ドアノブ交換の注意点とドアノブの選び方
ドアのぶ交換リフォームを行うときはまず、現在のドアノブの情報を確認するようにしましょう。
確認すべきことは下記の4点です。
1.フロントの寸法
2.フロントのビスピッチ
3.ドアの厚み
4.バックセット
少なくともこの4点だけは計測、もしくはカタログで確認しておきましょう。
フロントというのはラッチボルトが出ている側のカバーで、バックセットはフロントからノブまでの距離です。
これらが一致していれば、交換をするだけでいいのですが、一致しない場合は設置を諦めるか、ドアのぶに合わせてドアの追加工をしなくてはいけません。
上記の4点が一致していれば、簡単に交換することができます。
実測だけではなくできればカタログ値も確認しておきましょう。
メジャーなどで測ろうとしてもなかなか正確な値を計測できません。
ドアのぶのメーカーと型式がわかるようであれば、カタログ値を参考に交換品を選定しましょう。
ドアのぶを交換するときに気をつけたいのが、ラッチを取り付けるときの向きです。
何も考えずにラッチを組み付けたところ、ドアを閉まらなくなったというのはよくある話です。
方向がわからなくなりそうな方は、既存のラッチの向きを写真に撮っておけば間違いありません。
また、商品によってはドアのぶを固定するための穴ピッチが、既存のドアのぶとずれていることがあります。
大きくズレている場合は、新しく穴を開け直せば済みますが、微妙に重なっていて少しズレているという場合にむやみに穴を開けると、穴が広がり使えなくなることもあります。
できればドアのぶのビスピッチも測っておきましょう。
錠前交換の注意点と錠前の選び方
錠前を交換する場合も、錠前のサイズを確認は必ずしておかなくてはいけません。
錠前はドアのぶ以上に種類が多く、錠前交換はぴったりサイズの錠前を見つけることができれば、それだけで9割は終わったようなものです。
それ程錠前探しは重要で、ドアのぶ交換と同じく、寸法の計測もしくは確認をしっかり行いましょう。
計測すべき箇所もドアのぶの場合と同じです。
錠前探しをスムーズに行うには、現在使っているメーカーの商品を選ぶことです。
フロントのサイズはメーカーによって異なることが多いのですが、同じメーカーであればフロントのサイズやバックセットを揃えて、簡単に交換できるよう設計されています。
どうしても使用したい錠前があるのでなければ、現在使っている錠前のメーカーを調べて、そのメーカーのカタログから錠前の選定を行いましょう。
賃貸物件の場合は、取り外した錠前は処分せず残しておくように気をつけましょう。
錠前の交換は自由にしても問題はありませんが、引っ越しをするときには原状復帰をする必要があります。
間違って捨ててしまわないように気をつけましょう。
また壊してしまうとトラブルのもとですので、取り外し作業は慎重に行い、部品をなくさないようにしっかり保管しておきましょう。
ドアのぶ購入の際の注意点
ドアのぶも錠前も購入時にはしっかりと寸法を測り、同じ寸法のものを購入することが重要とご紹介しましたが、他にも購入時に気をつけておきたいことがあります。
ここではドアのぶ購入の際の注意点についてご紹介します。
互換性を確認して購入する
ドアのぶを購入するときには必ず互換性を確認するようにしましょう。
寸法の互換性はもちろんのこと、錠前のドアのぶだけを交換する場合などはさらに注意が必要です。
その場合、例えばMIWA製のドアのぶをGOAL製の錠前に付けようと思っても、互換性がないため取り付けすることができないということが起こることがあります。
ドアとドアのぶだけの関係であれば寸法だけ気にすればいいのですが、錠前とドアのぶにも互換性があります。
どんなドアのぶでも利用できるわけではないということを、きちんと頭に入れておきましょう。
見た目がいいからという理由だけで選ぶのではなく、できれば錠前とドアのぶは同じメーカーで揃えて購入すると間違いありません。
問題があるのがドアのぶであることを確認する
使用頻度の高いドアで開閉にトラブルが発生したとき、どこにトラブルがあるのかをまず確認する必要があります。
すぐにドアのぶの交換を検討するのではなく、まずはドア枠に問題がないかを確認しましょう。
実はドアのぶに問題がなく、ドア枠が歪んでいる事に問題があるという場合もあります。
このような場合は、ドアのぶを交換してももちろん意味がありません。
ドア枠が歪んでいる場合は、リフォーム業者に相談して直してもらうようにしましょう。
自分で出来ないことはないのですが、よほど慣れた人でないと、また歪みが発生してしまいます。
ドア枠交換はできるだけリフォーム業者に依頼するようにしてください。
このときにドアのぶの交換もしてもらえば、コストを抑えて交換してもらえますので、一緒に頼んでしまいましょう
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