外壁塗装と一緒に他の部分も塗装してもらえるんですか？

外壁塗装の際に、外壁以外の塗装をしない玄関、サッシ、雨戸において、錆や色あせが目立つのではないか気になるということですね。
また、一緒に塗装をしてもらうことは可能なのかというご質問に回答いたします。

玄関の塗装は外壁塗装と異なる技術が必要なので、同じ業者に塗装できるかを確認する必要がありますが、サッシや雨戸でしたら、外壁塗装と一緒に塗装をしてもらいましょう。
ここで注意する点は、外壁塗装の見積りを依頼する時に塗装箇所をはっきりさせておくことです。塗装してもらいたい部分まで施工の項目になっているかを、見積りの段階で確認しておく必要があります。

外壁塗装の作業工程としては、足場の建設、マスキング（養生）、外壁の洗浄作業、塗装作業、後片付けという流れが一般的にあります。もしも今回は外壁のみの塗装で工を終了し、別の機会でサッシや雨戸の塗装をしようとした場合、足場の建設から同じ工程が必要になってきます。

また、ご質問にありましたように外壁のみの塗装を行った場合、塗り直した部分がきれいになった分、塗装を施さなかった部分の錆や色あせが目立つ可能性も出てきます。
しかし玄関の塗装に関しては、先述いたしましたように外壁塗装とは異なる技術が必要になります。
玄関のドアは木製だったり、金属だったりとご家庭によって様々です。また、玄関のドアは外壁ではなく家具と同じ技術が施されているため「家具」として位置づけられているのです。

今回の外壁塗装では、別の機会にサッシや雨戸の塗装を考えるよりは、足場建設からの工程を踏まえたコストパフォーマンスを考慮しても、一緒に塗装してもらうのが良いでしょう。
別の機会として見送った場合、今回と同じような作業工程が必要になるため、同じくらい費用も必要になってくるためです。
ただし、一緒に依頼をする場合は、見積もりの段階で作業箇所を明確にしておきましょう。
見積もりのときにサッシや雨戸が項目に含まれていなければ、追加料金として費用が割高になる可能性があります。

そして玄関においては、外壁塗装業者に専門技術があるかの確認してください。外壁塗装の業者が玄関のドアに対する専門技術を持ち合わせていれば、外壁とともに依頼しても良いですが、持ち合わせていない場合は専門技術を持つ業者に別で依頼した方が良いでしょう。
中には専門技術がないにも関わらず施工を行う業者もいますので、依頼と見積もりの段階で確認しておくことが重要です。

以上を踏まえますと、外壁のみの塗り直しをしてしまうとサッシや雨戸の錆や色あせが目立つ可能性は高いといえます。ですので、見積もりの段階で一緒に依頼をすることをお勧めします。
また、玄関の塗装は専門技術が必要になるため、まずは今回依頼する外壁塗装業者に確認をしてください。もしも専門技術を持ち合わせていなければ、別で専門業者に依頼をしていただくと良いでしょう。