2021年9月16日

キッチンにビルトインオーブンを設置して料理を楽しく! 選び方もご紹介

キッチンを設置した際、様々な理由でビルトインオーブンを導入しなかった方は多いと思います。卓上タイプのオーブンで済ます方法もありますが、場所を取りますしどうせならビルトインオーブンにしたい方もいますよね。この記事では、そんな方のために、ビルトインオーブンの正しい選び方をお教えします。

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ビルトインオーブンでお料理タイムが大きく変わる!

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出典:pixabay

システムキッチンの中に組み込まれているオーブンをビルトインオーブンと言います。

据え置きタイプのオーブンは幅が広く体積が大きいためキッチンに設置するとかなりのスペースを使ってしまいます。ビルトインオーブンはシステムキッチンの内部に埋め込まれているので、その分の調理スペースを確保することができます。

また、据え置きタイプに比べて火力も強く短時間で調理できるのでランニングコストを抑えることもできます。

そして何より、サイズが大きいのでローストビーフやピザなど大きな料理を大火力で調理出来るので、ご家庭で楽しめる料理の幅を広げることができます。

システムキッチンを設置するとお料理の時間がより豊かになるので、システムキッチンの設置を悩まれている方は、是非この記事をご覧になって購入するかどうかの参考にしてみてください!

ビルトインオーブンの価格

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設置を考えるにあたって、まず気になるのは実際設置にどれくらいの費用がかかるかだと思います。

本体価格:7万~23.5万円 工事費用:約6万円

ビルトインオーブンの価格は10万円以下で購入できるものから、20万円を超えるものまで幅広くラインナップされています。カタログを見ていると、ついつい高機能なビルトインオーブンを欲しくなりますが、高機能なものほど価格が高くなります。

設置するには約6万円の工事費用が発生しますので、それも考慮して予算を決めておきましょう。例えば、予算として20万円ほど用意できるなら、ビルトインオーブン本体価格は14万円以下で選ぶことになります。

価格を見るときはメーカーの希望小売価格ではなく、実際の販売価格をチェックしてください。小売価格だと予算オーバーするようなオーブンレンジでも、予算内で購入できることがあります。

ご家庭に合ったビルトインオーブンの選び方

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費用相場を確認したところで、実際にビルトインオーブンを設置する場合の選び方のポイントを見ていきましょう。まずは以下の3点に沿って選びましょう。

  • 種類
  • 価格
  • サイズ

ビルトインオーブンにはいくつかの種類があるため、用途に合わせてどの種類を設置するのかを決め、次に予算に合った価格での絞り込みを行います。その上で、既存のシステムキッチンに合うサイズの商品を選ぶようにすれば、最適なビルトインオーブンが見つかります。

次に、それぞれの選ぶポイントについて解説していきます。

ビルトインオーブンの種類(ガス・電気)

ビルトインオーブンには下記の3種類があります。

①コンベック(高速オーブン)

ビルトインオーブン

出典:リンナイ「コンベック 特長」

コンベックはガスで温めた熱風を循環させ、その熱風によって食材を包み込むように調理するオーブンです。予熱に時間がかからず、熱風によってすばやく調理を行うため、電気オーブンレンジと比べると料理の時間を短縮できます。

電子レンジの機能を持っていないため、他のビルトインオーブンと比べると価格は安く設定されていますが、お弁当やお惣菜などの温めなどには利用できません。温め機能が欲しい方は、電子レンジを別途購入する必要があります。

コンベックに適した料理:パン・煮込み料理

②コンビネーションレンジ

ビルトインオーブン

出典:リンナイ「電子コンベック 特長」

コンビネーションレンジは電子コンベックとも呼ばれ、コンベックに電子レンジの機能を持たせたオーブンです。ガスオーブンしかない場合には、食材の外側から熱を加えることになりますが、電子レンジの機能があるため、食材の内側も同時に調理できます。

電子レンジとガスオーブンそれぞれ単体としても利用できますので、電子レンジは欲しいけど設置するスペースがない場合や、キッチンをスッキリさせたいというときにおすすめのオーブンです。

コンビネーションレンジに適した料理:ローストチキン・グラタン・パイ

③電気オーブンレンジ

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出典:日立「ビルトイン電気オーブンレンジ MRO-SK201」

電気オーブンレンジは、電子レンジと電気オーブンの機能を兼ね備えたオーブンです。ガスを使わずに調理ができるため安全性が高く、オール電化住宅のシステムキッチンに適しています。電気オーブンレンジには100Vと200Vタイプの2種類がありますので、間違って購入しないよう注意してください。

100Vタイプ:価格は安い・火力が弱い 200Vタイプ:価格は高い・火力が強い

それぞれに上記のような違いがありますので、オーブンとしてはあまり使わずに、電子レンジ機能をメインにするというのであれば100V、オーブン機能を頻繁に使う場合には200Vの電気オーブンレンジを選びましょう。

ビルトインオーブンのサイズ

ビルトインオーブンは既存のシステムキッチンに組み込むことになりますので、サイズに合った商品を選ばなくてはいけません。とはいえ、システムキッチンのコンロ本体の幅もビルトインオーブンの幅も約60cmと決まっていますので、幅が合わないということはまずないでしょう。念のため、コンロの幅が60cmになっていることだけ確認してください。幅が違う場合は、状況によって対処方法が違いますので、ビルトインオーブンを選定する前に、リフォーム会社に相談しておくと確実です。

気をつけたいのが奥行きと高さです。ビルトインオーブンは調理中に熱を持ちますので、後方に十分なスペースが必要になります。どれくらいのスペースが必要かは商品ごとに異なりますので、工事説明書などを確認して十分な奥行が確保できるものを選びます。

高さに関しては、コンロの高さと床から天板までの高さの影響を受けます。コンロが高く天板の高さが低い場合には、ビルトインオーブンがコンロ下に入らないことがあります。コンロ下の高さを確認しておき、きちんと収納できるサイズのオーブンを選びましょう。

キッチンにビルトインを設置するときの注意点

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ビルトインオーブンは電気にしてもガスにしても、熱を使って調理を行います。このため、何も考えずに設置すると、思わぬトラブルに繋がることがあります。最後に、キッチンにビルトインオーブンを設置する際の注意点をご紹介します。

使用したときの排気処理

ビルトインオーブンで調理を行うと煙が発生します。その煙はガスコンロやクッキングヒーターの排気口に連結され、レンジフードを通じて排気されます。このため、ビルトインオーブンを使用するときには、必ず換気扇を作動させて調理で発生する煙を屋外に排出してください。

予算に余裕がある場合は、レンジフードとビルトインオーブン・コンロが連動している商品を選ぶことで、換気扇の作動忘れを防ぐことができます。それぞれを単独でリフォームするよりも、合わせてリフォームしたほうが費用を抑えられますので、セットで工事をするとよいでしょう。

オーブン周りが防火仕様になっているか確認

オーブンレンジは庫内を300℃まで上げることができ、オーブンレンジ本体の温度もかなり高くなります。このため、背面の壁などが防火仕様になっていないと、低音着火といって壁から出火することがあります。

ビルトインオーブンを設置する場合は、背面と壁の距離を十分に取れるものを選び、それが難しいときは防熱板を取付けて壁が燃えないように注意してください。また、十分に距離を取れるときでも、業者に壁の素材を調べてもらうなどして、安全性を確認してもらってから設置してください。

まとめ

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オーブンレンジがあることで料理の幅が広がりますが、据え置きタイプのオーブンですとキッチンのスペースをとってしまいます。そんな問題を解決できるのが、システムキッチンに組み込むことができるビルトインオーブンです。

ビルトインオーブンはコンロと同じメーカーのものを選ぶ必要がありますので、ガスコンロであればコンビネーションレンジ、IHクッキングヒーターであれば電気オーブンレンジを選びましょう。

さらに、オーブンレンジを使うときは、十分な排気や熱対策を行わないと火事などのトラブルに繋がります。壁からは十分な距離を取り、壁材が燃えやすい場合には防熱板を取り付けるなどの対応を行ってから設置してください。

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