Q

外壁塗装や補修は5年で劣化するんですか?

築20年の家に住んでいるのですが、5年ごとくらいに点検に来て、10年ごとくらいに外壁塗装をやっているのですが、今、外壁の中の外壁材がダメになっているのか、塗装部分が浮いています。20年でそんな風に塗装が浮くようなことはあるのですか?

2017-03-01
S.K

専門家からの回答

うちなーペイント
うちなーペイント
沖縄県糸満市

5年ごとに点検をして10年ごとに外壁塗装をしていて、築20年で塗装が浮くことはありえるのか。
という質問で解釈し、お答えさせていただきます。

結論としては5年ごとの点検をしていて、塗装後10年で外壁塗装の塗膜が浮いてしまうことは考えにくいです。
ただ、外壁塗装業者の不良施工ともはっきりとは言えません。

今回の場合は外壁の隙間などを埋めるためのコーキングの劣化や地震による、外壁のひび割れが原因だと考えられます。
劣化したコーキングや外壁のひび割れの隙間から水が入り込むことで、外壁内部の外壁材が腐食してしまい、外壁塗装の塗膜が浮いてしまったと考えられます。
ですので、今回はコーキングと外壁のヒビを点検するべきです。

次に、外壁塗装の塗膜が浮く、ペンキが剥がれる可能性のある不良施工・手抜き工事についてをお話します。
手抜き工事として多く見られるのは、外壁塗装の施工時間や作業工程の短縮の為に、外壁の下塗り作業を省略するものです。
外壁塗装の下塗り塗料であるシーラーやプライマーの塗装を省略するということは、塗料メーカーの仕様から外れた施工をしているので、不具合が生じるのは当然です。

また、外壁塗装業者の知識不足からくる不良工事の場合もあります。
サイディングの外壁に弾性塗料や濃色の塗料を使用すると、弾き過ぎや蓄熱によって膨れやすいとされていますが、それを知らずに施工をしてしまうケースもあります。
しかし、あくまで一般論であって必ずしも塗膜の膨れや剥がれが起きるわけではありません。
稀に不具合が生じている程度の問題であると、メーカーが不具合ケースを施工店業者に周知していない場合などもあり、外壁業者が一切悪気の無い不良施工をしてしまうこともあります。
また、とあるハウスメーカーの既存塗料では、正しい施工をしていても膨れが生じるケースがありましたので、慎重に工事仕様を調べる他に不具合を避ける方法はありません。

まとめますと、今回のご質問者様の場合は、築10年で外壁塗装の塗膜が浮いてしまうことは考えにくいです。
おそらく、コーキングの劣化や地震によるひび割れが原因かと思いますので、コーキングとヒビを点検すべきです。
また、外壁塗装施工店の手抜き工事・不良施工とはっきりとは言えません。
正しく施工していても不具合が起きる可能性はありますし、知識不足による不良施工の場合にはメーカーの告知不足が原因の場合もございます。

5年の点検と10年毎の外壁塗装で塗膜が浮いてしまうという旨をしっかりと伝え、外壁塗装業者にきちんと対応してもらうことが重要です。

2017-03-01
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