2017年9月8日

お手入れにおけるIHとガスコンロのメリット・デメリット比較

IHはガスコンロに比べて、圧倒的にお手入れが楽と言われていますが、最近のガスコンロはとてもメンテナンスをしやすい構造になっています。もちろんガスコンロのほうが、メンテナンスが大変なことには変わりませんが、ガスコンロならではのメリットもあります ここではそんなIHとガスコンロのメンテナンスについて、それぞれのメリットとデメリットをご紹介しながら、正しいメンテナンス方法を解説します。

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IHのメリット・デメリット

IHはトッププレートがフラットで、とてもメンテナンス性が良いのが特徴ですが、少ないながらもデメリットもあります。まずはそんなIHのメリットとデメリットについてご紹介します。

メリット

・油汚れは布巾でさっと拭くだけできれいになる
・しっかりとしたお手入れは月1回でOK

IHの汚れのうち、油汚れに関しては、料理が終わってすぐに絞った布巾で拭き取ればすぐに汚れを落とすことができます。トッププレートには五徳などの出っ張りがありませんので、さっとひと拭きできれいな状態を保つことができます。

また、こびり付いた汚れを落とすのも、毎日ではなく月に1回くらいのペースで行えば、汚れが蓄積することもなく、きれいな状態を保ちつづけることができます。

デメリット

・グリル内のお手入れはガスコンロよりも大変
・焦げ付きが発生する

IHはトッププレートの掃除がしやすいことばかり注目されますが、グリル内のお手入れはガスコンロよりも大変です。取り外せるパーツは問題ないのですが、庫内のクッキングヒーターは落としきれない汚れが付着することもあり、場合によってはメーカーのクリーニングサービスを依頼しなくてはいけません。

また、油汚れには強いのですが、鍋やフライパンの焦げ付きが発生します。この焦げ付きを落とすのはとても手のかかる作業です。研磨剤を使って落とすこともできますが、研磨剤を使うとトッププレートに小さな傷がいくつも入るため、時間とともにピカピカした輝きは失われてしまいます。

ガスコンロのメリット・デメリット

メンテナンスが大変なガスコンロですが、最新のモデルは必要以上に出っ張りが発生しないような構造になっています。このため、ガスコンロでもデメリットばかりではなく、きちんとメリットもあります。

メリット

・部品を取り外して汚れを落とせる
・吹きこぼれても壊れない

ガスコンロの便利なところは、部品を取り外して洗うことができるということです。取り外すことで、徹底した洗浄も可能ですし、部品交換することで新品同様の状態に戻せます。劣化しても、最終的に交換すればいいので、メンテナンスという点ではとても便利です。

また、IHは吹きこぼれによって基板が故障することもあるのですが、ガスコンロは吹きこぼれで壊れることはありません。構造がとてもシンプルですので、頑丈で壊れにくいというのは大きなメリットです。

デメリット

・凹凸があって汚れが溜まりやすい
・掃除に時間がかかる

最近はフラットな天板が増えましたが、それでも五徳などの部品がある以上は、凹凸が避けられません。汚れの溜まりやすさという点では、明らかにIHよりは劣っています。このため、どうしても清掃時間がかかってしまうというのがガスコンロの難点です。

いつもきれいな状態を保つためのコツ

IHにしてもガスコンロにしても、大事なのは普段のメンテナンスと使い方です。普段から汚れがつきにくい使い方を心がけることで、きれいな状態をいつまでも維持することができます。ここではそんなきれいな状態を保つためのコツを紹介します。

使ったらすぐに拭き掃除

IHでもガスコンロでも、重要なのは汚れを放置しないことです。料理をしたら面倒でも、そのまま拭き掃除をしましょう。食事が済んでからでいいやと思っていると、必ず放置してしまいますし、汚れも取り除きにくくなってしまいます。使ったらすぐにきれいにする。これだけは忘れないようにしましょう。

フタをして調理をする

料理であまりフタを使わない人が多いかもしれません。でもフタを効果的に使えば、キッチンの油汚れを防止することができます。例えば、脂分の多いお肉を焼くような場合、フタを使えば肉の脂が飛び散るのを防ぐことができます。ちょっとしたことですが、そのちょっとの差があとあと大きくなるので、できるだけフタを使うようにしましょう。

調理器具をきれいにする

いくらIHやガスコンロだけをきれいにしても、調理器具が汚れていたのでは、使えば使うたびにコンロに汚れが移ってしまいます。調理器具に焦げ付きなどがある場合は、きちんとそれらを取り除いて、調理器具もピカピカの状態にして使いましょう。

まとめ

お手入れにおける、IHとガスコンロそれぞれのメリットとデメリットについて理解できたでしょうか。メンテナンスをしやすいのは間違いなくIHなのですが、まったくノーメンテナンスで利用できるわけではなく、なおかつグリルなどの掃除はメーカーに依頼しなくてはいけないこともあります。

IHでもある程度のメンテナンスは必要だということを頭に入れておきましょう。また、ここでご紹介した、きれいに保つためのコツも参考にしてください。日々のメンテナンスがコンロの寿命を伸ばしますので、少し面倒でも料理が終わったら、軽く汚れを拭き取るくらいのことは行ってください。

IHとガスコンロを比較するポイントは清掃面だけではありません。 機器の交換を検討している方は、どちらが適切なのかを複数のポイントを比較して、総合的に判断しましょうIHとガスコンロの光熱費はどちらがお得? メリット・デメリットを比較では、 「調理のしやすさ」「清掃のしやすさ」「光熱費」の3つのポイントを軸に比較しています。せひご参考にしてみて下さい。

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