外壁塗装で保証書がないのはまずいのですか?
今回外壁塗装を知り合いのつてでかなり安く仕上げてもらったのですが、そのせいなのか、保証書を出してもらえませんでした。ネットを見ていると保証書はもらっておくべきだと再三書かれているのでまずいのかなと不安に思っています。昔お世話になった人の頼みだから~といっていたので雑な工事はしていないとは思うのですが、、単純に保証書を出したくないのか、これも割と一般的なことなのかわからず不安です。今からでも保証書はもらうべきでしょうか。
2017-03-01専門家からの回答
知り合いのツテで外壁塗装を安く仕上げてもらったが、保証書を出してもらえなかった。
外壁塗装の際に保証書をもらうべきだったのか、今からでも保証書をもらうべきなのかについて回答します。
結論から言いますと、外壁塗装の施工業者がどのような相手でも施工契約の前に保証書は出してもらうべきです。
また、保証書は通常、契約の際に契約書と引き換えにもらえるものなので、今からはもらえない可能性があります。
ご質問者様の場合、外壁塗装の施工業者が、施工後の保証に責任を負わないことで、安く仕上げてもらったと考えられます。
というのも、外壁塗装は塗料代や足場代、工数の多い工事ですので工賃もかさみ、施工費用がかかってしまいます。
知り合いだからといって施工費用が安く済むことは考えられませんので、外壁塗装の施工後を保証しないことで費用を削減したのでしょう。
契約書を渡す際に保証書の話をしていれば、施工後の保証をすることを踏まえた値段を提示してもらうことができましたが、今回は保証を抜きにした安い費用での施工ですので、保証書を出してもらうことはできないと考えられます。
では、保証書が無いとどのような問題があるのかを説明していきます。
・外壁塗装の施工不良が判明したときに、該当箇所を直してもらえない
外壁塗装の保証書は、家電製品の保証書と似ています。
家電製品で保証書がない場合には、初期不良であろうと交換や修理の対応が難しくなります。
外壁塗装の場合も同じで、外壁塗装の施工不良が判明したときに、補修や修繕をしてもらえないのです。
・建物の不具合のどこまでが施工不良によるものなのかが分からなくなる
外壁塗装の保証書には、どこまでを外壁塗装の施工不良とするのかという記載がされています。
例えば、外壁塗装の木部や鉄部の塗装の剥がれや、地震によるひび割れによって剥がれた外壁塗装については、施工不良と認める業者と認めない業者があります。
また、不具合のおきやすい箇所の保証期間を短くしている場合もありますので、施工不良と認める部位や状態、期間を確認するために保証書が必要になります。
話をまとめますと、外壁塗装の施工業者がどのような場合にも保証書は出してもらうべきであり、保証書は契約の際に契約書と引き換えにもらえるものなので、外壁塗装の施工が終了している場合には貰えない可能性があります。
今後、外壁塗装をする際には契約の段階で保証書について伺い、契約書と引き換えにもらえるように施工業者に話すようにしましょう。