2022年11月29日

開き戸(ドア)のトラブル解決方法と修理の費用相場

居室の出入り口に多く使われている開き戸(ドア)で良く起こるトラブルの原因と解決法、専門業者に修理を依頼した場合に費用相場について詳しく解説します。

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ドア・建具リフォームの費用相場

リフォマに寄せられた事例や独自の調査をもとにした ドア・建具リフォーム を行う場合の概算費用です。

ドアの取り付け
200,000円〜350,000円
ドアクローザーの修理・調整(室内ドア、玄関ドアなど)
20,000円〜40,000円
蝶番の修理・調整(室内ドア、棚、玄関ドアなど)
20,000円〜40,000円
ドアノブの修理・調整(室内ドア・玄関ドアなど)
20,000円〜40,000円
室内ドアのドアノブ交換
30,000円〜50,000円

原因別の開き戸(ドア)トラブルへの対処方法

開き戸

前章まででトラブルの原因について整理しましたが、それぞれの原因について対処法を説明して行きます。

ドア枠のゆがみ

これが原因の場合、できる限り専門家早く、一度専門家に見てもらってください。開閉できないほどのゆがみであれば当然ですが、たとえ症状がひどくなくても、ドア枠がゆがむという事は家の構造に何らかのトラブルが起こっている可能性が高いです。場合によっては住み続けること自体が大きなリスクを生んでいるケースも在るので、何が起こっているのか大工さんなど住宅の構造を熟知している専門家に見てもらうことをおすすめします。

ラッチの固着

最も簡単な対処法は、潤滑剤の吹き付けです。「CRC 5-56」などスプレー式の潤滑剤を様々な隙間からドアノブ内部に吹き付けてドアノブを動かしてみてください。この方法で動かない場合、ドアノブを分解して内部の状態を見る必要があります。ドアノブの分解や交換は慣れた方であればご自分でもできますが、ドアノブの内部構造を熟知している方は多くないと思いますので建具屋さんなどの専門業者に見てもらった方が安心です。

【業者依頼時】
ドアノブの修理・調整(室内ドア・玄関ドアなど)の相場:20,000円~40,000円

蝶番の変形・破損

蝶番修理 蝶番の変形、破損、ネジ外れ等でドアが傾いている場合であれば、その原因となっている蝶番を交換したりネジを締め直したりすることで直る場合も多く、ドライバー1本で対処できるケースも多いです。交換する蝶番もホームセンターなどで購入することは可能ですが、見た目をきれいに仕上げたい場合、建具屋さんなどに相談すればメーカーに直接問い合わせて今までついていたものと同じ型番の蝶番を取り寄せてくれると思います。

【業者依頼時】
室内ドアの蝶番交換の相場:30,000円~50,000円

蝶番の摩擦

蝶番に変形が見られず蝶番から音がでる場合は「CRC 5-56」などの潤滑剤をつなぎ目内部の心棒に届くように吹き付けてドアを開閉する行為を2~3回繰り返してみてください。 ほとんどの場合はこれで直ります。

【業者依頼時】
蝶番の修理・調整(室内ドア、棚、玄関ドアなど)の相場:20,000円~40,000円

ドアノブの組付け悪化

ドアノブの各部品の固定ネジを締め直すことで直る場合もあります。内部で部品が脱落していたり破損していたりしていた場合はドアノブ自体を交換する必要があるかもしれません。ネジを締め付け直す場合はドアノブを一度ドアから外し、内部のネジ等を一つ一つ締め直すことになります。慣れている方であればDIYでも可能ですが、ドアノブ内部の構造を熟知している建具屋さん等に見てもらうと安心です。

【業者依頼時】
ドアノブの修理・調整(室内ドア・玄関ドアなど)の相場:20,000円~40,000円

【業者依頼時】
室内ドアのドアノブ交換の相場:30,000円~50,000円

開き戸(ドア)修理の費用相場

ドア枠のゆがみ

開き戸(ドア)修理の費用相場

ドア枠のゆがみが起こっている原因によっては非常に大きな費用が必要となる場合もありますが、ドア枠の交換であれば、おおよそ20万円~25万円くらいです。

蝶番の交換

開き戸(ドア)修理の費用相場

蝶番の交換を建具屋さんなどの専門家に依頼する場合、特殊な蝶番でなければ、本体費用と職人の出張作業費を合わせて1万円程度を見ておけばいいでしょう。

【業者依頼時】
室内ドアの蝶番交換の相場:30,000円~50,000円

ドアノブの修理・交換

ドアノブの修理・交換

ドアノブの修理や交換を建具屋さん等の専門家に依頼する場合、ドアノブの費用(交換時)プラス職人の出張作業費として1万円程度を見ておけばいいでしょう。ドアノブは、一般的なモノであれば5000円以内で購入可能です。

【業者依頼時】
ドアノブの修理・調整(室内ドア・玄関ドアなど)の相場:20,000円~40,000円

【業者依頼時】
室内ドアのドアノブ交換の相場:30,000円~50,000円

まとめ

居室の出入口にある開き戸(ドア)は、毎日何度も開閉され、年月とともに疲労が蓄積し、トラブルが起きやすい箇所の一つです。 生活していく上で毎日何度も触れる箇所でもあるので、トラブルを抱えたドアの開閉は知らず知らずの間にストレスを溜めて行く事にもつながりかねません。 早めに専門業者に見てもらって解決しましょう。

ドア・建具リフォームの費用相場

リフォマに寄せられた事例や独自の調査をもとにした ドア・建具リフォーム を行う場合の概算費用です。

ドアの取り付け
200,000円〜350,000円
ドアクローザーの修理・調整(室内ドア、玄関ドアなど)
20,000円〜40,000円
蝶番の修理・調整(室内ドア、棚、玄関ドアなど)
20,000円〜40,000円
ドアノブの修理・調整(室内ドア・玄関ドアなど)
20,000円〜40,000円
室内ドアのドアノブ交換
30,000円〜50,000円

いかがでしたでしょうか。なるべく費用を抑えてリフォームをしたい方へお知らせです。リフォマは中間業者を介さずに、ご要望に合う専門業者を直接ご紹介します。中間マージンが上乗せされないため、管理会社や営業会社などより安く費用を抑えることができます。下記のボタンからお気軽にご相談ください!

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ドア・建具リフォームのお役立ちコラム

Q.ドアの建具リフォームをするメリットはなんですか?

ドアの建具リフォームをするメリットは、様々なものがあります。

まず、ドアの立て付けが悪いなどの場合は、開け閉めがとても楽になるため、手や指を挟んだりせずに済むようになりますし、力を使わずに開け閉めすることが出来るようになります。

古いドアから新しいものに建具リフォームした場合、戸口も一緒にリフォームするため、段差がなくなり、バリアフリーになる可能性があります。バリアフリーになれば部屋の行き来をすることが楽になりますし、子どもやお年寄りが段差でつまずいて怪我をする可能性も低くなります。 ドアというものは部屋のインテリアや印象を大きく変えるものであるため、明るい色あいのものや新しいものに変えるだけで、部屋が明るく素敵になることがあります。

Q.開き戸(ドア)に起こりやすいトラブルを教えてください。

開かない

ドアが閉まった状態のまま押しても引いても開くことができない状況で、最も深刻な状況でといえます。 ここまで行くケースは稀ですが、生活できなくなってしまうので至急対応が必要だと思います。

よくあるトラブル原因

1.柱が傾くなどの原因でドア枠がゆがみドアを抑え込んでしまっているケースで、特に古い木造建築で地震などの後に起こりやすいです。

2.ラッチが内部のさびや部品の脱落などで飛び出た状態で固まってしまい、ドアを占めた状態で固定してしまいます。
※ラッチとは、ドアノブに連動してドアの側面で飛び出したり引っ込んだりしてドアを閉まった状態に固定する装置の事を言います。

閉まらない

ドアが枠や敷居に当たって、またはラッチ部分が引っ込まなくなってドア枠に収まりきらず閉まらない状況でこれも深刻な状態です。 生活はできるかもしれませんが、ドアの機能を果たせていないので対処を急いだほうが良さそうです。

このトラブルで考えられるできる限り早く対処したい原因は3つです。

よくあるトラブル原因

1.開かない時と同様にドア枠がゆがんでしまい、ドアを閉めようとしてもドアがドア枠に収まらなくなる。

2.ラッチが飛び出たまま、もしくは引っ込んだままの状態で固着してしまい、ドアをドア枠に収められなかったり、占めた状態で固定できなくなる。

3.ドア枠ではなくドア自体が傾きドア枠に収まらなくなる。ほとんどの場合にはドアをドア枠に固定している丁番が変形したり破損することで起こります。

重い

ドアは閉まるが、開閉する際に力を入れて押し込んだり引っ張ったりする必要がある状況。 徐々にひどくなってゆくというケースも多いです。出入りすること自体は出来ても毎日の生活で徐々にストレスが溜まってしまうので、早めに対処したいですよね。

よくあるトラブル原因

1.ドア枠のゆがみ、ドアの開閉ができなくなるほどではないにしても、ドア枠がゆがみドアの開閉時に摩擦抵抗を生じておもくなります。

2.蝶番の変形や破損し、丁番が変形して摩擦抵抗が大きくなっていたり、蝶番の中の心棒が折れたり、蝶番を固定しているネジが外れドアの固定が甘くなる。

特にリビングドアなどでよくみられるガラス入りのドアや無垢材のドアなどでは、ドアの重量が重いため蝶番にかかる負荷も高く起こりやすくなります。

音が鳴る

ドアを開閉する際に音がする。金属音や木材同士のこすれ音などがする状況。これも徐々にひどくなってゆくというケースも多いです。 これはドアを開閉している人だけではなく、一緒に暮らす家族などにも影響を及ぼすので、やはり早めに対処したいですよね。 このトラブルで考えられる原因は2つです。

よくあるトラブル原因

1.ドア枠のゆがみ、開閉時にドアとドア枠がこすれ合う音を発生します。

2.蝶番が起こす摩擦音で、ドアを開閉する時に「キーキー」のような金属音がなります。

不安定

ドアを開閉する時、ドア自体がグラついていたりドアノブがグラついていたりして不安定な状況。時には開閉する際少し持ち上げないといけないなんてこともあるかもしれません。

よくあるトラブル原因

1.蝶番の破損、または蝶番を固定しているネジのゆるみや脱落がよく発生します。ドア枠にドアを固定する役の丁番自体が破損したり、固定が甘くなることによってドアの固定が甘くなります。

2.そのほかにはドアノブの部品やドアノブを固定しているネジなどのゆるみや脱落があります。長年使用していくことで部品の消耗やネジが緩むことによってドアノブの組付けが甘くなって発生します。