アーキフィールドとは
アーキフィールドとは、カーポートやガレージと似た駐車スペースのことです。
駐車スペースの中での位置付けとしては、カーポートとガレージの中間として扱われることが多いです。
ここでは、アーキフィールド型カースペースの特徴や、メリット・デメリットをカーポートと比較しながらご紹介します。
アーキフィールドの特徴・メリット
アーキフィールドのメリットは、主に以下の3つです。
- 安定感がある
- 複数の車を並列駐車することができる
- 雨風から車を守る
カーポートは片側のみ柱で支えられているのに対し、アーキフィールドは両側から包むように支えられています。
両側の柱で支えられていることにより、震災や悪天候の際にも安定感を保つことができ、安心して車を停めておくことができます。
二つ目のメリットは、複数の車を並列で駐車することができる点です。
カーポートは片側から柱で支えられているので、屋根を広く作ることができません。 複数の車を停めたいのであれば、縦列駐車で2台停めることになります。 しかし、縦方向に車を停めてしまうと、奥に駐車されている車の出入りの度に手前の車も移動させる必要が出てきます。
それに対してアーキフィールドは両側が柱で支えられているので、並列で駐車が可能となります。 また、空間が広いため、車を横につける形でも駐車することができ、荷物の積み下ろしなども簡単に行えます。
将来車を複数所有する予定がある、または既に何台か車を所有していて敷地内に余裕があるのであれば、アーキフィールド型のカースペースへリフォームしてみてはいかがでしょうか。
三つ目のメリットは、雨風から車を守ることができる点です。
カーポートもある程度は雨風を防ぐことができますが、強風が吹き荒れる横殴りの雨などにはどうしても弱いです。
アーキフィールドはフラットで大きな屋根とサイドに設けられた壁で、車をしっかり守ってくれます。
雨の日の大きな荷物の出し入れにも、傘をささずに余裕を持って車から乗り降りすることが可能です。
アーキフィールド型門扉のデメリット
カーポートよりも丈夫な作りで使い勝手の良いアーキフィールドですが、設置が向かない地域もあります。 ある程度丈夫とは言え、重みには弱いため雪深い地域での設置には向きません。
カーポートの場合、雪が降り積もる日でも、湾曲した屋根からある程度は雪が滑り落ちてくれます。 しかし、アーキフィールドのフラットな屋根には雪が滑り落ちずに積もってしまいます。 ご自身で雪かきをする必要があるのですが、かなり面倒な大きな作業になります。
面倒だからと放置してしまうと、最悪の場合は屋根が雪の重みに耐えきれず、倒壊してしまう恐れもあります。
ご自身のお住いの地域にとって、アーキフィールドが適切かどうかをよく考えた上でご検討しましょう。
アーキフィールド型門扉の価格
アーキフィールド型カースペースは、いくつかのエクステリアメーカーから販売されています。 ここでは、LIXILの商品を基に価格をご紹介します。
LIXILアーキフィールドの価格
出典:lixil.co.jp
・価格
￥831,900～
引用元:lixil.co.jp
叶えたいのは、もうひとつリビングを持つという贅沢
引用元:lixil.co.jp
LIXILのアーキフィールドには、駐車スペース内をリビングのようなゆとりのある空間にするための工夫がされています。 通常の屋根のように下から支えるのではなく、上から吊り上げることで、圧迫感を払拭します。 また、サイドパネルを柱の内側に設置することで、空間との一体感を高めています。
設置の際の注意点
アーキフィールドを設置する時に最も注意するべき点は、必要なサイズをきちんと把握することです。
そもそも設置するための敷地を確保できるかという点も確認しておきましょう。
車を2台駐車するのであれば、車の横幅の合計に加えて3～5mほどは余裕を持ってサイズを取ることがおすすめです。
車のサイズギリギリの幅で設置してしまうと、車の出し入れも難しく、出入りの際も苦労します。
アーキフィールドならではのゆとりを活かすためにも、少し広めに考えておきましょう。
まとめ
アーキフィールドはカーポートとは違い、並列駐車で車を停めておける点が最大の魅力です。 駐車スペースとしてはもちろんですが、外に設置する設備にも関わらず、まるでリビングにいるかのようなゆとりのある空間を手に入れることができます。
車を複数所有する予定があり、空間としての魅力も求める方は、ぜひ設置を検討してみてください。
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