2018年2月6日

換気扇クリーニングを自分でするコツ

自分で換気扇の部品を外して綺麗にクリーニングするためのコツや便利なグッズをご紹介します。

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失敗しない換気扇クリーニングのコツ

換気扇を徹底的にキレイにしようと張り切って部品を外してみたのはいいけれど、汚れが全然取れない、取った汚れがキッチンの他の部分についてしまったなど、せっかくの苦労を水の泡にしないためにも、自分で部品を外して換気扇クリーニングをする場合のツボを押さえておきましょう。

十分なつけ置きで時短・省力

水につけられないもの、取り外しができないものには、洗剤の原液を汚れにつけてキッチンペーパーやラップで湿布する方法があります。 つきおきと同様、油汚れをあたためてゆるませることができます。

シンクを利用した換気扇部品のつけおき

取り外しができるものはつけおきが効果抜群です。

  1. 布を敷きます。タオルの役割は、シンクの傷防止、湯の温度キープ、部品の安定です。
  2. その上にゴミ袋を置いて、外した部品を入れます。
  3. 部品がつかるようにたっぷりのお湯を入れます。お湯の温度は45度から50度くらい。ヤケドしない範囲で極力熱い温度が理想です。
  4. 洗剤を入れます。重層ならカップ1杯くらい、換気扇用洗剤なら20プッシュくらいの多めの量を目安に。
  5. ビニール袋の口を閉じて15分~20分ほど放置
  6. 外から見て汚れが浮いているようならつけ置き完了です。スポンジや古歯ブラシなどで汚れを落としましょう。あっけないほど軽い力で落ちていきます。
  7. ビニール袋の中で汚れを落とした後、小さな穴をあけてお湯を捨てればシンクに汚れが移るのが防げます。

油汚れがゆるむ時期が換気扇掃除に最適

取り外しができるものはつけおきが効果抜群です。 換気扇掃除イコール年末の大掃除になりがちですが、冬は水を使うのがつらいし、何より油汚れが寒さで固まってしまうので換気扇掃除に適していない季節です。

つけ置きのお湯も冷めやすく洗剤の効果が十分に発揮されません。 ですから、換気扇掃除のベストシーズンはです。夏に換気扇の力が最大限に発揮されれば、排煙の力も高くなってキッチンの温度上昇も多少は抑えられます

換気扇クリーニングに使える洗剤・食品

換気扇用洗剤

食器などの油汚れを落とす食器洗剤は主成分に界面活性剤が使われています。 この界面活性剤は換気扇についた時間がたってベトベドの汚れには通用しません。 換気扇やレンジ周りの専用洗剤にはこのベトベトの油汚れを溶かすはたらきがある溶材やアルカリ成分が含まれています。

重層・セスキ炭酸ソーダ

アルカリの油汚れを落とす力を利用した方法です。 アルカリの強度を示す水溶性のPHは重曹が8.4、セスキ炭酸ソーダが9.8で、セスキ炭酸ソーダの方が油汚れは落ちやすく水に溶けやすくなっていますので、つけ置き洗いも適しています。 しかしアルカリが強いということは手の油分も落としてしまうので、作業をする際にはゴム手袋をつけるか、手についてしまった場合はすぐに洗い流しましょう。

小麦粉

小麦粉に油汚れを吸着させて落とします。汚れの上に小麦粉をふりかけて30分ほど時間をおいたら、ゴム手袋をした手でこすり落とします。 汚れた小麦粉を捨てたらお湯で洗い流します。 シンクが狭かったりつけ置きする場所がない場合に使える方法です。 細かい部品は隙間に小麦粉が入り込んでしまうので、あまり適していません。

使用済み食用油

油で油汚れをなじませて落とすオイルクレンジングの原理で油汚れを落とします。 汚れに塗り広げてから30分ほどおきます。このときなるべく温度の高い場所に置いておくのがポイントです。 汚れがなじんだあと、熱いお湯につけると良く落ちますし最後のすすぎがラクです。 汚れが浮いてきたら雑巾やボロ布などでふき取って、残った油分は食器用洗剤で落とします。

洗濯石けん・粉石けん

石けんの主成分は脂肪酸ナトリウムです。 脂肪酸が油汚れにくっついて、ナトリウム部分が水に溶けて汚れをはがすというのが石けんが汚れを落とすしくみです。

最近は「プリン状石けん」とか「トロトロ石けん」とか「ゼリー状石けん」といわれる粘度のある石けん水が効果的だとテレビやネットでも取り上げられています。 粉せっけん40~50gをお風呂の温度くらいのぬるま湯500ccで溶かして冷めるまで放置しておけばプリン状石けんが出来上がります。これを汚れに塗り付けて使用します。

粉石けんは溶けやすいのでつけ置き洗いにも適しています。 その際は石けんを液をよく泡立ててから部品をつけると、油汚れを包み込んで落とす石けんの力がより発揮されます。 汚れが浮いてきたら洗い流します。洗い流した排水が一番ベトベトしないのが石けんです。

換気扇クリーニングの便利道具

ゴミ袋

つけ置きの際45リットルの家庭ごみ用のゴミ袋をシンクやバケツに敷いておきます。 これで汚れがシンクやバケツに移るのを防げます。

段ボール

つけ置きをしたいけれどシンクが狭いとき、段ボールにゴミ袋を仕込んでバケツ代わりにします。 あらかじめ段ポールの下の隅を切っておくと、水を流す時に隅からはみ出したビニールを切れば水が流せます。

アクリルタワシ

アクリル100%の毛糸をミット状に編んだもの。100円ショップやホームセンターにも売っていますし、自分で編んで作ることもできます。 小回りが利いて換気扇の部品に傷がつきにくい優れものです。

歯ブラシ

細かい部分を洗うのに便利です。毛の長さを半分にしておくと力が入れやすくなります。

軍手とゴム手袋の二重履き

部品を外す時にケガ防止用に軍手をしますが、その下にゴム手袋をつけておきましょう。 軍手の繊維から汚れが入り込んで手に着くのを防げます。 こすり洗いの際も軍手で細かい汚れにアプローチができます。

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