塾の看板の目的
塾の看板は場所と特徴を知ってもらうことが目的です。塾の存在を示すために、名前だけ書かれた大きな看板を思い浮かべる方は多いと思いますが、存在を知ってもらっただけでは生徒を集めることはできません。どのような授業を行っているのか、通うことでどのようなメリットを期待できるのかなどを伝えることが重要です。
塾の看板製作にかかる費用と考え方
生徒を集めるのに看板は重要な役割を果たしています。そのことが分かると、設置にかかる費用も気になるのではないでしょうか。それでは、看板の制作にはいくらかかるのかを見ていきましょう。
看板の設置には看板の本体価格の他に広告面の制作費と取り付け工事費、運搬料がかかります。本体価格は看板の種類や大きさ、広告面の制作費はデザインの加工方法などで費用が異なります。取り付け工事は取り付け方法や設置場所、工事にかかる時間や人数などで価格に差が出ます。運搬料は業者から配達場所が遠い程、また、看板の大きさや重さに比例して料金が上がります。
これらのことから、看板は設置する種類やデザインが決まらないと金額が定まりません。しかし、費用の変わるポイントと目安はある程度知ることができます。
費用が変わる要因
看板は20万円以下で制作可能なものもあります。たとえばスタンド看板やパネル看板、小さめの看板でしたら複数制作することが可能です。大型の看板や看板を部分的にリニューアルすると20~50万円かかります。
スタンド看板とは別に袖看板なども設置するとなると50~80万円ほど、立体的な文字を使用した看板や小規模の看板を全体的にリニューアルする場合は80~100万円程度です。大型の看板を全体的にリニューアルする、もしくは大型の看板を複数制作すると100万円以上かかるケースもあります。
看板を取り付ける費用は作業内容で変わってきます。作業員の人数に応じて金額が違うため、夜間作業になるとさらに人件費が上がります。他にも、高所に看板を設置すると高所作業車などが必要となるため、それを用意するための費用が別途かかります。
塾の看板をデザインする上で大事なこと
デザインは看板の費用に大きく影響します。そのため慎重に考えると思いますが、せっかく費用をかけるのであれば生徒の獲得につながるものにしたいですよね。そこで、生徒を集める看板には欠かせないポイントをご紹介します。
子どもたちが惹かれるものにする
メインとサブの看板は、子どもたちに興味を持ってもらえるデザインにすることが大切です。特にメイン看板は色や字体、ロゴマークなどで塾の印象が残るものにしなくてはいけません。
メイン看板は塾の名前を分かりやすく伝え、サブ看板では塾の特色を知らせるとよいでしょう。メイン看板とのバランスを考えながら、文字の形や色を選ぶことが重要です。看板の色が周辺の建物に同化していたり、独創的なデザインであっても他の塾と色味が似ていると、目立たなくなってしまいます。
また、塾は学校終わりの生徒が利用しますので、夜間でも看板が見えるように照明を用いたり、中から照明で明るく照らすタイプのものを設置するのも有効です。照明の有無で印象が異なるため、日中と夜間の見え方の違いも考慮し、この塾に通いたいと思わせるデザインにしましょう。
他の塾との違いが分かるようにする
少子化の影響でどの塾も生徒集めへの対策が必要になっています。個人経営の塾では確実に生徒を集めるため、他の塾にはない特徴を前面に出さなくてはいけません。教科や対象生徒を絞るなど、塾を経営したいと思ったからにはこだわりがあるはずですので、ご自身の塾の強みは必ず記載しましょう。
幅広い年齢の生徒に対応したい、分野を絞らず教える塾というしたい場合は、インパクトのある看板で他の塾との違いをアピールするという方法もあります。
キャンペーンに合わせた看板を制作する
学校が長期の休み入ると、塾は多くの生徒を獲得するため夏期講習などのキャンペーンを行います。ホームページやチラシでも宣伝できますが、ホームページはご自身の塾を知っていなければ検索してもらうことは難しく、チラシも配布できる人数にも限界があります。受けとってくれた人が必ずしも目を通すとは限らないため、効率的な宣伝とは言えません。
しかし看板は一度設置してしまえば、目の前を通った人に塾の名前や特徴を知ってもらえるため、宣伝ツールとしてとても有効です。横断幕や窓面シート看板など、取り外しが簡単なものがキャンペーン用の看板に向いています。
まとめ
塾の看板の費用や目的、制作のポイントをご紹介しました。看板に関する費用は、種類やデザインによって大きく異なります。子どもが興味を持ち、他の塾とは違うと思ってもらえる看板を制作し、生徒集めにつなげましょう。
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