Q

外壁塗装のシリコンウレタン塗料の艶を落ち着かせることはできますか。

"現在外壁塗装の工事をしています。 塗料はシリコンウレタン塗料を使う予定でいます。
色は黒か白かなーと思っていてサンプルを持ってきてもらったのですが、どちらの色もあまりにもテカテカしすぎてイメージと違うのです。
シリコンウレタン塗料ではもっと落ち着いた仕上がりにはできないのでしょうか?
また、一般的に外壁の塗装はつやがあった方がいいのですか?色は変えたくないのですが、、"

2017-03-01
R.F

専門家からの回答

株式会社キュウテックセンター
株式会社キュウテックセンター
福岡県大野城市

外壁塗装の塗料に使用する予定だったシリコンウレタン塗料が、サンプルでは光沢感がありすぎたため、シリコンウレタン塗料のままで光沢感を抑える方法はないのかということですね。
また、艶のある光沢タイプか、艶を抑えたつや消しタイプでは性能は違うのかというご質問に回答させて頂きます。

一般的に外壁塗装の塗料には「光沢タイプ」と「つや消しタイプ」があります。
シリコンウレタン塗料のまま落ち着いた仕上がりがご希望であれば「つや消しタイプ」を選ぶのが良いでしょう。
光沢タイプでも、つや消しタイプでも、耐久性や汚れにくさといった性能の違いはありませんので、つや消しタイプを使用したことでのデメリットはありません。

そもそも「シリコンウレタン塗料」とはどんな塗料なのか、特徴を紹介していきます。
シリコンウレタン塗料とはシリコン系塗料とウレタン系塗料、両方の長所を兼ね備えた塗料です。
シリコン系塗料は耐久性と価格の安定性に優れているといわれる塗料で、耐用年数は一般的に12年程度とされています。

一方、ウレタン系塗料はシリコン系塗料とくらべると価格も安くなりますが、耐用年数も8年程度とされています。
しかし、万能塗料ともいわれているほど、外壁の細部にわたって塗装を施すことができる優れものです。
よってシリコンウレタン塗料は、シリコン系塗料の高い耐久性と、ウレタン系塗料の細部にわたって塗装できる万能さを兼ね備えているというわけです。

次に「光沢タイプ」と「つや消しタイプ」の特徴と違いについてです。

・光沢タイプ
光沢タイプといっても実は艶の段階を選ぶことができます。
一般的には「3分つや」「5分つや」「7分つや」「つやあり」というような段階があり、ご自身のお好みに応じて光沢感を決められるのが特徴です。
光沢感があると太陽の光に照らされた際に、反射して見た目がきれいに見えます。
「3分つや」「5分つや」は高級感ある印象になりますが、「7分つや」「つやあり」と光沢感が強いものになると、やや高級感は失われてしまいます。
また、艶があればあるほど汚れにくいとされることもありますが、艶自体は3年程度で減退していくといわれています。

・つや消しタイプ
つや消しタイプの見た目は高級感というよりは、控えめで落ち着いた印象になるといわれています。
新たに塗り替えを施しても、塗り直したという印象が薄くなるのが特徴です。
また、塗料につや消し剤を添加しているものと、もともとつや消しタイプの塗料では、添加していない方が汚れにくいとされています。
ですので、つや消しの塗料を選ぶ際には、もともとつや消しタイプの塗料を選ぶのが良いでしょう。

今回のご質問の結論としますと、塗料には「光沢タイプ」と「つや消しタイプ」があり、光沢タイプはご自身のお好みに応じて艶の段階を選ぶことができます。
また、光沢の有無に関わらず性能に違いはありません。したがって「シリコンウレタン塗料のつや消しタイプ」で塗装してもらうことをお勧めします。

2017-03-01
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