデルと、シンプルで価格をおさえたスタンダードモデルのように、お客様のニーズに沿った商品を展開しています。

利便性の高い理想のキッチンを実現したいのであれば、ハイグレードモデルがおすすめです。あまり費用をかけたくない場合は、スタンダードモデルか素材やグレードを下げるという方法があります。 ご自身の予算に合わせて最適なシステムキッチンを選びましょう。

いかがでしたでしょうか。なるべく費用を抑えてリフォームをしたい方へお知らせです。リフォマは中間業者を介さずに、ご要望に合う専門業者を直接ご紹介します。中間マージンが上乗せされないため、管理会社や営業会社などより安く費用を抑えることができます。下記のボタンからお気軽にご相談ください!

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