2018年2月14日

畳のある暮らしをあえて選ぶ理由

最近、畳が見直され注目されています。なぜ再評価されているのか?畳の持つ効果などと合わせてご紹介しています。

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畳とは...

最近は和室のない家が増えてきましたが、畳のよさを見なおそうとしている人たちも増えてきました。 日本の西洋化が進みすぎた反動により日本の文化が見直され、日本の伝統でもある畳も注目されるようになっています。

そのうえ畳は非常に優れた床材であることが科学的にも証明されたこと、デザイン性の高い畳が販売されたことで 「あえて」畳を選ぶ理由ができたのです。畳がいま注目されているそのわけを、もう少し詳しくご紹介します。

畳の持つ効果

畳にはさまざまな効果があることがわかっています。和室に入ると気持ちが落ち着く理由も畳の持つ効果のよるものです。 畳がいかに優れた床材であるかを紹介します。

効果1. 鎮静効果

畳には空気をきれいにする効果とアロマテラピー効果が備わっています。 畳のい草は二酸化窒素やホルムアルデヒドなどの人体に有害な物質を吸収し、 い草の香りにはバニラエッセンスと同じバニリンという成分が含まれています。 畳にはちょっとした空気清浄機のような機能がそなわっています。

効果2. 吸音効果

フローリングとくらべて音や振動を2倍近くも吸収する効果が畳にはあります。 弾性力もあり、転んでもケガをしにくいため、畳の上は子どもが遊ぶのに最適な空間といえるでしょう。

効果3. 保温・断熱効果

畳の材料であるい草は断面がスポンジ形状で、その中には空気を含んでいます。 この空気が保温・断熱効果を生みます。

畳の上は冬は暖かくなり、夏は冷たく感じるのはこのためです。 畳を使うことでエアコンの使用が減り、電気代を節約することができます。

効果4. 吸放湿効果

畳1枚あたり、約500mlの水分を吸収することができます。 湿度が高いときは水分を吸収し、乾燥しているときは畳内の水分が放出されるため、部屋の湿度を快適な状態に保つ効果があります。

デザインとしての畳の再評価

最近流行りの縁のない畳は「和室」の古臭いという印象を和らげることができ、洋風の家具にも合わせやすいという特徴があります。 琉球畳であれば半畳が基本ですから、市松模様のデザインを楽しめます。モダンでありながら和のテイストを残せることが人気の秘密です。

断捨離ブームも和室の再考につながっています。 洋室は家具がないとがらんとして寂しくなりますが、畳のある和室は「物を置かないこと」で空間の美しさを演出することができます。 日本人らしい物が少ない生活を取り戻したことで、シンプルな空間としての和室が評価されています。

実は海外でもアニメ好きの外国人が日本のアニメを見た影響で畳を購入し、自宅に敷き詰めている人たちもいます。 アメリカのamazon.comでも畳の購入ができるほど、畳は世界でもポピュラーな存在になりつつあります。

畳のお手入れ方法

非常に優れた機能を持つ畳ですが、その効果を維持するためには日頃からの手入れが重要になります。 高級な畳であれば、正しい手入れを継続的に行うことで味が出てきます。毎日のお手入れで、清々しさを持続させましょう。

畳は乾拭きが基本です。まずは畳のホコリを取り除きましょう。 畳を傷めないためには掃除機よりも箒、それも棕櫚の箒がおすすめです。 掃除機を使うときは畳の目にそってかけましょう。その後乾いた雑巾で拭いてください。 濡れた雑巾を使いたくなりますが、濡れた雑巾を使うと畳の光沢が失われてしまいます。

天気がいい日は風を通すことで畳が新鮮な空気を吸える環境を整えてください。 ただし直射日光は色あせの原因になりますので、できるかぎり日光には当てないようにしてください。

年に2回、春と秋の天気のいいときに畳を干すことで、畳を長持ちさせることができます。 表面は日光に当てず裏面を日光に向けて4〜5時間干せば完了です。 畳を取り出すときにどの畳がどの向きにおいてあったか印を付けておかないと、畳が入らないこともあるので気をつけましょう。

畳とフローリング比較

リフォームをするときに和室を洋室に替える人もいれば、反対に洋室を和室に替える人もいます。 畳とフローリングにはそれぞれのメリットとデメリットがあります。それぞれの特徴を活かして、自分のスタイルに合った床材を選びましょう。

比較1. お手入れのしやすさ対決

フローリングと畳で比較した場合、お手入れをしやすいのは圧倒的にフローリングです。 どちらも掃除機をかければ見た目はきれいになります。 ただし畳は内部にダニが住み着くこともありますし、カビが発生することもあります。 アレルギー持ちの人にとっても掃除をしやすいフローリングのほうがおすすめです。

比較2. 居心地のよさ対決

フローリングは基本的に「硬い」床になります。そのまま座ったり、布団を直に敷くと体が痛くなることがあります。 それに比べて畳はそのまま寝っ転がれる柔軟性があります。肌触り温かみ、そして日本人がくつろいだ気分になれるのも畳です。

比較3. 耐久性対決

畳は3〜4年で裏返し、5〜7年で表替えをしますが、メンテナンスをしっかりしていれば20年〜30年は新調する必要がありません。 フローリングは10年〜15年が張替えの目安です。こまめなメンテナンスで長持ちするのが畳で、手をかけずにそこそこ保つフローリングです。 メンテナンスを楽しめる人には畳、あまり手を掛けたくない人にはフローリングが向いています。

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