2017年9月6日

室内ドアの選び方

ドアには様々な種類のドアがありますが、それぞれメリット・デメリットがあります。家族構成や家の構造によっても使いやすいドアは違ってきますので、それぞれのドアの特性から把握したうえで検討が必要です。ご自身の状況や目的に合ったドアを見極め、より快適な空間へとリフォームをしましょう。

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ドアの種類:室内用のドアと収納スペース用のドアに分けられます。

扉 製作、修理

室内用のドアには多くの種類があり、種類ごとに特徴やメリット・デメリットがあります。
どのドアを使ってもあまり違いはないのではと思われがちですが、種類次第で使い勝手や印象が全く違います。

ここでは様々なドアの種類を紹介しますので、ドアリフォームを検討する際の参考にしてみてください。

開き戸

開き戸は最もメジャーなタイプのドアです。
片側が吊り元になっており、ドアノブを回して開く仕組みになっています。

開き戸のメリット・デメリットを見ていきましょう。

メリット

  • 戸袋のスペースが不要
  • 壁を有効に利用できる
  • レールが不要
  • 気密性が高い

開き戸はドアの片側が開く仕組みになっているため、引き戸のように開いたドアをしまっておく戸袋が必要ありません。
戸袋のスペースが必要ない分、横幅が狭くても設置することができます。

戸袋が必要ないということは、両サイドの壁を有効に利用できるということです。
ドアの横にコンセントやスイッチを設置することができます。

また、ドアをスライドさせるためのレールが必要ないため、掃除のしにくさに悩まされることも少ないです。
他の種類のドアよりもしっかりと閉まるため、気密性が高いのが特徴です。
外に音が漏れにくいため、トイレや話し声が気になる子ども部屋などに適しています。

デメリット

  • ドアの可動域が広い
  • 高齢者や身体が不自由な方は使いにくい
  • 風で勝手に閉まる

開き戸の大きなデメリットは、開閉の際の可動域が広いところです。
開閉する時はドアが大きく旋回するので、その分のスペースは利用することができません。

手前に扉を引く際は自らが避ける必要があり、また扉を押し開ける際は扉の向こうに配慮する必要があります。
高齢者や車椅子を利用している方、身体の不自由な方などは、大きな動きを必要とする開きドアは使いにくいです。

また、開き戸は開けたままにしておくと、風で勢い良く閉じてしまうことがあります。
大きな音を立てて閉じることは不快ですし、近くに人がいる時は危険です。

引き戸

引き戸は扉を横にスライドさせて開くタイプのドアです。
ドアの可動域が小さく、周囲の壁や物とぶつかることがありません。
お風呂場や洗面所によく使われます。

引き戸のメリット・デメリットを見ていきましょう。

メリット

  • ドアの可動域が小さい
  • 開放感がある
  • 好きな大きさで開けておける

引き戸の最大のメリットは、開閉する際の可動域が小さい点です。
ドアを横にスライドさせると戸袋の中に収まるため、前後の動きが全くありません。

人が通る時にドアの動きが邪魔にならないため、車椅子を利用している方や身体が不自由な方でも利用しやすいです。
また、ドアの後ろに人がいる時に開けてもぶつかる心配がないため、安全性も高いと言えます。

また、ドアを開けた時に扉が戸袋の中に収まるため、部屋から見た時すっきりとし、開放感を演出できるというメリットがあります。
ドアを開けたままにしていても、風で勝手に閉まることもありません。
そのため、固定することなくドアを開け放しておくことが可能です。

車椅子を利用している人にとっては、ドアを開けたままにしておけることが非常に便利に感じます。

デメリット

  • 戸袋のスペースが必要
  • レールにゴミが溜まりやすい
  • 近くの壁にスイッチやコンセントを設置できない場合がある
  • 気密性が低い

開き戸と違い、設置するためには戸袋がいるので、当然扉を収めるためのスペースが必要です。
開き戸ならドア1枚分のスペースで済むところ、引き戸はドア2枚分のスペースが必要になります。

引き戸はドアをスライドさせるためのレールが設置されています。
このレールの細かい部分にはゴミが溜まりやすいので、掃除の手間がかかるといったデメリットがあります。

また、本来は壁の部分が戸袋になるので、引き戸の近くにはコンセントやスイッチを設置することができません。
別のドアから引き戸にリフォームをする時にも、元々あった場所からコンセントやスイッチを移動する手間がかかってしまい、リフォーム費用が高くなることがあります。

開き戸よりも気密性は低いです。 音が聞こえやすいので、音が気になる部屋には適していません。

このような特徴を持った引き戸ですが、他にも種類があるので確認しておきましょう。

  • 引き込み戸
  • 引分け戸
  • 引き違い戸

引き込み戸
引き込み戸の特徴は、引き戸とほぼ同じです。
1つ違う点は、戸袋が壁袖の厚み部分に作られており、開いたドアが完全に収納されるという点です。

この仕組みにより、引き戸のように戸袋部分の壁がデットスペースになりません。 **
しかし、戸袋の中にゴミが溜まった時は
非常に掃除がしにくい**ところがデメリットです。

引分け戸
引分け戸は1本のレールの上を2枚の扉がスライドする仕組みです。
扉2枚分の大きさになるので 開いたときには非常に開放感があります。

引き違い戸
引き違い戸は、2本以上のレールの上に2枚以上の扉をスライドさせる仕組みのドアです。
障子や襖がこのような仕組みです。

折れ戸

折れ戸もクローゼットなどに使用されることが多い扉です。
全開にした時に中が全て見えて、物を取りやすい点がメリットです。

両開き戸

両開き戸は、中心から左右両側に開くドアです。
幅が狭い収納スペースに適しています。

ドアの選び方:目的に合ったドアを選びましょう

ここまで様々な種類のドアを紹介しました。
開き戸、引き戸、引き込み戸は室内のドア全般に使用され、引分け戸、引き違い戸、両開き戸 、折れ戸はクローゼットや収納部屋に使用されることが多いです。

ドアそれぞれの特徴やメリットを確認したところで、次にドアの選び方を説明します。
ご自身の目的に合ったドアを選ぶための参考にしていただけたらと思います。

室内ドアの選び方 :ライフスタイルや設置場所で選びましょう

室内ドアはご自身のライフスタイルによって選びましょう。
将来的に年配の方や車椅子をご利用の方、身体が不自由な方が利用することがあるのであれば、開き戸を引き戸にリフォームすることをおすすめします。
もしバリアフリーリフォームをする予定があるのであれば、室内ドアも一緒に引き戸にリフォームしておくことをおすすめします。

ライフスタイルの他に、リフォームするドアの場所や用途によっても選び方は変わってきます。

浴室や洗面所のドアを開いた時に、周りの物と干渉したり、通り抜ける時に狭く、ストレスを感じる人も多いのではないでしょうか。
そのような狭い場所に引き戸を採用すると、周りの物との干渉が少なくなり、快適に使うことができます。

また、ドアの気密性に着目するのも良いでしょう。
気密性が高い開き戸を子ども部屋やトイレに採用するケースが多いです。
子どもの元気な喋り声が他の部屋の迷惑になるのを防いだり、トイレの音を外に漏らさない効果があります。

収納部屋、クローゼットのドアの選び方

収納部屋のドアは、中の物の取りやすさも意識して選びましょう。
また、幅が狭い場所の収納スペースには両開き戸を採用するのが良いです。

まとめ

いかがでしたか? ドアには様々な種類があり、目的によって適切なドアを選ぶことが重要だと説明しました。

  • ドアの種類によってメリット・デメリットがある
  • ライフスタイルや設置場所、ドアの用途で選ぶこと

これらを参考に、ご自身の暮らしに合ったドアを選択しましょう。

室内ドアの選び方のお役立ちコラム

Q.扉の(修理)で重要なことって?

各種建造物などに対して扉を製作したり、修理を行う際には、事前にしっかりと設計することが必要です。
例えば扉の開く方向をしっかりと確認することが重要です。
障害物などがある場合では、製作を行っても後に破損してしまうことがあり、不自由になってしまうこともあります。
そのため、周囲の環境を見極めることが大切になります。

また、用いる素材についても考慮することが重要です。
例えば取り付けを行う場所が屋外にある場合では、腐食によってサビが発生することがあるために、サビに強い金属などを用いることも良い方法になります。
塗り替えなどを行って、修理をする場合は、下地を研磨して整えることも大切です。

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