2017年2月7日

太陽光発電の導入前に最低限知っておきたい基礎知識とは

省エネやエコといった観点から、太陽光発電の導入を検討する方もいらっしゃるかと思います。そこで太陽光発電を導入する際に知っておきたい、太陽光発電のしくみや選び方、太陽光発電のメリットやデメリットについてご紹介します。

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太陽光発電の仕組み

太陽光発電を導入する際に知っておきたいのが、太陽光発電の仕組みなのではないでしょうか。
発電のしくみを知っておくと、太陽光発電を導入する際にも役立ちます。

太陽電池で電気をつくる

太陽光発電は太陽の光エネルギーを吸収し、電力に変換することができる太陽電池を使用して各家庭に必要な電気をつくり出す発電システムです。太陽電池に太陽の光エネルギーが当たると「光起電力効果:ひかりきでんりょくこうか」と呼ばれる現象が起こります。これは太陽電池を構成している半導体に電子が発生し、その電子が半導体に引き寄せられることにより電気がつくられるしくみになっています。

ソーラーパネルの構造

太陽電池の基本単位となる「セル」、セルを板状につないで組み合わせ、必要な電流と電圧を確保したものを「モジュール」といいます。モジュールは屋外の環境に適応できるように強化ガラスや樹脂、フィルムで覆われてアルミ枠などで強化されます。そしてこのモジュールが充分な発電力と電力量を確保できるように、複数のモジュールを組み合わせたものが「ソーラーパネル(アレイ)」となります。

このソーラーパネル(アレイ)を一般家庭の屋根に設置することにより、太陽光エネルギーから電気をつくり出すことができる太陽光発電システムが完成します。

太陽光発電の選び方

太陽光発電を導入する際には、様々なメーカーの中から太陽光発電を選ぶことになりますが、どの太陽光発電を選んだら良いのかということで悩む方も多いようです。太陽光発電を上手に選ぶためには、業者任せにするのではなく、ある程度の知識は持っておく必要があります。

モジュール変換効率とKw単価について知っておく

「モジュール変換効率」とはモジュール1平方メートルあたりの発電量のことで、太陽光エネルギーを電気へ変換するときの変換割合になります。変換効率が高いとモジュール1平方メートルあたりの発電量が多く、効率的・効果的により多くの発電をすることができます。そのため、屋根のスペースが狭い場合でも少ないモジュールで充分な電気をつくることが可能になります。

また「Kw単価」は、太陽光発電システムの価値や性能を比較する際に知っておくと役に立ちます。Kw単価は、太陽光発電システム設置にかかるすべての金額をそのシステムの発電量(Kw)で割って算出することができます。

各メーカーによって取り扱う太陽電池の種類が違う

太陽電池の主流はシリコン系になりますが、シリコン系はさらに「単結晶」や「多結晶」、「HIT」と言われるものに分かれます。それぞれ変換効率や価格が異なり、各メーカーによって取り扱っている種類も異なります。太陽電池の長所や短所などを考慮して選ぶことが必要になるでしょう。

住宅の屋根に合ったソーラーパネルを選ぶ

住宅の屋根の形状によっては、長方形の他に多角形や小型のソーラーパネルを設置して屋根のデットスペースを有効に活用することが必要になる場合があります。また架台を使用しない瓦一体型を取り扱うメーカーもあります。

地域によっては耐久性や強度があるものを選ぶ

沿岸地域や積雪の多い地域では、「塩害対策」や「積雪対策」に優れているソーラーパネルを選ぶようにしましょう。ただし、メーカーによっては、取り扱っていないものもあるので確認しておきましょう。

太陽電池や周辺機器の保証・アフターサービスを確認する

ソーラーパネルは屋根に設置されているので自然災害や環境の影響を受けやすくなります。そのため各メーカーではソーラーパネルの出力保証や周辺機器の保証、また自然災害による保証などを設けています。保証対象や保証内容、アフターサービスは各メーカーによって異なるので事前に確認しておきましょう。

太陽光発電のメリット・デメリット

太陽光発電を導入するとどのようなメリットが得られるのでしょうか。また気になるデメリットについてもご紹介します。

太陽光発電のメリット

太陽光発電のメリットは、やはり自宅で電気をつくることができるということです。そして電気をつくる際には二酸化炭素を排出しないので、環境にも優しく自然エネルギーを利用したエコな発電システムだということが言えます。 また日々の電気料を削減することができ、余った電力は電力会社に売電することもできます。蓄電池式のものであれば、蓄電も可能なので停電時にも困らずに済みます。

太陽光発電のデメリット

太陽光発電の最大のデメリットは、ソーラーパネルそのものの価格が高額なので、設置導入にかかる費用が高額になってしまうということです。そして天候によって発電量に大きな差が出てしまうことや、発電は昼間の太陽の出ている(晴れている)時間帯だけになってしまうということが挙げられます。また屋根に負荷がかかってしまうので、地震が起きた際のリスクが大きくなってしまいます。

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