吹き付け塗装が終わった後、雨が降っても問題ないですか?
現在、我が家の外壁の改修工事を行っています。今日まででが外壁の吹き付け塗装まで完了したのですが、明日は午後から雨が降る予報だったので、せっかく外壁の塗装をしてもらったのにうまく乾燥しないのではないかと心配です。外壁塗装した翌日に雨が降っても大丈夫なのでしょうか。
2017-02-13専門家からの回答
質問としては、外壁塗装施工翌日に雨が降ることが予想されていて、塗料がはがれるのではないか心配であるということですね。
また、外壁の吹き付け塗装まで完了したということなので、最低でも下塗りまでは完了していると解釈して、外壁塗装をするにあたっての雨に関する注意点もお伝えしておきます。
まず、すべての塗装工程が終了している場合、外壁塗装を行った翌日に雨が降るとしても塗料が落ちることは有りませんし、問題ありません。
しかし、これから中塗り、もしくは、上塗り工程を控えているという場合は、少々問題が生じます。
まず、外壁用の塗料が乾くのにかかる時間としては乾きの早いものであれば1~2時間程度、油性塗料、いわゆる溶剤と呼ばれる塗料では、4~5時間程度で乾きます。ですので、すでにすべての工程が終了しているのであれば、雨が降るとされている翌日の午後には乾いているため、心配することはありません。
しかし、中塗り、上塗り工程を控えている場合は、それらの工程は全て延期になります。これは雨の中で施工を行うことで、以下の弊害が起こるからです。
・下地が乾燥していない状態での外壁塗装は、後々に早期劣化の原因となる。
・塗料に雨水が入ることで塗料が希釈されてしまう。また、塗装した後の仕上がりがまだらになってしまう。
・足場が滑り、作業が非常に危険となる。
業者は上記の弊害を理解しているため、基本的に延期を提案してきます。
しかし、下請け業者が施工している場合は元請け業者からもらえる費用が決められているため、雨の日にも強硬してしまう場合が稀にあります。
そういった業者には、やめてもらうように頼みましょう。聞き入れられない場合は、塗装に関する保証期間の延長の交渉をしておきましょう。
上記でも記載しましたが、雨の中での塗装は、危険ですし、早期劣化しやすく、仕上がりも悪くなります。
しかし、実際に劣化しだすのは数か月、数年後になりますので、自分が思いがけないトラブルが起きてしまったときに後悔しないためにも保証期間に限らず、気になった点についてはしっかりと業者と話し合いをしましょう。