2017年7月26日

システムキッチンの収納について

システムキッチンで収納したいものは、食器や大きさの異なる調理器具、調味料など様々あります。これらをすっきり収納できて、取り出しも便利なシステムキッチンは魅力的ですよね。 ここでは収納力の高いシステムキッチンや価格についてご紹介していきます。 システムキッチンの導入を検討されている方は、ぜひ参考にしてみて下さい。

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収納力の高いシステムキッチンとは

最近のシステムキッチンは、各メーカから収納力が高く、使いやすいシステムキッチンが揃えられています。
システムキッチンの主な収納箇所は大きくフロアキャビネットとウォールキャビネットの2箇所に分けられます。

フロアキャビネットは引き出し式のものが主流となっていて収納物が一目で分かり、取り出しやすいということや、スペースを無駄なく利用できるという点が大きなメリットです。 そしてウォールキャビネットにも様々な工夫がなされ、使いやすさもアップしたものが登場しています。

フロアキャビネットについて

クリナップ公式HPより引用

ハウステック公式HPより引用

フロアキャビネットは「コンロキャビネット」「調理キャビネット」「シンクキャビネット」の3ヶ所に分けられます。
フロアキャビネットの下に収納スペースを設けているシステムキッチンも見られます。
それぞれのキャビネットに適した収納スペースをメーカーがどのように作っているのかを見ていきましょう。

コンロキャビネットの特徴と工夫

コンロキャビネットは、コンロやIHクッキングヒーターなどの加熱機器の下に設けられています。
加熱調理に用いる鍋やフライパンを収納することが予想されます。

出し入れがしやすいように、フライパンの取っ手を上に収納できるものや、中にスライド棚を設けて、大きさの異なるフライパンを一緒に収納できるようにしているものなどがあります。
コンロの隣に小さな引き出しを設けて、調味料の収納スペースを確保したものもあります。

調理キャビネットの特徴と工夫

調理キャビネットは、下準備や味付けを行うためのスペースの下に設けられています。
調味料や菜箸など、調理中に必要になる様々なものを収納できるように、仕切りで区切られていることが多いです。

下段には米びつが収納できるような高さのあるタイプであれば、さらに利便性が向上します。
食器洗浄乾燥機付きのシステムキッチンのプランの場合、食器洗浄乾燥機は調理スペースの下に設置されることが多いため、調理キャビネットは小さくなります。
使用頻度や調理器具の大きさを考えた上での収納が求められます。

シンクキャビネット

シンクキャビネットは、シンクの下に設けられています。
水回りでの使用頻度の高いボウルやザルなどの収納が想定されます。
シンクキャビネットの扉の内側に包丁を立てかけられるポケットが設けられていることも多いです。

シンクの下に通る配管が邪魔して、思いの外収納スペースを確保できないことがあるため、排水管を避けて設置できる大きさのラックを活用するなど、収納スペースを作る必要があることもあります。

デッドスペースを活用した収納スペース

キッチンにはキッチン本体と床との間に「蹴込み」と呼ばれるスペースがあります。
蹴込みの分を単独で引き出しタイプの収納スペースにしたり、上部のスペースと一体化させて収納スペースを広げたものもあります。
独立した小さい収納スペースであればキッチンで使うストック品を、大きい収納スペースであればホットプレートのような使用頻度がそこまで高くなくてかさばるものを収納することをおすすめします。

ウォールキャビネット

クリナップ公式HPより引用

各メーカーとも高さや幅の異なる様々なウォールキャビネットを販売しています。ウォールキャビネットを選ぶ際、高さに悩む方が多いですが、使う人の身長やキッチンの状況に合うサイズを選ぶことを心がけましょう。
たとえば対面キッチンであれば視線を遮らない高さにすることで、キッチンの開放感が保たれます。
キッチンに窓があるなら、窓の開閉ができる高さのものを選びましょう。

吊戸棚は手が届きにくいため、何を収納してあるのかひと目で確認できなかったり、出し入れがしにくいと感じる方は多いです。
手の届く高さのものを選ぶ方が収納の利便性が高まりますが、身長ギリギリの高さですと、調理中は邪魔に感じます。
手動や電動で出し入れしやすい高さまで下ろせるタイプのものを選ぶことで、調理を邪魔しない収納スペースを実現できます。手動タイプと電動タイプの特徴を見ていきましょう。

手動タイプ

手動タイプを選ぶ場合、必ず実物を動かして、簡単に下ろせるか、下ろす際に重たくないかなどを確認しましょう。
棚は手前に下ろすタイプと真下に下ろすタイプが多いですが、手前に下ろすタイプの場合、物が落ちないようにストッパーになるバーがついているため、奥の物を取り出す際には一度手前の物を取り出さなくてはいけません。
そのため、物を詰め込み過ぎると、出し入れに手間がかかり、せっかく利便性を高めるために設置したウォールキャビネットの良さを感じられません。

しかし、物が入ってなさ過ぎると、手を離した際に上に戻ることがあるため、手動タイプを選ぶ際には何をどれくらい収納するのかを把握した上で選ぶことが大切になります。
その他に、高い位置にしか設置できない場合は、二段階で引き出せるタイプを選べば、簡単に引き出せて奥行も確保できます。

電動タイプ

スイッチを押すだけで、棚を使いやすい位置に下ろすことができて、使わない時には元の位置に戻せるため、物の出し入れで余計な力を使わなくて済みます。
しかし、ゆっくり下りてくるため、すぐに中の物を取り出せず、調理中に不便を感じることがあります。
また、電動のため、いつ壊れるか分からないという心配もあります。電動タイプは手動タイプと比較すると、価格は高いため、慎重に検討しましょう。

プロがおすすめする収納力で選ぶシステムキッチン

各メーカがおすすめするシステムキッチンの収納力とそれ以外の強みをご紹介します。

クリナップ「クリンレディ」

クリナップ公式HPより

カビやにおいの発生しにくいステンレス製のシステムキッチンです。
引き出しの奥に収納してあるものも簡単に取り出せ、中をひと目で確認できる、奥行きを全て引き出せるレールを採用しています。
L型キッチンにはコーナー部分にワゴンタイプの収納スペースを設けるなど、あらゆる空間を利用して収納スペースを設けています。
水流だけでゴミや汚れを排水口に流せたり、汚れやキズのつきにくいシンクなども特徴です。

リクシル「リシェルSI」

リクシル公式HPより

スマートでスタイリッシュな見た目でありながら、テコの原理を利用したことで軽い力で扉を開けることができ、ラクな姿勢で中身を確認できる、大容量の収納を可能にした、らくパッと収納が装備されている利便性の高さが特徴です。
シンクや排水口には清掃の手間を省く工夫がされているため、いつまでも美しさを保てます。

クリナップ「ラクエラ」 

クリナップ公式HPより

天井から足元までたっぷり収納できる工夫が詰まっています。
細々したものからボトル類のようなものまで、あらゆるものの取り出しやすさを考えた上で引き出しの高さが計算されています。
ラクエラは室内のインテリアとの相性を考えて選べるように、扉の色や柄が豊富に揃っています。

TOTO「ザ・クラッソ」

TOTO公式HPより

あらゆるリビングやインテリアに溶け込む美しさを持つシステムキッチンです。
小物を収納できる小さな引き出しと、鍋などを収納できる大きな引き出し部分を同時に引き出せます。
フライパンを立てかけられるフックが付いているため、フライパンの取り出しが簡単です。

まとめ

システムキッチンの収納スペースの特徴と、収納スペースが充実したシステムキッチンについてご紹介しました。
システムキッチンの主な収納にはフロアキャビネットとウォールキャビネットがあり、どちらも収納したいものを確実に収納できるだけでなく、出し入れのしやすさまで考えられていることが大切です。

収納にこだわったシステムキッチンはどのメーカーでも出していますが、容量や取り出しやすさを向上させる工夫はメーカーによって異なるため、ご自身が何をどれくらい収納したいのか、どのような収納であれば出し入れがしやすいのかなどを考えて、ご自身にとって使い勝手の高いシステムキッチンの収納を選びましょう。

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