2024年6月27日

ミニキッチン・コンパクトキッチンリフォームの費用相場はいくら?

ミニキッチンやコンパクトキッチンは、ライフスタイルや用途に合わせて選ぶことができるので、アパートやマンション、戸建て住宅など様々な場所に設置できます。この記事では、ミニキッチン・コンパクトキッチンのリフォーム費用、各メーカーが取り扱う商品についてご紹介しています。

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ミニキッチン・コンパクトキッチンとは何か

ミニキッチン

ミニキッチン・コンパクトキッチンの特徴

「ミニキッチン・コンパクトキッチン」とは、間口90~150cm程の間にコンロやシンクなどが収まったキッチンのことです。
システムキッチンと搭載されている設備はぼ同じですが、天板が小さいためコンロの数が少なかったり、シンクや作業台が小さいといった違いがあります。

ワンルームのアパートや、マンションに設置されることが多く、さらに二世帯住宅のセカンドキッチンや、オフィスの給湯室に設置されることもあります。

ミニキッチン・コンパクトキッチンのオプション

ミニキッチンはサイズの小ささから、必要最低限の設備しかないのでは?と、考える方もいらっしゃるかもしれません。しかし、各メーカーではキッチンをさらに充実させるためのオプションを用意しています。

たとえば、加熱機器(ガスコンロ、IH)や水栓の種類を選ぶことができたり、換気扇も設置できます。他にも、天板や扉の素材を選ぶことが可能なケースもあります。

ミニキッチン・コンパクトキッチンの種類

ミニキッチン・コンパクトキッチンは、設置場所や用途に合わせて適切なタイプを選ぶことで、使い勝手の良いキッチンとして使用できます。 6種類のキッチンについて簡単にご紹介しますので、設置の際の参考にしてみてください。

  • 冷蔵庫付きタイプ

冷蔵庫付きタイプは、下部ユニットに小型の冷蔵庫が取付けてあります。冷蔵庫を置くスペースのない部屋や、単身者向けの賃貸物件に設置されます。

  • 飲料用電気温水器タイプ

飲料用電気温水器タイプは、下部ユニットに電気温水器が取付けてあります。手軽に飲み物を作ることができるため、オフィスの給湯室などに設置されることが多いタイプです。

  • 扉タイプ(下部ユニット)

扉タイプは、下部ユニット部分がすべて収納になっています。一般的なキッチンに比べると、収納力は劣りますが、ケトルや小物類が収納できるので便利です。扉を閉めておけば、収納物は見えないため、見た目もすっきりします。

  • オープンタイプ(下部ユニット)

オープンタイプは、下部ユニット部分に収納スペースなどがないため、ご自身で使い勝手の良い棚を設置したりと、必要に応じてスペースを有効活用できます。また、車イスに乗った方は、シンクや調理台の近くで作業ができるので、介護用キッチンとして設置されることもあります。

  • コンロなしタイプ

コンロなしタイプは、コンロが取付けられていないため、その分、作業用スペースを広く取ることができます。間口の狭いキッチンや、加熱調理をしない方におすすめです。このタイプは、火を使わないので換気扇の設置が不要のため、換気ダクト工事や電気工事の費用が発生しません。

  • 下部ユニットタイプ(上部に収納棚などがないもの)

下部ユニットタイプは、上部ユニットがなく、下部ユニットのみを設置します。 収納スペースは少なくなってしまいますが、上部に何もないことで、空間を広くみせることができます。

ミニキッチン・コンパクトキッチンのリフォーム費用は?

ミニキッチンの本体価格は、メーカーやオプションの有無によって異なりますが、約10~30万円です。
キッチンを交換する場合、本体価格と工事費合わせて約30~50万円新設する場合は本体価格と工事費合わせて100万円前後かかります。

ミニキッチン・コンパクトキッチンのリフォームの内訳

ミニキッチン

各工事の費用目安

搬入・組み立て

3~6万円

給排水工事

3~5万円

電気工事

3~5万円

換気工事

2~3万円

ガス工事

3~5万円

既存のキッチンの解体・撤去・処分

2~6万円

内装補修

3~5万円

給排水工事

2~3万円

ミニキッチンの本体価格は、一般的なサイズのキッチンよりも安価ですが、給排水工事のような配管工事の費用に違いはありません。 さらに、上階にキッチンを増設する場合、給排水管の延長や防水工事が必要となり、給排水工事が高額になることが多いようです。

コンロをガスコンロではなく電気やIHにすれば、ガス工事は不要となるため、ガス工事の費用分を抑えることが可能ですが、電気容量を増やすための工事が必要になることがあります。

また、キッチンの移動や新設をする場合は、壁クロスや床材の張替えが必要になることがあります。内装にかかわる費用は、施工面積で変動するため、事前に業者に見積もり依頼することをおすすめします。

ミニキッチン・コンパクトキッチンで、おすすめの設置場所

ミニキッチン・コンパクトキッチンは、どんなところに設置するのが適しているのでしょうか。一般的なキッチンにはないメリットを含め、おすすめの設置場所についてご紹介しますので、設置を検討されている方は参考にしてみてください。

ミニキッチン・コンパクトキッチンは、2階でも設置可能

ご両親と同居されている方は、毎日の調理を行う1階のキッチンとは別に、お湯を沸かして飲み物を飲んだり、簡単な食事をとるためのセカンドキッチンとして、ミニキッチン・コンパクトキッチンを設置すると便利です。2階にも設置することが可能なので、ちょっとした調理スペースがほしい方におすすめです。

ワンルームにもおすすめ

手狭なワンルームなどでは、ミニキッチンがよく採用されています。キッチンを設置するスペースが限られていますので、間口(横幅)の短いミニキッチンでも、邪魔になりません。 近年、機能性にはやや劣るものの、デザイン性の高いスタイリッシュなミニキッチンも増えてきているため、おしゃれなキッチンとしても注目されているようです。

ミニキッチン・コンパクトキッチンのメーカー比較

クリナップ「コルティ」


出典:クリナップ

日本で初めてシステムキッチンを作ったクリナップからは、コンパクトで使い勝手の良いキッチンが販売されています。間口は120~210cmと広く設定されています。

ミニキッチンはサイズが小さいですが、コルティには収納率を考え、足元に様々なサイズの収納スペースを設けた「足元収納タイプ」が用意されているため、調理器具や食器をたくさん持っている方も快適にお使いいただけます。
扉やワークトップの色や素材を選べたり、対面式の設置も可能です。

亀井製作所「Mini(ミニ)」


出典:repeat-k.co.jp

亀井製作所は、ミニキッチン専門メーカーであるため、様々なタイプのミニキッチンを販売しています。
その中でも「Mini(ミニ)」は、サビにくい鏡面ステンレスを使用したり、色や柄の豊富な扉を用意しているなど、長く快適に使える工夫がされていながら、リーズナブルな価格で最も人気のある商品です。

Panasonic(パナソニック)「キッチンユニットMKV」

出典:Panasonic

通常サイズのシステムキッチンでも、機能性の高いキッチンを作ると評判のパナソニックからは、使う人が好みに合わせて選べる、ミニキッチンが販売されています。

キッチン下部に収納スペースがあるタイプの他に、足元がオープンなタイプもあります。足元がオープンであることでご自身で使いやすい収納スペースにしたり、車イスの方も調理がしやすくなっています。

シンクや作業台などの下部と水切り台がついた上部が分割されているため、必要な部分のみ新しく交換したい方にもおすすめです。

サンワカンパニー「メタロ」

サンワカンパニー

出典:サンワカンパニー

サンワカンパニーのミニキッチン「メタロ」は、シャープでスタイリッシュなステンレス製のキッチンです。ステンレスは耐久性に加え、清潔感や高級感のある素材で、空間もおしゃれに引き立ててくれます。

シンプルでスタイリッシュな外観は、一般的なミニキッチン、コンパクトキッチンにはない魅力があるので、デザイン性にこだわりたい方におすすめです。

LIXIL(リクシル)のミニキッチン

LIXIL

出典:LIXIL

リクシルのミニキッチン、コンパクトキッチンは、用途に合わせて選ぶことができる、4つのタイプがあります。

  • 冷蔵庫タイプ
  • 扉タイプ
  • 飲料用電気温水器タイプ
  • オープンタイプ

キッチンの外観は、清潔感のあるホワイト系で統一され、どんな空間にも合わせやすいのが魅力です。 また、照明、換気扇、加熱機器のスイッチ類は、手元にまとめて配置されているので、無駄な動作をしなくて済むなど、キッチンでの作業がスムーズに行えるような工夫もされています。

ハウステック「KM」

ハウステック

出典:ハウステック

ハウステックのミニキッチン、コンパクトキッチン「KM」は、部屋の雰囲気に合わせて、収納扉や取っ手を自由にカスタマイズすることができます。 30種類以上の中から、お好きな扉の色や取っ手のデザインを選ぶことができるので、自分だけのオリジナルキッチンに仕上げることが可能です。

さらに、加熱機器はガスコンロ、電気コンロ(IHヒーター、プレート)のどちらかを選ぶことが可能です。 下部ユニットは、収納タイプと冷蔵庫付きタイプが用意されているので、用途に合わせて選ぶことができる点も魅力的です。

まとめ

ミニキッチン

ミニキッチンやコンパクトキッチンは、ワンルームなどの賃貸物件の他にも、戸建てのセカンドキッチンとしても利用できます。
一般的なキッチンに比べると、収納力や機能性には劣りますが、ご自身の生活スタイルに合わせて選ぶことで、より使い勝手の良いキッチンになります。

また、デザイン性を兼ね備えたものもあるので、インテリアの一部として、空間をおしゃれにコーディネートすることも可能です。 今後ミニキッチンやコンパクトキッチンの導入を考えられている方は、ぜひこの記事でご紹介した内容を参考にしてみてください。

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監修者:

渡邊 一伸(ナベさん)

大工歴35年。大手ハウスメーカーで2年間現場監督に従事。3000棟以上のリフォーム・住宅修理の工事管理の実績をもつ。阪神淡路大震災においては1年間復興財団に奔走。その後、独立し、会社を10年経営。2016年に1月に株式会社ローカルワークスに入社。