2017年2月7日

フロアコーティングの種類と特徴

フロアコーティングは、フローリング(床材)を保護するために施すものです。コーティング剤にも様々な種類があり、それぞれに性能や特徴や価格に違いがあります。フロアコーティングを効果的に行うために知っておきたいフロアコーティングのメリット、またフロアコーティングの種類や特徴についてご紹介します。

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フロアコーティングのメリット

以前はフローリングの保護というとワックスが主流でしたが、最近ではフロアコーティングが主流になってきています。では、フロアコーティングにはどのようなメリットがあるのでしょうか。

床を清潔に保ち耐久性がアップする

フロアコーティングを施しておくとで、コーティング剤で床がしっかりと保護されるので、床に汚れや傷がつきにくくなります。当然のことながら、長期にわたりフローリングを美しく清潔に保つことができます。また水にも強いので水をこぼしてしまった場合も、床にシミができてしまうといったこともなくなります。

掃除やお手入れが簡単になる

掃除やお手入れが簡単になるということは、家事の手間も省けるということになるので、忙しい主婦の方にとっては嬉しいメリットになるのではないでしょうか。フローリング材によっては水拭きができないものもありますが、フロアコーティングを施すことで、水拭きもできるようになります。

万が一、床が汚れてしまった場合も、さっと水拭きをするだけで床の汚れを落とすことができます。そして定期的にワックスをかけるという手間も省くことができます。

部屋が明るくなる

部屋が明るいと居心地がよく気持ちも明るくなるものです。フロアコーティングを施すと、床から適度な光沢が出て部屋が明るいと感じるようになります。そして床が美しいと清潔感も増して、さらに心地よい空間になります。普段の生活が心地よいというだけでなく、お客様も安心してお招きすることができます。なおかつ、お客様にも気持ちよく過ごしていただけそうです。

フロアコーティングの種類それぞれの特徴

フロアコーティングには、5つの施工方法があります。それぞれのコーティングでは、使用するコーティング剤の種類や耐用年数、価格などが異なります。各ご家庭の目的に合ったフロアコーティングを施すためには、それぞれのコーティング剤が持つ性能や特徴を知っておく必要があります。

フロアコーティングの価格の高いものから順にご紹介していきます。耐用年数やコーティングの性能、特徴も比較してみて下さい。

UVコーティング(価格:高価)(耐用年数:20年以上)

UVコーティングは特殊な機材を使用し、職人の技術も必要になるため、5つのコーティングの中で最も価格が高いものになります。しかし経年劣化にも強いので耐用年数は20年以上となり、一度コーティングをしておけば塗り替えなども頻繁に行わなくて済みます。

UVコーティングの性能
UVコーティング剤は塗膜が厚く、硬いコーティング剤です。水や油などに強く、そして摩擦や熱にも強いので保護性能が高く、耐久性にも優れています。

UVコーティングの特徴
UVコーティングは、光沢やつがあり見た目も美しくなるという特徴があります。滑り止めの効果があるので、子供やお年寄が安全に過ごすことができます。また作業後はコーティング剤がすぐに硬化するので、養生期間が必要なく、すぐに入居でききます。

シリコンコーティング(価格:やや高価)(耐用年数:10~20年以上)

シリコンコーティングは、UVコーティングに次いで価格が高いものになります。耐用年数は10~20年以上となり、UVコーティングと比較するとやや劣ってしまいますが、UVコーティング同様に性能や耐用年数が良いため価格も高めになります。

シリコンコーティングの性能
シリコンコーティング剤は、UVコーティング同様に水や油などに強いコーティング剤です。さらに耐熱性、耐薬品性といった性能もあるので全体的にみてもバランスが取れています。

シリコンコーティングの特徴
シリコンコーティングは、自然なつやが程よくあり上品な仕上がりになります。コーティング剤の種類も多く、床暖房に対応できるものもあります。そして滑り止め効果や柔軟性もあるので子供やお年寄りが安全に過ごすことができます。

ガラスコーティング(価格:やや高価)(耐用年数:約20年)

ガラスコーティングは最先端のナノコンポジット技術で行うため、価格はやや高めとなっています。ガラスコーティングは酸素を通さないので床の酸化を防ぐことができます。耐用年数は約20年となり、長期にわたり床の美しさを維持することができます。

ガラスコーティングの性能
ガラスコーティング剤は、硬度が非常に高く耐摩擦性や耐久性に優れています。また耐屈曲性、耐薬品性にも優れたコーティング剤です。

ガラスコーティングの特長
ガラスコーティングは、UVコーティングと比較するとつやや光沢感は劣りますが、床の素材感をそのまま残しながらも透明度が高く美しい仕上がりになります。また耐屈曲性に優れていることから、膨張や収縮するクッションフロアにも使用することができるのも大きな特徴になります。

ウレタンコーティング(価格:普通)(耐用年数:5~10年)

ウレタンコーティングは、コーティング方法の中でも価格がお手頃なので手軽に取り入れることができます。耐用年数は5~10年となります。ウレタンの濃さなどによっては耐用年数に若干の差が出てくるようです。

ウレタンコーティングの性能
ウレタンコーティング剤には、水性と油性のものがあります。水性はシックハウスなどを引き起こすことがなく安全性が高いコーティング剤で、一方の油性は摩擦に強いコーティング剤です。

ウレタンコーティングの特長
ウレタンコーティングは、20年以上前からある施工方法で、学校の体育館などに良く使用されています。近年では環境にも優しく人体にも悪影響のない水性が主流となっています。耐用年数は他のものと比較すると、劣りはしますが価格も手ごろなので比較的取り入れやすいでしょう。

アクリルコーティング(価格:安価)(耐用年数:約2年)

アクリルコーティングは5つのコーティング方法の中では、価格が安いものになります。耐用年数は約2年と短くなっています。そして他のものと比較すると性能も劣ってしまうので、効果を維持させるためには、約2年ごとに塗り替えが必要になるでしょう。

アクリルコーティングの性能
アクリルコーティング剤は耐久性や耐水性は他のものと比べると劣りますが、艶出しの効果は期待できます。

アクリルコーティングの特長
耐久性は2年となり短いですが、安価なので取り入れやすい施工方法になるでしょう。予算をあまりかけずに一時的に、床につやと光沢を出したいという場合にはおすすめです。そしてアクリルコーティングは剥離作業も簡単なので、塗り替えや他のコーティング剤に塗り替えたいという場合にも手間がかからないという特徴があります。

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