2017年2月10日

フローリング床のメリットとデメリット

フローリングは主な床材の一つですが、最近では畳の部屋をフローリングにリフォームしたいという方も増えてきているようです。住宅の床をフローリングにするメリットやデメリットについてご紹介します。

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フローリングのメリット

住宅の床材で主流となっているのは木質フローリングですが、木質フローリングには「複層フローリング」と「無垢フローリング」の二つの種類があります。それぞれの種類ではメリットやデメリットも異なります。また複層フローリング、無垢フローリングのそれぞれの特徴やメリットについても知っておくと良いでしょう。

掃除の手間がかからない

フローリングは、カーペットや畳のようにほこりや汚れが繊維に入り込んでしまうことがないので、とても掃除やお手入れがしやすい床材です。床に水をこぼしてしまったり、子供たちの食べこぼしなどで床が汚れてしまった場合も、掃除に手間がかからないという点もうれしいポイントです。

ダニが発生しにくい

畳やカーペットなどは、ホコリや汚れを完全に取り除くことが難しい床材です。そのためダニが発生しやすい床材ですが、フローリングは掃除がしやすく、いつも床を清潔な状態にしておくことができます。そしてダニが発生しにくい状態を保つことができます。

メンテナンスがほとんど必要ない

複層フローリングは、メンテナンスの必要がほとんどなく、摩擦にも強いので耐用年数も長くなります。一方の無垢フローリングの場合は、定期的にワックスを塗るなどのメンテナンスが必要ですが、畳などのような裏返しや表替えといった手間はかかりません。

複層フローリング

・複層フローリングの特長
複層フローリングとは、基材となる合板や集成材の上に天然木の単板や化粧材を張り付けたものです。戸建て用やマンション用があり、既存のフローリングに貼り付けることができたりと、リフォームにも対応することができます。また機能性やデザイン性にも優れ、耐水性のあるものはキッチンや洗面所などの水回りにも取り入れることができます。

・複層フローリングのメリット
複層フローリングは、取り入れる部屋に必要な機能をもつフローリング材を選ぶことができます。例えばキズや凹みが付きにくいものはリビングや子供部屋に、汚れにくくシミになりにくいものはキッチンや洗面所、リビングに取り入れると良いでしょう。

その他にも変色しにくいものやワックスがけが不要のものなどもあるので、各ご家庭に必要なフローリング材を取り入れてみると良いでしょう。

無垢フローリング

・無垢フローリングの特長
無垢フローリングとは、天然木を加工したものです。無垢フローリングに使用される代表的な木材には、広葉樹のウォールナット・オークや針葉樹のヒノキ・パインなどがあります。広葉樹は柔らかく優しい肌触りが特徴で、針葉樹は硬い材質なので耐久性に優れているという特徴があります。

これらは木材がもつ本来の機能である「調湿機能」により、梅雨の時期は湿気を吸収したり、空気が乾燥する冬の時期は適度な湿気を排出することができます。

・無垢フローリングのメリット
無垢フローリングのメリットは、年月が経つほどに自然な光沢が出てきて温かみも増してくるということです。また人工的ではない、木材それぞれの色や木目の風合いをそのまま楽しむことができるということではないでしょうか。年月とともに無垢フローリングの味わいを楽しんでみるのもいいかもしれません。

フローリングのデメリット

フローリングのデメリットは、複層フローリング、無垢フローリングによって異なりますが、フローリングのデメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。

足の冷え・足が疲れやすくなる

フローリングは、使用されている木材によってその硬さなどが異なりますが、硬い材質のものは踏み心地が悪いので足が疲れてしまうことがあります。また夏場は素足でも気持ち良く過ごすことができますが、冬場はスリッパを履くなどして足の冷えを防ぐ必要があるでしょう。

水に弱い

フローリングは水に弱いというデメリットがあり、床材が水を含むと床材が膨張したり、変色してしまう恐れがあるため注意が必要です。水をこぼしてしまったら、長時間放置せずにすぐに拭き取り、乾拭きをしておきましょう。

複層フローリング

・デメリット
複層フローリングは、無垢材に比べると見た目がどうしても無機質になってしまいます。自然な風合いではないという点ではデメリットになってしまいます。また水や熱によって表面がひび割れたり、剥離してしまうことがあります。

無垢フローリング

・デメリット
無垢フローリングは、木の持つ伸縮性でそりや割れが起こりやすくなる材質です。膨張によるフローリングの突き上げを防ぐため、施工時に板と板の間に約0.3~0.5㎜程度の隙間を設けることがあります。その隙間にほこりなどが溜まりやすくなるというデメリットがあります。また傷やシミがつきやすいので、フローリングにコーティングなどを施す必要があるでしょう。

フローリングに傷がつく原因

日常生活でフローリングに全く傷を付けないで生活するということは、まず難しいことです。しかし、フローリングに傷がついてしまう原因を知っておくことで傷を付けることを防いだり対策をしておくことができます。フローリングの傷には、フローリングの塗膜表面についてしまう傷と、フローリング自体についてしまう傷があります。

フローリング塗膜表面の傷

・原因と対策
フローリングの塗膜表面にできてしまう傷は、主に家具を引きずって移動させてしまうことが原因です。家具の脚にカバーなどをつけておくと傷がつくのを防ぐことができます。また日頃から椅子などの移動は、引きずらないように意識して移動させるようにすることも大切です。

フローリング自体につく傷

・原因と対策
フローリング自体についてしまう傷は、うっかり床に物を落としてしまったり、ペットによるひっかき傷によることが原因です。また子供がおもちゃで遊んでいる際についてしまうこともあります。そういったスペースには部分的にラグマットなどを敷いて対策をしておくと良いでしょう。

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監修者:

渡邊 一伸(ナベさん)

大工歴35年。大手ハウスメーカーで2年間現場監督に従事。3000棟以上のリフォーム・住宅修理の工事管理の実績をもつ。阪神淡路大震災においては1年間復興財団に奔走。その後、独立し、会社を10年経営。2016年に1月に株式会社ローカルワークスに入社。