IHクッキングヒーターは本当に安全ですか？

IHクッキングヒーターとガスコンロを比べた際の危険性と危険な場面について、お子さんがいらっしゃるという部分も踏まえて回答させて頂きます。

結論からいうと、IHクッキングヒーターはガスコンロに比べて安全と言えます。
また、質問にありました水が垂れたときの漏電の危険性ですが、現在販売されているIHクッキングヒーターには漏電防止機能が備わっているため、感電は致しません。

今回はIHクッキングヒーターとガスコンロの危険性の比較、IHクッキングヒーターの危険な場面、IHクッキングヒーターの安全機能の順に説明させて頂きます。

まず、IHクッキングヒーターとガスコンロの危険性の比較について。
IHクッキングヒーターにおける漏電の危険性は極めて低いと言えますが、ガスコンロにはガス漏れによる火災、一酸化炭素中毒の危険があります。 お子様が目を離した隙にガスコンロのつまみを回してしまったり、ガスを送るゴム管が劣化していたりとガスコンロのガス漏れの原因は様々ですが、 IHクッキングヒーターは電気を使うのでガス漏れの心配はありません。
また、ガスコンロでは衣類に火が燃え移り、やけどや火災になるケースが多くありますが、IHクッキングヒーターは火を使いませんので安心して調理ができます。
さらに、IHクッキングヒーターは電流で金属製品に熱を発生させるものなので、IHクッキングヒーターの性質上、鍋やフライパン以外が熱されません。
なので食材がIHクッキングヒーターの天板に落ちた際にも燃えたり焦げたりすることなく、手で拾うことができます。

火災の原因として最も多いのが鍋の空焚きや油を加熱したまま放置してしまうケースです。
ガスコンロですと加熱され続けますので、食材や油が発火してしまいます。
しかし、IHクッキングヒーターには温度センサーがついており、加熱したままに放置してしまっても発火する前に自動で加熱が止まるようにできております。

次にIHクッキングヒーターの注意点ですが、加熱中もしくは加熱後に天板が熱くなっているのに気づきにくく、やけどしやすい点です。
ガスコンロでも使用後に触ればやけどをしますが、IHクッキングヒーターは平らなため、お子様が手を置きやすくなっています。
IHクッキングヒーターの使用中と使用後30分ほどはご注意いただければと思います。

IHクッキングヒーターの危険性について、不安が残るようであれば、安全機能が付いている製品が多数ございますのでご紹介させて頂きます。

・鍋なし自動OFF機能
鍋やフライパンなどの加熱可能なものが、IHクッキングヒーターの熱源上に置かれていないと自動で停止します。

・切り忘れ防止機能
IHクッキングヒーター操作後に一定時間が経過すると自動的に電源が落ちます。

・チャイルドロック機能
お子様がIHクッキングヒーターのボタンを押しても反応しないようにできます。

・温度過昇防止機能
IHクッキングヒーターの温度センサーで鍋底やグリルの温度を検知し、高温になりすぎないように自動調整します。

上記のような安全機能がついたIHクッキングヒーターにすれば、危険性は大幅に下げられると思います。
以上のことから、漏電やガス漏れ、火災の危険性を考えるとIHクッキングヒーターのほうが危険性は低いです。