2018年11月18日

キッチンのDIYは自分でできる?カスタマイズ方法とプロに任すべきポイント

自分が使いやすいキッチンにしたい、自分の好きなデザインを取り入れたい場合などに活用したいのがキッチンのDIYです。こだわりのキッチンが作れるDIYについて、またプロに任せるポイントなどについてご紹介します。

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自分でキッチンをDIYでカスタマイズしてみよう

キッチンDIYの一番の魅力は、自分が使いやすいキッチン自分好みのデザインのキッチンをつくることができるということです。では、どのようにしてキッチンをカスタマイズしていけばよいのでしょうか。キッチンDIYのメリットと一緒にカスタマイズできるキッチンのパーツやカスタマイズの手順についてご紹介していきます。

キッチンをDIYで造るメリット

キッチンDIYのメリットは、

  • 間取りを活かせるキッチンが作れる
  • 自分の好きなキッチンパーツを組み合わせて、カスタマイズを楽しむことができる
  • 自分の好きなデザインや機能が付いた機器を選ぶことができる
  • キッチンパーツを変えることでキッチンの雰囲気を簡単に変えることができる
  • システムキッチンに比べて、コストを抑えることができる

などが挙げられます。

続いてDIYのメリットの一つでもあるカスタマイズについて詳しく説明していきます。

DIYできる主なキッチンのパーツ

自分でカスタマイズすることができるキッチンのパーツは主にメインキャビネット・シンク・設備機器・収納の4つです。そして各パーツごとに自分の好きなデザインや機能があるものを選び、組み合わせていくと良いでしょう。

メインキャビネット

天板(素材)、扉(素材・色・取っ手)

シンク

シンク(形状・素材)、水栓種類

設備機器

加熱機器(ガス・IH)、食洗機、レンジフードなど

収納

取り付け棚、飾り棚など

キッチンをDIYで造るときの手順

キッチンをカスタマイズしていくにあたって、押えておくべきことやその手順についてご紹介します。

1.必要な道具を用意する

DIYでキッチンを造るときには、まず道具を揃えなくてはいけません。少なくとも下記の道具くらいは揃えておきましょう。

  • 電動ドリルドライバー
  • 電動工具用ビット
  • のこぎり
  • かなづち
  • ドライバー
  • クランプ
  • メジャー
  • 曲尺

基本的にはいずれもホームセンターで購入できます。ホームセンターには同じ工具でも何種類も揃っていて、どれを選んでいいか迷ってしまうかもしれません。その場合は、店員さんに相談して、最適な道具を見繕ってもらいましょう。

2.キッチン間取りの計測

まずは、キッチンを設置する場所の計測を行いましょう。この計測に基づき、キッチンキャビネットや収納などのレイアウトを考えていくことになりますので、できるだけ正確に測定するようにしましょう。

キッチンをDIYで造るにしても、市販品も組み合わせて造ることになりますので、一般的なキッチンのサイズくらいは頭に入れておき、それが入るのかどうかチェックしておきましょう。

奥行:65cm
間口:165~360cm

一般的なキッチンの奥行は65cmです。実際には10cmの造作壁を設けることになりますので、75cmくらいの奥行が必要になります。間取りは165cmが最小サイズです。コンパクトなものになると100cm程度のものもありますが、快適に使いたいなら165cm以上は確保しましょう。

3.キッチンの種類を決める

計測後に行っていく作業は、自分が作りたいキッチンを図にしてみることです。設置するスペースによってはキッチンのレイアウトも限られてしまうことがありますが、それも図面にしてみないことには分かりません。さらに収納なども付け加えるとなると、頭の中のイメージだけでは無理があります。簡単なものでいいので図にして、正確な完成イメージを持つようにしましょう。

下記はキッチンのレイアウトとその特徴です。レイアウトを考える際の参考にしてみてください。また、キッチンのレイアウトを以前とは変えて新しくする場合には、新たに排水や電気・ガス工事を行う必要が出てきます。

Ⅰ型
コンロ・作業スペース・シンクが一列に並んでいる横長のキッチンです。

Ⅱ型
コンロ・作業スペース・シンクを二つに分けて平行に配置したキッチンです。

L 型
コンロ部分と作業スペース・シンク部分を分けて配置したL字型のキッチンです。

アイランド型
シンクや作業スペースの部分をキッチンの中央に配置します。

キッチンのレイアウトによって、空間全体の間取りが変わってきます。それぞれの特徴をしっかりと把握して、家族にとってベストだと思えるレイアウトを選ぶようにしましょう。

4.キッチンの雰囲気に合ったパーツや素材を選ぶ

キッチンをどんな雰囲気にしたいかで取り入れる素材も異なります。例えば、木製のものを取り入れるとナチュラルな雰囲気のキッチンに。ステンレス製のものを取り入れるとスタイリッシュな雰囲気のキッチンになります。

また、扉などに取り入れる色も大きくキッチンのイメージを左右してきますので、ご自分のイメージするキッチンに合わせてそれぞれのパーツや色を選んでいくと良いでしょう。そして、キャビネット・シンク・設備機器・収納といった各パーツごとに、ご自分の好きなデザインや機能を持ったものを選んでいきましょう。

DIYでつくれるキッチンを紹介

IKEA(イケア)のキッチン

おしゃれな家具や雑貨が人気のIKEA(イケア)で取り扱われているキッチンはDIYで組み立てられるようになっているので、キッチンのパーツを組み合わせて自分が好きなキッチンをつくることができます。しかし、部品が多く組み立てが複雑になってしまうこともあります。自分で組み立てるのが難しい場合には、イケアの組み立てサービスなどを利用してみると良いでしょう。

また最近ではイケアの家具の組み立てに対応してくれる業者もありますので、業者に問い合わせてみて下さい。

IKEA キッチン施工について

DIYキッチン

DIYでつくれるキッチンとして注目されているアイテムが、その名も「DIYキッチン」です。自分で組み立てることのできるシステムキッチンで、ドライバー1本あれば、誰でも簡単に組み立てることができます。ビルトイン機器は自由に選ぶことができ、ワークトップやシンクは使いやすさとデザイン性の高さを追求しています。

自分でつくれるという魅力はもちろんですが、何よりも嬉しいのが、シンプルなデザインで美しいという点です。もちろん、工事サポートもありますので、既存のキッチンの撤去や下地処理など、自分で施工することが難しい範囲だけでも助けてもらうことも可能です。

DIY Kitchen

その他に自分でできること

自分でできるキッチンのDIYですが、簡単なものであれば自分でも作業を行うことが可能です。

【作業の例】

  • キャビネットの扉を新しくする
  • 新しい取っ手をキャビネットに取り付ける
  • 作業台や収納棚を組み合わせて設置する
  • キッチンの壁をタイルやリメイクシートを使っておしゃれにする
  • 作業台をタイルにする…

などの作業は自分で行うことが可能です。

自分の気に入ったキッチンで調理できるのはとても楽しいものです。ご自分でできる範囲の作業であれば、コストも抑えることができるので挑戦してみてはいかがでしょうか。

DIYではなく業者に任せるべきポイント

キッチンのDIYでプロに任すべき作業についてご紹介します。

1 ~電気・ガス・水道工事が発生する場合~

キッチンは電気やガス、水道を使用しますので、キッチンのDIYに電気・ガス・水道の工事が発生する場合には有資格者が工事を行わなければなりません。例えばビルトインコンロにはガスの配管を接続することになりますが、この作業を行うには資格が必要になります。安全性という意味でも、必ずプロに依頼するようにしてください。

また、シンクの交換もDIYに適していません。シンクの交換そのものには資格はいりませんが、そもそもシステムキッチンのシンクは単体での交換ができません。システムキッチン全体の交換になり、システムキッチンは業者が取り付けなくてはいけません。たかがシンクと思っていても、排水管の接続などの作業が発生しますので、こちらも必ず専門業者に依頼しましょう。

2 ~キッチンのレイアウトの変更に伴う工事の発生~

キッチンのレイアウトを大幅に変更する場合は、既存の壁を取り除く必要が出てくることがあります。このような場合には、素人が行える作業ではありませんので専門業者に依頼して作業を行ってもらいましょう。

キッチンリフォームを業者に依頼したときの費用相場

DIYではなく、業者にキッチンリフォームを依頼したら、どれくらいの必要がかかるのかを見ていきましょう。

リフォーム内容費用相場
既設壁付け型キッチンをI型システムキッチンに交換40~110万円
壁付けシステムキッチンから対面式のペニンシュラ型に交換60~200万円
壁付けシステムキッチンからアイランド型に交換200~550万円
ガスコンロからIHコンロに交換15~30万円
レンジフード交換4~10万円
食器洗浄機取り付け2~20万円

リフォーム内容によっても違いますが、新しいシステムキッチンを設置する場合には、100万~150万円というのが平均値になります。デザイン性や機能性に優れたキッチンを選んだ場合は、それ以上の金額になりますので、予算としては150万円くらいを考えておきましょう。

それほど予算がないという人でも、リフォームを諦めないでください。シンプルなシステムキッチンなら40万円くらいの予算でも施工できることもあります。これくらいならDIYよりも安くなることもありますので、まずは予算を決めてリフォーム業者に相談してみましょう。

もっと詳しく費用相場を知りたい人は下記リンク先をご参照ください。
【2023年度版】システムキッチン交換の費用相場は?注意点と費用を抑えるコツも解説します!

まとめ

古くなったキッチンをリフォームしようと思って見積依頼したら、思ったよりも高くなったのでDIYでリフォームに挑戦しようと考えている人もいますよね。でも、水道やガスなどの工事は専門業者に依頼しなくてはいけませんし、工具も揃えなくてはいけませんので、思ったよりも高く付くことがあります。

DIYが好きだから自分で造りたいというのでなければ、IKEAやDIYキッチンのように組み立てるだけの商品を選ぶという選択肢もあります。シンプルなデザインのキッチンでいいのであれば、システムキッチンも費用を抑えてリフォームが可能です。安くしたいだけなら、このような方法もありますので、DIYにこだわらず幅広い視野で最適なキッチンを選びましょう。

いかがでしたでしょうか。なるべく費用を抑えてリフォームをしたい方へお知らせです。リフォマは中間業者を介さずに、ご要望に合う専門業者を直接ご紹介します。中間マージンが上乗せされないため、管理会社や営業会社などより安く費用を抑えることができます。下記のボタンからお気軽にご相談ください!

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