2021年9月21日

室内ドアを引き戸にするリフォームの基礎知識と価格相場

室内をバリアフリー対応させるために、開き戸を引き戸にリフォームするケースが増えています。ところが、バリアフリーに適している以外にもメリットがあることはあまり知られていません。ここではそんな室内ドアを引き戸にするリフォームについて、引き戸の種類ごとの価格相場や、費用を抑えるポイントやDIYについての知識もご紹介します。

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室内のドアを引き戸にリフォームしてみませんか?

引き戸

出典:photoAC

最近バリアフリーのために室内のドアを引き戸にする家が増えています。従来の開き戸のドアだと、ドアを開ける際に押し引きする必要があるため車イスに乗っている方は開閉がとても大変です。ですが、引き戸ならばそのような手間や負担がなく簡単にドアの開閉できます。

引き戸は基本的にドアを開けておくのが普通の状態なので、南北の部屋で窓を開ければ、自然の風が室内を通り抜けてくれます。

また、開き戸を引き戸にリフォームすると、空間が広く感じます。扉の面積だけならどちらも変わりませんが、引き戸は常時オープンにしておけますので、すべての部屋がつながっているように演出できます。

このように、引き戸へのリフォームはバリアフリーな環境づくりにも、部屋の雰囲気を変えるにも非常に役立つリフォームと言えます。

室内ドアを引き戸にしたときの費用相場

引き戸

引き戸のメリットは分かっても、リフォームに使える予算には限りがありますので、気になるのはその費用相場ですよね。費用相場は扉の種類によって違いますので、引き戸の種類ごとにどれくらいの費用がかかるのかを見ていきましょう。

引き戸の種類費用相場
片引き戸(ドア枠流用)8万~11万円
片引き戸(ドア枠新規)20万~30万円
引き込み戸30万~35万円
両開き戸25万~40万円
引き違い戸25万~40万円

既存のドア枠を流用して開き戸を引き戸にする場合は、既存のドアの撤去と新しいドアの設置だけですので、リフォーム費用も安く抑えることができます。ただし、ドア幅が狭い場合は車椅子が自由に出入りできないことも考えられます。

使い勝手だけを考えて、開き戸を引き戸にする場合はそれでも問題ありませんが、バリアフリーをしたいのであれば、使用するシーンをよく考えてどの種類の引き戸にするのか決めるようにしましょう。

また部屋の構造上、自分の希望する引き戸にできない可能性があることも頭に入れておきましょう。最初から引き戸の種類を決めるのではなく、リフォーム会社に予算も含めて相談しながら、どのタイプの引き戸にするのかを決めるようにしましょう。

バリアフリーにおすすめの上吊りタイプ

バリアフリーを考えている人に意識してもらいたいのが、引き戸のレールの存在です。引き戸だからレールがあって当然だと思うかもしれませんが、最近は扉を天井側で吊るレールのない上吊りタイプの引き戸が増えています。

敷居やレールというのはつまづきの原因にもなり、車椅子でも乗り越えるのに力がいるため不便です。しかもゴミが溜まりやすいというデメリットもあります。上吊りタイプはコストが高く室内の保温効果が低いというデメリットもありますが、それ以上に室内空間を快適にしてくれます。

バリアフリーのために引き戸にするという場合は、使い勝手のいい上吊りの引き戸も含めて検討してみましょう。

室内のドアを引き戸にするリフォームはDIYでもできるの?

室内ドアを引き戸にするのに30万円くらいかかるとなると、DIYでリフォームしたほうが安上がりのように思えますよね。インターネットで調べると、自分で引き戸を作ったという人の情報などを見ることも出来ます。

ホームセンターやネットショップを使えば、引き戸の材料は2~3万円で揃えることができます。ドアそのものを自分で作ってしまえば、さらに費用を抑えることもできます。リフォーム会社に依頼する場合の1/10くらいの費用だと思うと、多少見た目が悪くてもDIYのほうが魅力ですよね。

でも、実際に自分でリフォームするのはかなり難易度が高い方法です。家の内装をすべてDIYで作りましたというような人でもない限り、設置しても使い勝手の悪さが気になるような仕上がりにしかなりません。

スライドさせるのにもガタついたり、ドア枠との間に大きな隙間ができたりと、思うような引き戸にならないケースがほとんどです。DIYが絶対に無理というわけではありませんが、見た目や使いやすさを求めるなら、多少費用は高くてもリフォーム会社に施工してもらいましょう。

室内ドアを引き戸にリフォームする際の業者選び

引き戸

そのようなトラブルを避けて、費用を抑えてリフォームするには、下記のポイントを意識してください。

  • 実績のある業者をリストアップする
  • 複数の業者に見積依頼をする
  • 価格だけで決めずに応対の良さ、信頼できるかどうかを重視して選ぶ

まず、重要なのは実績があるということです。地元で何十年も続いていたり、ホームページで手がけた内容を公開していたりするようなリフォーム会社や工務店を3~4社くらいリストアップしましょう。その業者に対して相見積もりであることを伝えた上で、見積依頼してください。

大事なのは見積金額だけで決めないということです。相談したときの応対なども含めて、この人たちなら任せられると思えた業者の中で、予算に見合った提案をしてくれたところを選べば、トラブルにあうこともなく、なおかつ予算オーバーにならずにリフォームできます。

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監修者:

渡邊 一伸(ナベさん)

大工歴35年。大手ハウスメーカーで2年間現場監督に従事。3000棟以上のリフォーム・住宅修理の工事管理の実績をもつ。阪神淡路大震災においては1年間復興財団に奔走。その後、独立し、会社を10年経営。2016年に1月に株式会社ローカルワークスに入社。